日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

水分補給だけでは×?-ウォーキングのお供にキャラメル?-

2009-05-27 21:10:34 | CMウォッチ
何気なくテレビを見ていたら、気を引くCMを見た。
昨日エントリした「モスキートストッププロジェクト」のような、雰囲気ではなく、明るく元気!!なテレビCMだ。
それが、森永キャラメルの「キャラメル・ウォーキング」だ。

擬人化されたキャラクターとなっている、「らくだのキャメル」さんの設定も面白い。
何より、「キャメルさん」がウォーキングを始めたきっかけなどは、現在ウォーキングに励んでいる中年の男性諸氏にとっては、変にリアリティーがあるのではないだろうか?
もちろん、ネーミングは英語のらくだ=キャメルと商品のキャラメルを引っ掛けた、駄洒落だと言うトコロは、チョッとしたご愛嬌と言ったところだろうか?

中高年を中心に、ウォーキングは手軽な運動として人気になっているコトは、よくご存知だろう。
実際、休日の朝早く「ウォーキング」に出かける中高年の姿をよく見かける。
と言うよりも、週末の当たり前の風景となりつつあるような気がする。
そして、皆さんリュックサックのサイドポケットには、ペットボトルや水筒などが必ず納まっている。
それだけ、「運動に水」と言うコトが一般的になりつつあるのだろう。
もちろん、水では無くスポーツドリンクを用意されている方も多いとは思うのだが、「カロリーが気になって・・・」と言う方などは、やはり水やお茶と言ったところなのではないだろうか?

そんな状況を理解した上で、新しい提案としての「ウォキング・キャラメル」と言う点が、とてもユニークで面白いと感じたのだ。
確かに、キャラメルの箱には「滋養」と言うコトバが書かれている。
グリコは、「1粒300m」と言うキャッチコピーだった。
それほど「キャラメル」には、栄養があると言うことだろう。
もちろん、甘いだけではく若干の塩も含まれている。
同時に塩分補給などもできるのかも知れない。
(「栄養補給」と言う意味では受験時にも有効か?と、フッと思ってしまった。)

昨今は口の中で直ぐに溶けてしまう「生キャラメル」が人気だが、やはりお出かけに持っていくのは、昔ながらのキャラメルのほうが便利だろう。
ただ、「生キャラメル」人気が、「キャラメル」と言うお菓子が再び、注目を浴びるようになったのは確かなことだ。
その人気を上手に生かした今回の「キャラメル・ウォーキング」と言う提案で、「キャラメル」に新しい商品ポジショニングが加わったコトには、間違いないだろう。


・・・そういえば、子どもの頃「キャラメル」は遠足の定番だった。
と言うコトは、案外無意識にウチに選んでいたと言うコトなのだろうか?
イヤ、キャラメルのあの優しい甘さが魅力だった・・・。



今後の標準装備となるか?エアータオルと空気清浄器

2009-05-27 10:30:00 | ビジネス
国内における「新型インフルエンザ」は、終息時期に入ったようだ。
と言っても、この秋~冬にかけて「強力なタイプに変異した新型インフルエンザ」の流行が懸念されているのは、間違いないだろう。

今回の「新型インフルエンザ」の国内感染発症で盛んに言われたコトは「うがい・手洗い・マスク」だった。
「マスク」については一応完売状態が終わりつつあるようだが、当面はこの秋~冬に向けて増産体制が続いていくと思われる。
一方「うがい・手洗い」で「見逃しやすいポイント」の一つに、「家族共同のタオルなどは使わない」と言うコトがあった。
しかし、実際家族個別のタオルを用意している家庭が、どれだけあるのだろうか?と、考えてしまうのである。
スペース的な問題だけではなく、「滅菌・衛生面」と言う点で商業施設などでよく見かけるような「エアータオル(家庭版)」が欲しいという人たちが出てきてもおかしくは無いのでは?と、思ってしまったのだ。

もう一つは、玄関脇専用の「空気清浄器」だ。
日本では既に「国民病」とも言われる「花粉症」だが、インフルエンザ(この場合、新型に限らない)などの対策にも「家に花粉やウィルスを持ちこまな」コトが有効だと言われている。
とすれば、「家庭用エアーカーテン」的機能のついた「空気清浄器」などを玄関脇に設置したいと考える人もいるのではないだろうか?

実際、親を介護をしている友人は「風邪やインフルエンザなどの病気をさせないコト」が、一番重要で、注意をしている点だと話していた。
そのためにも「マスクは必須」と話していたのだが、今回の「新型インフルエンザ」で市中からマスクが消えたことをとても苦慮していた。
もちろん、マスクをすることでインフルエンザなどを予防することは大切なのだが、マスクだけで予防することはできない、と言われている。
むしろ、服などに付着したウィルスなどのほうが多い、と言われているようだ。
「何もそこまで神経質にならなくても・・・」と言うご意見もあると思うのだが、日本人の「清潔志向」は、おそらく「その程度は当然」と言うトコロまできているのでは?と、思うコトがあるのだ。

実際、ドラッグストアーに行くと「抗菌・滅菌」を謳う商品がトコロ狭しと並んでいる。
それが当然のように売れているのだ。
気にする人は、そのくらい当然として気にするだろう。
と言っても、私はそこまで神経質に「抗菌・滅菌」をするタイプではない(笑)。
むしろ、その逆なタイプかも知れない(苦笑)。

ただこのような設備が、今後、日本の住宅の標準装備となる日は近いかも知れない・・・と、今回の「新型インフルエンザ国内発症」で感じたことも確かなのだ。