東京へ行ってきた。
昨日本焼きをした。灯油に水が入っていたらしく、いつものようにしたにもかかわらず温度があがらず、焼き上がりに12時間以上かけてしまった。火をつけるのは私が行ってつけはしたが、後はPapasanに指示してやってもらった。私なら火の色で温度が分かるんだが。
10時過ぎに家を出たのだが、道路がすいていて、日本橋まですいすいと行けた。月曜日だから混んでいると覚悟していたのだが。高島屋に前もって、車椅子があるかどうか尋ねて置いたので、今日は松葉杖しかもって行かなかった。足を痛い。つき方が悪いと飛び上がるように痛い。
議事堂前を通るとき、沿道に英国国旗が飾られているのを見た。そういえば、チャールズ皇太子とカミラ夫人が来日すると新聞で読んだっけ。
いつもは八重洲の地下駐車場に入れて歩くのだが、それができないので、高島屋の屋上の駐車場に入れた。屋上に着くと係りが車椅子を持ってきてくれた。屋上はかなりの人がいる。子どもが小さいとき以来屋上にあがることはなかったから、こんなに人がいるとは思わなかった。屋上庭園もできているし、のんびりするにはいいかもしれない。エレベーターに乗ろうと屋内に入ろうとしたが段差がある。探すと一ケ所、バリアフリーのところがあった。そちらへ動こうとしたとき、近くにいた人が「お手伝いしましょうか」と声をかけてくれた。「ありがとうございます、でもあちらから入れそうですから、そちらにまいります」と礼を言った。エレベーターは混んでいる。テレビで見たのだが、美智子皇后と家族の写真展が行われていて、今日最終日だったのを思い出した。そのせいか、館内はすこぶる混んでいた。展示会場は8階なのだが、2階から並んでいると放送していた。エレベーターが止まるたびに並んでいる行列が目に飛び込んでくる。
地下も混んでいた。車椅子で人ごみを掻き分けて通るのはとても神経を使う。まして食品売り場は、物色しながら歩いているので、たいていの人は車椅子には気がつかない。ぶつからないように、ぶつけんないように。
いつものように最後に酒売り場に行った。今日は新潟の極上吉乃川。「野村さんは?」と聞くと、体調を崩して休んでいる、いつ出てこられるか分からないということだった。この前、手術をして長らく休んでいたが、ひとえに早い復帰を願うのみ。来週は八潮だということだが、来週は来られないなぁ。食事をしようとしたが、どこも混んでいるし、車椅子で邪魔になってもいけないと屋上で、スープとなんていうんだろう、パンにハムとトマトとサラダ菜がはさんであり、それを温めたものをとった。私にはこういうものはどうも。
トイレを探していくと、坂があった。上ろうとしたが、急なので上れない。すると近くにいた女性が押してくれた。「東京の人って、親切だなぁ」トイレはあったが、通路が狭くて車椅子がトイレの前までいけない。通路に車椅子を置きっぱなして、ケンケンしながらトイレに入った。足がずきんと痛んだ。そうだな、思い出してみると、旧館だからか、地下も一階もトイレは段差があったように思う。
銀座を通って大森へ向かった。銀座も人であふれている。いつも上野や秋葉原を通るたびに人が多いと思っていたが、いえいえ、東京は人が多いなぁ。東名にはいるとほっとするよ。小田厚に入るともっとほっとする。