3日間、連続で議会傍聴をしたら、もちろん家事もこなすから、疲れてブログを書くのが遅れてまった。でもちゃんと書き込むつもりだから、スペースは取っておこう。
3日間、傍聴してまず感じたことは、行政側のお粗末さだ。答弁を聞いているとなってない。聞かれたことにきちんと答えられない。あんな答弁でやり過ごそうなんて、とんでもないことだ。
言って見れば勉強不足、いや課長は仕事なんだから、全体をきちんと把握していなければいけないよ。そして自分の範囲内は何を聞かれても困らないように準備しておかなければいけないよ。ましてこんなに小さい財政。それが課長としても務めだろ、そのために平職員より高い給料をもらっているはずだよ。
ばっかじゃなかろうかと思ったのは、高齢化率。初日、だれの発言だか忘れたが、真鶴町の高齢化率45.1%と言った。で、ノートに45.1%と書いた。その前に、2月現在、41.5%だと聞いたばかりだった。しかし議会での発言の方が正しいかも、とノートしたのだった。2日目の一般質問で黒岩さんが47%と言った。あれ?といささか驚いた。それが、休憩後、黒岩さんが高齢化率を間違えていたので、41.5%に訂正しますという発言があった。やっぱりね、と思ったが、ところが続く一般質問で板垣さんがまたまた高齢化率を45.1%と発言した。さっきの黒岩さんの訂正を聞いていなかったのかな、とも思ったが、それ以前に、なぜ課長が気が付かなかったんだろう。議長が気がついてもいい。課長が黒岩さんの発言で気が付けば、答弁しながら訂正できたはず。まして板垣さんに及んでは何をかいわんやだ。課長たち、それほど余裕がないのかな。あんな答弁しかしてないくせに、と、かぁかぁ怒っていた。議長はまだ慣れていないからだが、古参議員が気がついてもいい。まぁ役人が役人ならチェックできない議員も議員だね。
この程度のことならまだしも、とはいえ、こういった数字が基本になって予算は組まれるのだから、実は数字は大切なんだ。きっとどこか大きなミスがあるはず。ミスを押し通されたら、住民としては怖いねぇ。
今回の一般質問を聞いていたら、グランドデザインの説明会を思い出した。絵空事の、ばかばかしい説明会だったが、今回の質問を聞くと、計画はもうかなり具体化に向けて進んでいるではないか。なんであの時点でそういう説明をしなかったのか。住民をコケにしているみたいだ。
一般会計や他予算は、予算委員会に付託するので委員会の委員は発言できない。天野、黒岩、板垣の3人が代わりばんこに発言。だから細かく聞いてくれてよかった。天野さんが委託金を一つ一つ聞いていたので、よくわかったが、課長たちが町の現状を把握していないのは、あんなに事業委託してしまっているからではないか、と痛感した。丸投げが行政を危うくするかもよ。皆さん、よく考えて!
そういえば、ノートを見ないといつのことかわらないが、天野さんが小中学校について質問した。質問も前回と似ていたが、それに対する答弁が半年ぐらい前の答弁と全く同じだったことがあった。あれから日数も経っているのに、なんの進捗もないのかね、それにしても同じ内容の答弁、前の原稿をそのまま使っているんじゃないかと思ったくらい気になったが、質問者は気が付かなかったようだ。
この間の空き家のアンケートなんてまさにそれ。前の方のブログに書いてある。記事を持ってきた。
「昨日、まちづくり課からアンケートが届いた。なんのアンケートかと開けてみると、空き家のアンケート。
現在の家は空き家ではないし、住んでいるので、答えはほんの5問程度。後は空き家の持ち主に対してのアンケートだ。
ならどうして家にアンケートが届いたんだろう。
近い将来空き家になりそうだから選ばれたのかな、と言いながらも簡単な設問、(持ち家、築何年、年齢、家族、建物の延べ平米)だからさっさと記入し、封をした。
そして宛先を見ると、真鶴町ではなく東京 府中市の国際航業KK 技術本部 社会インフラ部 地域計画グループ 真鶴町アンケート調査係、
「真鶴町空き家実態調査及び対策計画策定業委託事業」となってる。
う~ん?と、ここで引っかかった。
まず、なんでうちが選ばれたんだろう。
役場に電話して聞いてみたが、主体者でないのでわからない状態。協力してくださいしかいえない。
アンケート会社は、高齢者家庭をターゲットにしたのか?
なら質問の方法もあろうというもの。例えば、今お住まいの住宅の将来、どうするのか、と言った設問なら答えられる。
アンケートは空き家の持ち主に対しての設問ばかりなので、空き家を持っていない住民には答えられない。
お宅の周りに空き家はありますか。という設問なら、これは限界集落だと言っているのだから、答えられる。
ご近所だから、現在の空き家の持ち主が、町に在住していないことも知っている。
近くの1軒は廃屋状態。小田原の人だ。一軒は施設に入っている。外観だが、家がどんな様子かも見ている。
町の職員なら現物を見て、情報も得られるだろうが、東京のアンケート会社の机上の人に、そういう情報は入らないだろう。
何のためのアンケートなのかなぁ?何通出したか知らないが、約3000世帯の町、たかがと言えども、もったいない。
この程度なら、こんな小さな町、町がやった方がよほど丁寧な情報が集められると思うんだけどね。
福祉と連携した方がもっと役に立つと思うよ。
まぁ、真剣に空き家対策を考えている、というより、社会問題になっているから町としての、やっています、というパフォーマンスなのかもね。
このごろこういう情報収集専門な会社が出しゃばっている、設問慣れしているから、的確な設問もあるが、地域にそぐわない設問もかなり多い。
国際航業のHPも開けてみた。地域の特性を生かしたまちづくり、なんてキャッチが並んでいる。なるほど、その手のプロ会社なんだ。
とはいえ、役場に物申す。丸投げしてはいけないよ!、さぼってるよ!!、税金の無駄遣いだよ!!!」