日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

幅広い告知が必要なのでは?

2009-05-09 21:31:06 | 徒然
今朝「新型インフルエンザ」に感染した、国内患者が見つかった。
カナダへの2週間程度の語学研修(というよりも、観光を含めた交流会か?)で、感染したらしい。
その過程については、イロイロな意見があるだろう。
ただ今は、既に感染者が出てしまったという点を、最優先するべきだろう。

そのための厚生労働省の対応は、早かったように思う。
それだけ、この「新型インフルエンザ」に対する警戒感が強いのだろう。
ところで、一つ気になっていることがある。
それは、感染者同乗客向けに24時間電話窓口だ(紹介記事は日経新聞)。
この「24時間電話相談窓口」については、テレビのニュースなどでも頻繁に取り上げられ、ご存知の方も多いだろう。
私が気になっているのは、対外国人に対しての告知が徹底しているのか?という点だ。

テレビのニュースなどで頻繁に告知されるので、日本人や日本語が理解できる外国人にとってはわかるだろうが、観光などで日本を訪れる日本語の理解が不十分な外国人が、感染者が出た飛行機に搭乗していた可能性は高い。
その人たちが、この告知を知らず潜伏期間中に国内で動き回った場合、感染者は意外なトコロで発症する可能性がある。
かといって、香港のような「完全隔離」というわけには行かない。
とすれば、テレビニュースだけではなく、全国のホテルや外国人がよく利用する簡易宿泊所のようなところでの告知案内も必要となるのでは?
場合によっては、駅などのインフォメーションなどでも必要だろう。

むしろ、このようなきめ細かな対応策ができる「高質な国としてのホスピタリティー」が、日本の評価を高めることになるのではないだろうか?
もちろん、ホテルなどの宿泊所では「風邪用マスクと除菌用ウェットティシュ」を用意し、サービスを提供などが必要かも知れない。

国を挙げての「新型インフルエンザ対策」といっても、日本は日本らしい対策を考えるコトが大切なのだと思う。