今年の沖縄の日は沖縄の人々にとってつらい日となったろう。
今年はもう一つ、奄美群島の人々に沖縄島民がした差別。初めて知った。
奄美群島が鹿児島から分離され、アメリカの占領下におかれ、その実情を知って驚いた。アメリカ軍がとった政策は、私有財産の没収、島同士の行き来の禁止などなど。島同士の行き来が出来なくなり、生活物資に事欠いた。生産物も売れない。島の人々は鹿児島から生活物資を仕入れていた。どの島も貧窮に陥った。やっと島間の航行が許され、沖縄本島の基地建設のために人出が必要になり、島々から沖縄に出稼ぎに行くようになった。差別はこのとき。でも島の人々は差別に苦しみながらも、家族のために、島のために、働いた。奄美諸島が本土復帰するのは沖縄より早い。奄美諸島が本土復帰すると、出稼ぎの島の人々は外国人扱いとなり、就労用パスポートが必要となった。パスポートの入手も大変だったようだ。
今年は琉球の歴史を古代から紐解いてみた。勘違いもずいぶんあった。
沖縄の日は、ガーナとベリーズの誕生日でもある。今年で8歳になった。