水、木と出かけたら、今日はもう出かけたくない。それに自分のパンを焼かなければならない。白板に、パンを焼く、カレーの仕込みをする、シフォンを焼く、と今日の仕事を書いた。でないと忘れてしまうからだ。パンのを待ち時間にカレーをとも思ったがカレーは香辛料が強いので、の意が移っても、とパンの焼き上がりを待って、カレーの仕込みを始めた。ショウガとニンニクをすり下ろすのが、ちょっと厄介。よし、二つの予定はクリア。これで当分私の主食は賄える。後はシフォン。今あるのはスズメとシロハラにやってしまった。なんとしても作らなければならない。スズメ、すっかり覚えて手すりまでねだりに来る。その姿を見せられたらやらないわけにはいかない。
木曜日、買い物に行くとき、お天気がいいから富士山でも見に行くますか、と言われ、喜んで、papasanを連れて出かけていく。たまには日に当てなくちゃ~。久しぶりに熱海、錦ヶ浦を通って、多賀、そして大仁へ。MOAの大仁農場のショップで野菜を買おうといたら、なんと定休日。
そのまま下ると浮橋に出る。この集落の風景は何とも目に優しくて好きだ。ちょうどいい具合に芽吹きが緑でないので、光の反射も目には優しい。そうけぶるような萌黄色。空気までがやさしい。ここを通る度に口ずさむ和歌、「春の夜の夢の浮橋とだえして、峰にわかるる横雲の空」でも、作者名が出てこない。有名な歌人だったんだけど、だれだっけ。あ~だ、こうだ、思考の回り道はしても、結局作者名が出てこなかった。家に帰って「あっ、定家だ!」
大人の道の駅で野菜を買い、山伏峠を通って、伊豆スカイラインへ。滝知山展望台。すそ野を広げ、うっすらと浮かぶ富士山。お~いいね。この姿。やはり私は剣が峰が左に行った、宝永火口がちょっと横の、姿が好きだな。箱根と同じ、と言って、はたと気が付いた。ここは箱根と同じに見えて当然。
久しぶりに熱海市内に下ったでそれこそ何年かぶりにわかなやによって、子どものころから食べなれた草餅を買おうと思ったら、もう作っていないと言われた。定番はきびもち。きびもちといろいろ和菓子を買って、これまた懐かしのボンネットへ行った。92歳になるというマスターはとても元気だった。papasanに見習いなさいと激を飛ばした。仕事をしているのが元気の糧だろう。もちろん健康だからだろうが。