日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「ひとりだっていいじゃない。ひとりが楽しい」-30代独身女性-

2005-01-29 12:25:49 | マーケティング
ヤクルトが毎年実施している、健康意識調査で「30代女性の意識調査」が発表されています。
この調査結果を見てみると、30代の頃の自分を見ているようです(笑)。

女性の30代というのは、会社の中では「ベテラン」と呼ばれるようになり、それなりに責任も「仕事の楽しさ」も実感してくるようになります。
特に、この調査で注目したいのは「一人暮らしの独身女性」という、調査対象です。
先日、雑誌「AERA」に特集として、「東京VS地方出身者」がありました。
東京出身の女性の場合、30代になっても親と同居している可能性が高く、いわゆる「パラサイト」化した生活ができていると思われます。
地方出身の女性の場合、「生活の総てが『自己責任』」なのです。
何かにつけて「責任感のある女性」となってしまうのは、仕方のないことなのかも知れません。
そのような生活が長くなると、「自分のお世話は、自分で」ということが当たり前のようになってしまうのでしょう。
その姿は、昨年話題になった「負け犬」ような姿は、ないように思います。

かつて「クロワッサン症候群」と呼ばれた、女性達がいました。
雑誌「クロワッサン」が創刊された頃20代だった女性達で、ライフスタイル等に影響を受けた人たちです。
具体的には、団塊の世代の女性達で「金曜日の妻達に」といった、ドラマの主役達です。
その女性達よりも、もっと自由にそして肩の力を抜いたしなやかな感性と柔軟さを持っているようです。

「一人暮らしも板について、やっと生活を自由である楽しさも精神的な余裕も身についた」というのが、この女性達の姿のようにも感じられます。
このような感性の女性達が、新しいマーケットを創っていくような気がします。