正月はテレビばかり見ていた。チャンネルをやたらと回し、あっちみこっち見ていたから、どこで何をやっていたのか覚えていない。そのなかでラトル指揮のベルリン・フィルと内田光子が演奏する、モーツァルトのピアノコンチェルト20番を聴いた。内田の演奏は情感たっぷりの演奏だった。うん、こういうモーツァルトもいいな。そこでamazonを調べると、ベルリン・フィルとのものはなかったが、テイト指揮のイギリス室内管弦楽団との共演で、彼女のモーツァルトのコンチェルトのCDが全曲(27曲) 出ているのを見つけた。しかも1枚1000円とお手頃。そこで試聴もかねて21,23、と20,24録音の2枚を買った。悪くないと、22,26、と25,27を追加して買った。で、4日から毎日、モーツァルト漬になっている。
モーツァルトのコンチェルトもかなり持ってはいるのだが、古くはヘブラーとか、アシュケナージ、最近はピリスとか外国人演奏家のものばかり。日本人ピアニストのCDははじめて。
次から次へとかけているので、こんがらがった。スライド作品「食べる」に使っているのだが、勘違いしていたら、なんと27番だった。最後のピアノ・コンチェルト。「食べる」にはふさわしかったのだ。第二楽章など、聴いているとぐっとくる。