日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ガソリンが値上がり始めた

2013-03-27 14:29:09 | 徒然
近所を買い物がてら歩いていると、いろいろな数字を見るコトになる。
特に多い数字は、ガソリンスタンドの価格。
ガソリンスタンド激戦区のような地域に住んでいる為、1㎞も歩くと、3,4件のガソリンスタンドの前を通り過ぎることになる。
当然、私が目にするのは「ガソリンの価格」。

新聞などでも報じられているが、ここ数週間でガソリンが値上がったな~と感じる。
レギラーガソリン150円/Lという所もある。
昨年暮れくらいは、140円/L前後だったように記憶しているので、随分値上がった感がある。
と言うのも給油をする時は、1Lと言う少量では無いからだ。
1Lあたり数円の値上げでも、実際支払う時は数十円~百円近くの値上がり感があるのでは?

50年くらい前はクルマそのものが、ごく限られた人達だけが持つモノだったので、ガソリンの値上げも社会的問題にはなりにくかった。
都市部で公共交通機関が発達している所は別としても、多くの人にとっては生活必需品となっていると思う。
私なども、名古屋にいるときは「クルマを持つことそのものが、生活のリスク」だと感じるのだが、実家に帰ると「クルマは必需品」だと感じている。
そんな地域が日本全国にあるはずなのだ。

とすれば、ガソリンの値上げは家計に直結する大きな問題。
週末、家族で出かける回数を減らすことを考える家庭があっても、おかしくは無いと思う。
クルマで出かける回数を減らす、と言うのはガソリン代の節約ということだけの様に思えるが、その実、出かけた先で消費されるであろう、外食費や娯楽施設の利用料、お土産など派生的消費も減ってしまう、と言うことになる。
せっかく消費が上向きになりつつあるこのタイミングでの、消費を冷え込ませるようなガソリンの値上げは、経済的にもプラスの面よりもマイナス面の方が多いのではないだろうか。

そう考えたとき、ガソリンの価格安定策として、国産バイオエタノールとの混合ガソリンの販売ということはできないのだろうか?
随分前にバイオエタノールとの混合ガソリンの話題を聞いたコトがある。
詳細については判らないままだが、日本国内で大豆やトウモロコシを原料としないセルロース系バイオエタノールの生産を、地方で積極的に行うことで、生活必需品となっているクルマの利用をサポートできるのでは?と、考えるのだ。
ガソリンの地産地消は出来なくても、エタノールの地産地消によって地方は、随分生活が豊かになるのでは?

そんなコトを考えつつ、ガソリンスタンドに表示してあるレギラーガソリンの価格を眺めながら、歩くのだった。