日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

御手洗さんらしいな~

2009-05-12 21:37:11 | ビジネス
朝日新聞のWEBサイトに、温室ガス削減、経団連の意見に環境相「世界の笑い物」という記事が掲載されている。
この記事を読んだ率直な感想は、「御手洗さんらしいな~」というコトだった。

御手洗さんとすれば、ビジネス(というより儲け)優先で考えているのだろうし、そのビジネスモデルそのものも、旧来の発想と産業構造で考えたコトなのだと思う。
ただそれでは、オバマさんなどが打ち出している「グリーンニューディール政策」などには、対抗できないだろう。
対抗できないどころか、環境問題に積極的な欧州企業などから遅れをとってしまう可能性もある。
そこにイマイチ(と言っては失礼だが)理解されていないと感じるのが、御手洗さんなのだ。

ブッシュ・アメリカの頃は、環境問題に対して余り積極的ではなかった。
しかしサブプライムローン問題→リーマンショック以降、アメリカは半ば強制的に産業構造の再編を迫られている。
アメリカ以上に打撃を受けたはずの日本は、アメリカよりも早く「変わる」必要があるのではないだろうか?
まして、これまで「日本の好調」を支えていたのは、「合理化・効率性」を追い求め、削れるところをトコトン削った上での「企業利益」だったのだ。
結果、「大企業栄えて、中小企業と多くの生活者は貧する」状態になってしまったのだ。
そのことから目をそらしつづけているのが、御手洗さんをはじめとする経団連の偉い人たちだったのではないだろうか?
このような状態が続けば、国内経済という点で早晩疲弊し、「大企業も貧す」状態になってしまうのは目に見えているのではないだろうか?
既に、「待ったナシ!」の状態だと思うのだ。

言い換えれば、これまでの「産業構造を変えつつ、CO2削減」という、ビジネスチャンスを積極的に推し進めることが、経団連に名前を連ねている大企業に求められているのではないだろうか?
そんな意識が持てないのも、御手洗さんらしいという気がしないでもないのだが、御手洗さんの立場は「日本の産業界を代表する経済人の代表」なのだ。
そのような「未来志向・ビジョンの持てない経済人代表」で、大丈夫なのだろうか?と、思ってしまうのだ。

「美人」2題

2009-05-12 11:06:24 | アラカルト
VOGEのWEBサイトに「世界が注目する“TAO”って誰」という記事がピックアップされていた。
40年ほど前に流行した(記憶のある)ショートカットと目ヂカラが印象的な、日本人モデルさんだ。
ニュアンスはチョッと違うのだが、山口小夜子さんのような強さを感じさせる部分もある。
最近では、日本人モデルさんもパリなどのファッションショーで、堂々とランウェーを歩くことが多くなった。
体躯的に見ても、決して欧米のモデルさんに劣るようなコトはない。
むしろエキゾチックな雰囲気が、彼女たちのアピールポイントとなっているようだ。

そして、今日の毎日新聞のWEBサイトには、ミスユニバース日本代表が決まるというニュースがピックアップされていた。
いわゆる「美人コンテスト」の国際大会の日本代表ということになるのだが、「グローバル美人というのは、こういうタイプなのか?」的感が、個人的にはある。
確かに、美人だと思うのだが「日本代表美人なのか?」というコトが、「????」となってしまうのである。
ここ数年「ミスユニバース」の日本代表の女性たちは、どこかバタ臭く選考者の趣味というか、選考基準に「???」なのだ。
といっても、選考基準には語学や社会性などもあるようなので、それなりの「社会的意識の高い語学堪能な美人」というコトになるのだろう。

VOGEに紹介されているTAOさんも、今回ミスユニバース・日本代表に選ばれた宮坂さんも、世界を舞台に活躍することになるのだろう(TAOさんは、既に活躍中だが)。
「美人の基準」は、イロイロあって良いと思う。
何よりも今日本で元気なのは、各世代を見ても女性なのだ。
「○○らしく」というプロトタイプに押し込められた男性よりも、自由でのびのびと自分らしさをもって(世の中を)歩く女性たちは、みな美人だと思う。