9月だったか、新日曜美術館のアートシーンで、水戸芸術館でジュリアン・オピ-展が開かれていることが紹介されていた。ジュリアン・オピー、知らない画家だ。と、「日本八景」と浮世絵のような作品のひとつに「真鶴半島の上の月」というのが紹介された。真鶴半島という言葉にひっかかった。
対の縦長の画面に暗い夜の水面に漂う光。そしてにじんだような丸い月。静かな、しかし美しい作品だ。
ネットをみると、この日本八景は賞賛されている。へ~、真鶴半島を取り上げてくれた実物の絵を見たいものだ。水戸へ行ってこよう。芸術館は知っているから。知人たちにも表敬訪問してこよう、なんて計画をした。
ところが骨折騒ぎで、水戸は忘れられてしまった。思い出して芸術館のHPをみると、オピー展は10月5日で終了したと載っていた。しまった。
このオピーの絵、どこが所有しているんだろう。
註:写真は国立近代博物館の表紙から借りてきたもの。
聞いた話だが、この絵、動画になっていて、波の音が聞こえたり、機体が夜空を横切ったりするのだそうだ。なるほど、新しい試みが取り入れているんだ。やはり実物をみてみたいものだなぁ。