先日の「知的財産」と企業について、あきっちさんからコメントを頂きました。
ありがとうございます。
そして、質問を頂きましたので私なりの回答をさせて頂きたいと思います。
「マーケティングの評価」
とても難しいと思います。
というのは、マーケティングの仕事とされる守備範囲がとても広く、数値的な判断ができないからです。
ただ、多くの企業は「企業貢献度」というモノでされていると思います。
残念ながら、その評価基準は企業によって様々ですので、その程度の回答しかできません。
自分の経験から言いますと「売上実績」が、ひとつの判断材料とされたことはあります。
といっても、売上を作るのは営業や販売という「現場」ですので、営業職の人たちの2割程度でしょうか?
あと・・・私の場合は「男女雇用機会均等法」前から担当していたので、「一般女子平社員」の扱いでの評価でした(苦笑)。
「マーケティング経験者の研究者転職」
今、企業の間ではマーケティングが、ブームのようですね(苦笑×2)。
実は、この「マーケティング・ブーム」は2回目です。
1回目は、バブル真っ盛りの頃。
何かにつけて「これからは、マーケティングだ!!」と、マーケティングの意味もわからないまま、マーケティングスタッフを雇い入れていた企業は、少なくないと思います。
当時は「マーケティング=販売ノウハウの提供」とか「マーケティング=市場調査」と捉えられていたからです。
しかし、バブルが崩壊したとたん、リストラの嵐がマーケティング担当に吹き荒れました。
なぜなら、実質の売上に貢献している数字が見えなかったからです。
そして、社会が大きく変わり「顧客満足」ということが、盛んに言われるようになりました。
そこで企業が、研究開発のときから「顧客満足度の高いモノ」を市場に出そう!ということで、コンサルタント会社出身や営業出身の転職者を募集するようになったのだと思います。
ただ、あきっちさんが指摘されている通り「流行で採用している」のであれば、とても危険だと思います。
というのも、バブル崩壊後多くの企業がマーケティング組織を荒廃させてしまったために、企業のマーケティング担当者自身も「マーケティングを知らない」という可能性があるからです。
転職者自身が、どれだけマーケティングについてのトレーニングや勉強をしてきているのか、分からないからです。
「多角的視点で、研究開発をする」ということは、とても大切なことです。
でも、それは現在の研究者であっても可能だと思います。
「マーケティング論」を体系づけた、ノースウェスタン大学ケロッグ・ビジネス・オブ・スクール教授P.コトラー氏は「真のマーケティング組織では、誰かひとりあるいはある部門だけマーケティングの責任を課すのではなく、むしろ全員がマーケティングの責任者となるべきである」と話しています。
企業が社会の一員として存在するためには「顧客の利益を優先する」という考えを、企業に携わる総てのスタッフが持つこと。それが、一番大切なことです。
ありがとうございます。
そして、質問を頂きましたので私なりの回答をさせて頂きたいと思います。
「マーケティングの評価」
とても難しいと思います。
というのは、マーケティングの仕事とされる守備範囲がとても広く、数値的な判断ができないからです。
ただ、多くの企業は「企業貢献度」というモノでされていると思います。
残念ながら、その評価基準は企業によって様々ですので、その程度の回答しかできません。
自分の経験から言いますと「売上実績」が、ひとつの判断材料とされたことはあります。
といっても、売上を作るのは営業や販売という「現場」ですので、営業職の人たちの2割程度でしょうか?
あと・・・私の場合は「男女雇用機会均等法」前から担当していたので、「一般女子平社員」の扱いでの評価でした(苦笑)。
「マーケティング経験者の研究者転職」
今、企業の間ではマーケティングが、ブームのようですね(苦笑×2)。
実は、この「マーケティング・ブーム」は2回目です。
1回目は、バブル真っ盛りの頃。
何かにつけて「これからは、マーケティングだ!!」と、マーケティングの意味もわからないまま、マーケティングスタッフを雇い入れていた企業は、少なくないと思います。
当時は「マーケティング=販売ノウハウの提供」とか「マーケティング=市場調査」と捉えられていたからです。
しかし、バブルが崩壊したとたん、リストラの嵐がマーケティング担当に吹き荒れました。
なぜなら、実質の売上に貢献している数字が見えなかったからです。
そして、社会が大きく変わり「顧客満足」ということが、盛んに言われるようになりました。
そこで企業が、研究開発のときから「顧客満足度の高いモノ」を市場に出そう!ということで、コンサルタント会社出身や営業出身の転職者を募集するようになったのだと思います。
ただ、あきっちさんが指摘されている通り「流行で採用している」のであれば、とても危険だと思います。
というのも、バブル崩壊後多くの企業がマーケティング組織を荒廃させてしまったために、企業のマーケティング担当者自身も「マーケティングを知らない」という可能性があるからです。
転職者自身が、どれだけマーケティングについてのトレーニングや勉強をしてきているのか、分からないからです。
「多角的視点で、研究開発をする」ということは、とても大切なことです。
でも、それは現在の研究者であっても可能だと思います。
「マーケティング論」を体系づけた、ノースウェスタン大学ケロッグ・ビジネス・オブ・スクール教授P.コトラー氏は「真のマーケティング組織では、誰かひとりあるいはある部門だけマーケティングの責任を課すのではなく、むしろ全員がマーケティングの責任者となるべきである」と話しています。
企業が社会の一員として存在するためには「顧客の利益を優先する」という考えを、企業に携わる総てのスタッフが持つこと。それが、一番大切なことです。