日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

フリーペーパーで、発想力をつける

2012-12-11 19:09:57 | 仕事のコツ
拙ブログに来て下さる方の多くが、男性諸氏のようなので余り気にとめたコトが無いかも知れない、スーパーに置かれているフリーペーパー。
ご覧になられる方は、どのくらいいらっしゃるのだろうか?
実は、スーパーだけではなく東急ハンズやプラザ(旧ソニープラザ)などの店頭に置かれているフリーペーパーを貰ってくるのが、趣味のようなトコロがある。
東急ハンズは、様々な取扱商品の写真掲載。
眺めているだけで新商品がわかったり、「こういうモノが欲しかった!」と思うような商品に出会うコトができる。
プラザの場合は、やはり「(若い女性の)今の流行」という点で、参考になるコトが多い。

スーパーの場合は、客層が様々なこともありバラエティーにとんでいる。
ほとんどは、お店やカルチャーセンターの募集チラシ、旅行会社のツアーパンフレットなのだが、時々変わったフリーペーパーを見つけるコトがある。
しばらく前に見つけたのは、「特許庁」の関連団体のフリーペーパーだった。
「特許庁」の関連というのは、いわゆる「コピー商品」についての注意を促すフリーペーパーで、著名な女優さんのインタビューなどもあり、なかなか豪華な内容だった。

そして久しぶりに買い物に出かけたスーパーで今回見かけたのは、社団法人中央酪農会議が出している「MILK CLUB 別冊」というフリーペーパー。
「MILK JAPAN」と言うWEBサイトもあるようだ。

このフリーペーパーの目的は、乳製品の販売促進と酪農に対する理解を深めて貰う、と言うコトのようだ。
ご存じの様に、酪農に限らず日本の農業全体が高齢化により減少傾向にある。
それに拍車をかける様に、飼料などの高騰で酪農家はとても厳しい状況にある。
その様な「酪農の今」を伝える記事などを読んでいて、いろいろなコトを考えるのだ。
例えば「飼料の高騰」というけれど、別に米国から輸入する量を減らして、産業廃棄物として捨てられる「おから」や、精米時に出る「米ぬか」などを上手に利用すると言う方法はないのだろうか?とか、酪農や農業、林業場合によっては水産業などを今までのような位置づけの産業として考えるのではなく、「環境産業」と捉えるコトでもっと違う事業展開ができるのではないだろうか・・・などなど。

フリーペーパーは、その時々の情報を得るコトができる一つの方法だと思う。
それだけでは無く、それらの情報をもとにいろいろな考えを巡らせる、トレーニングの材料にもなる。
なんと言っても材料費は「ただ」なのだ。
仕事には直接関係が無い!と思わずに、時々フリーペーパーを眺めて見てはいかがだろう。