日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

国会の野次は、恥ずかしくない?

2009-05-28 12:48:03 | 徒然
昨日、「党首討論」が行われた。
リアルタイムで見ることは出来なかったのだが、夜のテレビニュースで見ることが出来た。

気になったのは、その内容よりも周囲から飛ぶ野次の数々だった。
議長が「ご静粛に」と言っていても、お構いなし。
野次がやむことは無かった(と言っても、テレビニュースでの範囲だが)。

国会での野次は、今に始まったことではない。
むしろ、当たり前のコトとなっている感がある。
しかし、恥ずかしくないのだろうか?
選挙の背景にある利害関係などは別にして、国民の代表として国民の益のために、政策論争を戦わせ、官僚を使い国民生活を豊かにするために、選ばれたのではないだろうか?
とすれば、意味のない野次ばかりを飛ばすよりも、大切なコトをがあるのではないだろうか?

「発言者の言葉をシッカリと聞き、自分の意見や考えをまとめ、的確な質問をする」と言うのは、小学校で習ったはずのことなのに、選挙によって選ばれた人が、子どもの手本どころか悪い見本を「国会」と言う場所で見せているような気がするのだ。
このような姿を見た人たちが、将来の不安を持っても当然だろう。
「政治不信」と言うコトバを言われて久しいが、このような姿を見れば仕方ないような気がするのだ。

まして、昨日は「党首討論」と言う、代表者同士が論戦する場だったのだ。
とすれば、自分たちの代表がどんなコトを話すのか?真剣に聞かなくてはいけなかったのではないだろうか?
麻生さんが(上手に)話をすり替えてしまったのは、周囲の野次のために鳩山さんの言葉がよく分らなかったからだろうか?

静かな国会が良いとは思わないが、意味のない野次が飛び交う国会と言うのは、私たち国民の民度が低いように諸外国から見られるのでは?と、心配してしまうのだ。