なぎのあとさき

日記です。

マティス

2023年05月23日 | 日々のこと
お嬢、こっちむいてー


えー

呼んでも適当な顔してるお嬢だけど、遊んでるときは


おめめきゅりんきゅりん


かわいいあたち

お嬢とは1日に何度もオモチャで遊んでる

この時期になると毎年庭じゅうの草花にヨウトウムシの幼虫が出て、割り箸片手にテデトールするのは爽やかな初夏の地味なストレスだった
が、今年はほとんど見かけない
葉っぱに虫食いはあるのに

つまり誰かが私に代わってヨウトウムシを捕まえている


ぼくにゃ!

坊や、捕まえた虫はだいたい食べる!ガチ昆虫食ボーイ


オルラヤやモナルダなど、虫がつきがちな草花の茎をじいいいっと見つめてる
雨でも風でも根気よく、同じとこで同じ体勢でずっといる


ぼくはやる!

きっと去年の今ごろ、坊やは虫を自分で捕まえられるようになって、大事な大事な命綱だったのだろう
坊やにとって虫を捕まえるのは大きな喜びにちがいない

テデトールしなくて済んで私もありがたい

ついに坊やがトカゲ本体をくわえてるのも見たけど、その後でトカゲの姿はない
トカゲも食べたの?!
チョウチョも捕まえた後、消えていた


ぼくはせたがやうまれ
おそとそだち
そのへんのムシはだいたいごはん!

でもカリカリはシーバ派


あにぃはぼくのあこがれ


よしよし!

モンちゃんのアワーンホワーンというクセ鳴きをマネして、坊やもンガー、アガー!と変な鳴きをするようになった

それにやる気出すぎるとンフーッ!と鼻息をあらげるのもアニキ似

モンちゃんは7才になりまあまあ落ち着いた、ということもなく
玄関前で毎晩大騒ぎしている
アワーッ!(外出るー!)


思い出したようにキャットハウスに入るひとたち


モンちゃんはハンモックがお気に入りだったけど、暑くなってきて椅子の上に

平和でありがたい2023初夏の日常
ずっと続いてほしい

日曜日はいい天気で、上野へ


ボートは1時間、交代しながら漕ぎまくってあっち行ったりこっち行ったり


いつもほとんどの人が足漕ぎスワンに乗ってるけど、うちは断然ローボート
水の上を滑るように風を切って進んでいくのも全身の筋肉使うのも気持ちがいい

マティス展@都美

はじめのフロアは第一次大戦中に描かれた絵で、暗い窓を描いたコリウールのフランス窓は、いつも明るい窓の絵を描いてたマティスの絵とは思えない真っ暗な絵

青い室内の金魚の絵も大戦中に描かれていた
この絵はもう明るくて楽しい
窓から見えるパリの町、手前の洗面器のミント色がきれい


色彩が、見ててほんと楽しい


描く歓びにあふれたマティスの絵


この絵、長いこと家の壁に貼ってあった
ポンピドゥーの絵が多くて見たことのある絵も多かった


モデルさんは何度か変わってたけど、若い時分で結婚して奥さんとは最後まで別れなかったみたい
年取るとモデルさんがマティスと奥さんの世話もしていた

十二指腸の大変な手術を乗りこえて長生きしたマティス
画家は長生きな人が多いのは手指動かしてるからか絵を描くのは免疫力が上がるのか

晩年の切り絵もシンプルな形と色にセンスが凝縮してる

彫刻は、後ろ姿の女性や女性の頭部
マティスは自分の絵を平面の彫刻といっていた

そしてマティスのプロデュースした礼拝堂を写した映像作品
ここにくる人の気持ちが軽くなるような場所を作りたい、と
ほかの誰にも作れない、かわいくてお洒落で明るい空間

マティスがますます好きになる、いい展覧会だった

かえりは銀座に出てはしご
上野、銀座は外国人だらけで地下鉄も混んでた
暑くもなく寒くもなく、緑がきれいだった

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