Cogito

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ニワトリあれこれ

2011-07-29 14:14:44 | 動物記

ウチのニワトリたちは外より家の中が好きである。小屋が家の中にあるからニワトリたちには当然のことなのだろう。「お前たちは庭鶏なんだぞ、家鶏ではないぞ」と怒鳴っているが、言ってみたところではじまらない。

                                                          

総勢12羽。集まると壮観である。リーダーはアローカナの交配種であるアルファ。その座を追い払おうと争いを持ちかけているのがアルファとチャボオバサンとの雑種、エンデ、だから体はチャボ並みだ。でも喧嘩は強そう。ニワトリ並みの大きさのは3羽。アルファ、ペンタ、ピコ、これは卵屋さんの卵をオバサンが孵化したものである。後はオバサンの卵。ヤングママのトキとロッソが孵した4羽以外は全部このオバサンが孵したものである。

                                                           

P1010471_2

↑左からウノ、ドス、顔の黒いのがトレス、右クアトロ。                                                        

                                                                                                                                                      

ヤングママが置き去りにしたウノ、ドス、トレス、クアトロは親離れでき、いつも4羽いっしょに行動している。ウノとドスが孵ったのは5月31日。2ケ月になる。いろんな血が混じっているらしくウノは灰色、ドスは白だが、二羽ともダチョウみたいに羽がもこもこしている。チャボの卵だから小さい。家の中をすっ飛び歩いている。「お前たち、食用鶏だったら、50日で殺されちゃったんだぞ。外の世界も、恋も知らず、食べて太っての50日なんだぞ」

                                                                                                                                                      

ブロイラーという品種の鶏はいないが、一般にブロイラーに供される食用鶏は、孵化して50日の命。年間国産だけで6億羽の鶏が殺されている。輸入品は含まれない。食肉用鶏は4週で2.8kgに成長する。3kg以下で出荷。歩留まり2.1kg。ヒナから成鶏になるまでの生存率は97%、死亡率は低い。食べられるためにのみ生きている、そのために改良された、まさにニワトリ哀歌である。いや牛も豚も鶏も馬も、経済動物といわれるものはほぼ同様の一生である。一方、私たち、食べる方は、命を頂いているという意識はゼロに近い。            

                                                          

ついでに卵用鶏は孵化後、6ケ月で必ず卵を産みはじめ、丸2年を待たずに廃棄される。これはもったいないが、人間用の食肉にはしない。聞くところによると、廃棄の方が経済的なのだそうだ???

                                                         

トレスとクアトロもややもこもこ羽。6月9日孵化。でも大きさはウノとドスよりひとまわりし小さい。大鶏たちにいじめられるので、いつも4羽かたまっている。                       

                                                         

P1010474                              

6月23日、最後に孵ったオバサンの子、シンコ ♀みたいだ。オバサンも子離れした。ところがシンコ、親離れ出来ないらしく、昨日から人間にくっつき始め、人間のそばを離れない。なんと抱っこして寝る。子猫みたいだ。座っていることが多いのでPapasanにくっつけた。Papasanがちょっと離れてもピーピーなく。

親がいなくて人間が育てたのなら話は分かるが、子離れまで親に、感心させられるほど、実に面倒見よく育ててもらったヒナが、しかも親にくっついていたときは人間との接点はなかったのに、もちろんそうとはいえ人間になつくのは珍しくはないが、人間に育ててもらったかのように人間子になるのは異例である。寝かせるために籠に入れ、カバーをかぶせたのだが、ピーピーうるさいので、Papasanが行って、頭を撫ぜたらおとなしくなった。なんだ、これ。変なの?今は甘やかせているがこの後どうしたものか、思案にくれている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする