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道祖神

2019-01-13 22:38:48 | 日記
太鼓の音が聞こえていたんで、小正月、どんど焼き、成人式のため?と聞くと、道祖神のお祭りだということだった。
湯河原新聞を見ると、14日、道祖神の祭りがおこなわれる。満艦飾に飾られた山車が町を練り歩くとあった。
見出しは「子どもの神様 道祖神祭り」
はて、道祖神は子供の神様だったっけ。

以前、道祖神を調べたとき、道祖神は集落の境にあり、邪悪なものが入って来ないように集落(村や町)を守る結界だと書いてあった、と覚えている。
要するに集落を守っている神様だ。日本には、八百万の神がいたんだから、神様もそれぞれの役割を担ってくれていたのだろう。
もともとは中国の「道祖」と日本の民間信仰の「みちの神」が結びついて生まれたものだとも。ここらへんでは「サイの神さん」ともいう。
記憶に間違いはなかったが、その後道祖神にはいろいろな役割が与えられたらしい。でも子供に限った説はない。

道祖神の残っている数が多いところは安曇野だそうだ。そういえばわさび園の周りにもたくさんあった。あそこのは二人連れの道祖神が多かったように覚えている。
ずっと以前、名古屋在中の人から、真鶴の道祖神を調べたいが、資料があったらほしいという申し出が友人を通してあった。
そこで、故湯本先生に聞くと、教育委員会から冊子が出ている、と教えてもらった。さっそく貰ってきて送ってあげたが、自分の分ももらって、読んだ。
写真入りで、どこの場所に、何体あり、大きさもきちんと明記されていた。もちろん全部訪ね歩きはしなかったが、かなりは確認した。

こんな記述を見つけた。
「道祖神を祭神としている神社としては、愛知県名古屋市にある洲崎神社が挙げられる。小正月の道祖神祭礼には、かつて甲斐国(現在の山梨県に相当)で行われていた甲府道祖神祭礼や、
現在も行われている神奈川県真鶴町(道祖神 (真鶴町))、長野県野沢温泉村の道祖神祭り(国の重要無形民俗文化財に指定されている日本三大火祭りのひとつ)などがある。」

もう少し違った真鶴の道祖神の記述を見つけたのだが、あちこち読んでいるうちにどこだかわからなくなってしまったが、
真鶴では村はずれだけではなく、小松石で道祖神が彫られ、海に出る男たちの無事を祈ったというのもあった。
まだ道祖神をなぜ小正月にお祝いするのかは調べていないが、ともかく、1年間、集落(村や町)を守ってくれたことへの感謝なのだろう。
藪入りとの習慣も関係が出てくるかも。民俗学、全然詳しくないんだけど。

どんど焼きは左義長ともいい、古くはお飾りを集めて燃やす、子供の行事だった。子どものころ、兄たちは朝早くから伊豆山の海岸でどんど焼きをしていた。
朝早かったし、海岸だし、男の子のすることだったので、私は行ったことはなかった。どんど焼きを見たのは、真鶴に来てからである。
でも、もう子供の祭りとは言えなくなっていた。多分火を使うので制約が増えたんだろう。
今の小田百のある場所が、丁場のあとを埋め立てて平地だったので、そこでどんど焼きが行われていた。どんど焼きの炎を浴びるといいとか、どんど焼きで焼いたお団子を食べると風邪をひかないと言って、灰だらけのお団子をもらった。どんど焼きが岩に移ってからは行ったことがない。
コメント
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