日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

それでいいの?2題

2009-05-19 20:56:25 | 徒然
「それでいいの?」と思う記事が2つ、新聞・通信社のWEBサイトに掲載されていた。

一つは、時事通信のWEBサイトに繁華街、目立つ中高生=「自宅待機」徹底されず-一斉休校の生徒ら・大阪、兵庫言う記事。
YahooのトピックスにもUpされているので、読まれた方も多いのではないだろうか?

兵庫、大阪を中心に「新型インフルエンザ」が急激に拡大しているのは、ご存知の通りだ。
そして小中高大学の多くが、感染拡大を阻止すべく、「休校」と言う措置をとっている。
この「休校」期間が約1週間と言うコトで、感染していない生徒や学生にとっては、チョッとした「早いプレ夏休み」気分なのかも知れない。
ただ、「休校」の理由を考えると繁華街に繰り出すと言うのは、いかがなものか?
ここで「感染したから自己責任」と簡単に言えないコトを理解しているのだろうか?と、思ってしまうのだ。
「繁華街に出かけ、自分が感染するのは仕方ない」のでは無く、「何故、休校するのか?」と言う理由をもっとシッカリ考えて欲しいのだ。
「感染したことが分らないまま、他の人に感染させる媒体となる自分」と言う、意識の無さが、問題なのだ。
高校生にもなれば、その程度の理解力はあって当然だと思うのだが、違うのだろうか。

もう一つは、あの「社会保険庁」解体後の新しい機関に、現社会保険庁職員が約1万人採用されると言う点だ(紹介記事は毎日新聞)。

不採用となった人もいらっしゃるようだが、この約1万人と言う数字を見たとき「これで、現社会保険庁色が無くなるのだろうか?」と言う疑問をもった。
これまで、お役所だったところが民間になったとしても、以前の体質をそのまま引きずって「看板は変わったけど、中身は・・・???」と言うトコロは多い。
確かに、ある程度は専門職的な仕事なのかも知れないのだが、新しい機関となるのだから、全体の4割程度は新規採用をしても良かったのではないだろうか?
もちろん、現在社会保険庁で働いている人の仕事の確保と言うコトもあるだろうが、社会保険庁職員が特化できる「社会保険労務士」などは、引く手あまたの人材なのでは?と、思うのだ。
あれほどまでに、社会的批判が多かった社会保険庁から引き継がれるのだから、よほどの覚悟を持って仕事ができる人でなくては、難しいと思うのだ。
そんな覚悟も無いまま、ズルズルと職務体質まで引きずられるようでは、国民は迷惑なだけだと思うのだが・・・。

本当に「それでいいの?」