昨日、アフガニスタンで拉致されたペシャワール会のメンバーのその後の消息がわからず案じていた。ペシャワール会の仕事はよく知っている。今朝は早めに出かけてしまったので、帰ってチャンネルを回すと、ペシャワールの拉致された伊藤さんが遺体で見つかった、というニュースが飛び込んできた。とたんに涙があふれた。どうして、どうして。
はじめ拉致したのはタリバンだという報道をしていたが、ペシャワール会の中村さんはタリバンを非難したことはない。なら、人質を殺すことはないだろうと思っていた。
ペシャワール会は医療活動だけではなく、住民たちが自立できるように、潅漑用水をつくり、農業を育てている。伊藤さんはその農業の一人者だったはずだ。こういう人たちをアフガン人が憎むわけはないと信じていた。だからなおのこと、涙があふれたのだ。悔しい、もったいない。アフガンにとっても、大きな損失だ。