夜中のニュースで福祉の削減を閣議で了承したとかなんとか聞いた。福祉を削るような国家は先がないね、もっとも国会議員たちには痛くも痒くもないからね。国民の辛さは分からないんだよ。国民もバカだよ、そういう議員達を選んでいるんだから。なんて言ってたら、今日は親殺しの裁判の判決の日で、テレビで取り上げられていた。
事件のあらましはこうだ。認知症の母親を抱え、介護のために失業し、失業手当を貰っていたが、手当ての切れる前に役所に相談に行ったら、失業手当が出ているから生活保護は受けられないといわれた。失業保険が終われば、生活保護は受けられるという言葉がなかったため、もうこれ以上親の世話は出来ない。彼は親と心中するために親を殺した。
判決は2年6ケ月の有罪判決。ただし執行猶予が3年ついた。そして裁判長から、もう自分をあやめるようなことはしないでください。親の分まで生きてください、という言葉があった。
悲しいけど、こういう例は増えていくだろうな。福祉とは何なのだ。だれのためにあるのだ。