日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

来年はどんな年になるのだろう

2012-12-28 19:30:00 | 徒然
今日は、一般企業・官公庁の仕事納め。
そして大納会。
大納会の今日、今年一番の高値で締めくくった。

この高値は、安倍総理の話題が出始めた頃から進み、今日が一番の高値となった。
「アベノミクス」と呼ぶらしい。
株価が上がると言うのは、確かに喜ばしいと思うのだが・・・手放しで喜べるのだろうか?と、疑心暗鬼になってしまう。
と言うのも、安倍さんは総理にはなったが、まだ何もしていないからだ。
「経済の立て直しが最優先」とは言ってはいるが、この高値はある種の期待感からきているからだ。

では産業界はどうなのだろう?
今年話題になったのは、いわゆる「大手企業・優良企業」と言われてきた企業の、経営悪化だった。
ソニーやパナソニック、極めつけはシャープだろうか?
今までの稼ぎ頭だった、液晶テレビなどが不振に陥り急激に経営が悪化した。
一部では、日本の家電メーカーは既に国際市場では太刀打ちできない、と言う様なコトも言われているようだ。
とは言うものの、国内市場は既に飽和状態になっている。
海外の市場を見据えた事業展開をしなくては、今よりも悪化の一途を辿ってしまうことが目に見えている。
「にっちもさっちも・・・」と言うのが、家電メーカーを取り巻く状況なのかも知れない。

ただ、いろいろな産業に目を転じると決して悲観的なコトばかりでは無いと思う。
大切なコトは、「大胆な行動力」というコトなのかも知れない。
新聞によると安倍さんは「発展が期待できそうな産業に対して、積極的な成長戦略を考えるべき」と言う様なコトを話していらっしゃる様だ。
安倍さんの前の総理・民主党の野田さんも、同じようなコトを話していたような気がする。
民主党時代から、ズッと変わらない「成長戦略」の一つと言う感じだ。

ではその「成長戦略」の核となる産業は、一体何だろう?
自然エネルギーを中心とした、新世代エネルギーとEV車などを含む関連産業だろうか?
そう考えると、来年あたりから「成長戦略の核となる産業」が、現れ始めるかも知れない。
それは、経団連などに属する企業では無い、小さな企業集団かもしれないし、地方から発信されるかもしれない。

「ローカル=地方」が日本を動かす力となれば、疲弊した地方経済が元気を取り戻すと思うし、それが日本経済復活のキーという気がしている。