家にある家内専用車?であるダイハツタント(L350S)ですが、この車のロッカーカバーって欠陥製品。
まじでどうしょ~も無くて、交換しようとすると3万円近いお金をボッタクラレル。
このカバーの欠陥箇所は二カ所あり、これによってオイルがダダ漏れとなって、走行中にどんどんと漏れ、オイル交換時には
Lowラインを割ったりもする。
ちなみにターボ車なので家では3000Kmに一回オイルを交換してします。
下手すりゃ~廃車になりかねないんですよね。
欠陥の一つ目は、 プラグホールとロッカーカバーの間の隙間を埋めるパッキン。
こんな物、普通の車メーカなら、一つ数百円で交換部品として普通に販売している。
ところがこのダイハツ君は、それが設定として無いわけで、 故に数百円では無くてカバーそっくり交換=三万円という金額に化ける。
次の欠陥は、 このロッカーカバーのボトムパッキンで、シリンダーヘッドにカバーを載せるときにオイル漏れを防ぐための物。
ところがね、これが”バカ”そのものとしか思えない代物でして、交換の為に取寄せた新品は、元々入っていたパッキンに比べて極端に幅が狭く、
大体1/2ていど。
その為にはめ込み溝に入れるとガタガタ。
裏返すとパッキンがポロポロ落ちるので、一応液体パッキンで仮止めして作業するわけですが、結局はそのガタのせいで、パッキンが斜めになってしまい。
まったく密封が保てないという碌でもない代物なんです。
ちなみに、このダイハツ車の欠陥というのはそこいら中にあり、他の例を挙げると、タイミングベルト交換時に、テンションを適切に取るための
スプリングが付いてない。
たかが原価数十円程度の物を、コストダウンの名の下に取り付けて出荷していないわけだ。 バカだよね~
他には、中期タントのエンジンのピルトンリングの欠陥で、これによりシリンダー内部が異常摩耗してオイルだだ喰い、ろくに乗りもしないのに
車がお亡くなりになる。
こんなの一部だけで、他にもメッチャある。
まあ、そんあな盛大な欠陥車なわけですが、これはHONDAのN-BOXと酷さという点では大関同士の取り組みたいな物ですけど、
整備に詳しくない女性をターゲットにしているので、ディーラーにうまく言いくるめられて、そのまま素直に買い換えたりするんだろうね・・・・・
と、ひねくれ者の僕としては、そんな企業戦略????には一切乗らないので、なんとかします。 多分(笑)
しかし・・・・・やっと来た感じの春ですが、5月並みの陽気で、本当に気持ちが良い。
ボンネットを開けて、インタークーラーなどを取り外し、他の余計な部品を取り外します。
ハイこれが、オイル漏れ。
カムギアのドライブ機構がカバー内部の真横にあるので、どうしてもオイルの跳ねが多い部分。
漏れ自体は、ジクジクと漏れてきて、 それがエンジンブロックを伝ってオイルパンまで降りてくる。
で、停車しているときにぽたりぽたりと下に漏れる。
早速ロッカーカバーを外します。 パッキンが溝の中でうねっています。
欠陥はこれ。
赤ラインが溝の幅、 緑がパッキンの厚さ。
ご覧の通りガタガタ、それゆえ溝の内部で波打ってるし、斜めになって変形しているが判りになられますでしょうか?
これが全周にあり、 交換してもしなくてもダダ漏れする原因になるんです。
本来、パッキンはこの溝の縁部分より、適度に高さが取られていて、それがシリンダーヘッドに適度な圧力で押しつけられて潰れて密封性を保つ。
ところが溝がガタガタなので、適度に潰れるのでは無くて、斜めになってしまうんです。
当然密封を生み出すことなんか出来ません。
原価100円もしないであろうこんなパッキン、なんでこんないい加減な設計するのかがまったくもって自分には判りません。
参考までに、これに交換した、その前の”最初”に入っていたパッキンは、きっちり溝に入る幅でした。
メーカーが意図的やっているとしか思えないんですね、僕には。
多分3万円で新品のロッカーカバーを買うとしっかりとしたパッキンが取り付けられているはずです。
シリンダーブロックの写真ですが、 以前の修理の際に塗布した液体パッキンがこびり付いているので、これを全部剥がします。
赤矢印がオイルダダ漏れのあったところで、この部分を含めて水色→部分にたっぷりとシリコンシーラントを塗ります。
本来はうっすら塗るはずなのですが、どうせまた漏れることは100%確実なので、できる限りたっぷり塗布。
これって修理としては、本来はやってはいけない方法なんです。
しかも本来塗布するはずの液体パッキンを今回は使用せずに、普通のシリコンシーラント。
すでに20万キロを超えている車ですので、次のパッキン交換は無いものとして考えていることもあります。
欠陥ロッカーカバーをガソリンで洗い、脱脂して、溝を清掃、 パッキンも綺麗にして溝に取り付け。
どうせ斜めになるので、強引にシリコンシーラントを塗布。
パッキンを溝に押し込み、その際に出てくるシーラントを適度に拭き取り。
赤→部分には、プラグホールとの隙間を埋めるためのパッキンがあり、密封しているはずなのですが、この部品が修理品部品として出ませんので
これもシリコンを適度に塗り塗り。
本当に糞製品です。
カバーを載せて周辺ボルトを締めます。 かなり多めに塗っているので、シリコンがカバーの内部と外に出ているのは間違いありませんが、
そのまま固形化するので、特に気にもしません。
万が一剥がれて何か問題が起きても? 20万キロですから(爆笑)
緑矢印がプラグホールの筒、赤矢印が本来のパッキンが入る部分で、黄色矢印の様に隙間が空きます。
なので、これを強引にシリコンシーラントで埋める。
ちなみに、前回の修理の時にこの方法にて一切のオイルもれは無く、今回も同じ方法です。
そんなわけで、シリコンが固まるまではこれ以上の作業が出来ませんので、 明日のお昼ころにでも残りの作業をします。
で1時間ほどでしたから、残りの時間は オイル交換。
そしてタイヤをスタッドレスからノーマルタイヤ(新品)に交換。
お昼には全作業が終了。
あとはお気楽タイム。 日曜日ですので。