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「スタバ」のドライブスルー、ヒットするかな?

2013-09-02 20:27:07 | ビジネス

昨日、所用があり午後出かけることがあった。
出かける、と言っても歩いて50分程度の場所。
地下鉄なら20分もかからない場所だが、ダイエットを兼ね歩くコトに。

その目的地の途中、長い間営業をしていた「ガスト」が、今年の春頃閉店をしたところがあった。
その後、瞬く間に更地になり、一体何ができるのか?と思っていた。
場所的には、近くに大きな緑地公園があったり、小学校~大学まである「文教地区」。
マンションの分譲、賃貸どちらも、人気の場所だ。
そんなロケーションの良さから、てっきりマンションでもできるのか?と思っていたら、「スターバックス」ができるようだ。

確かに、周辺は住宅地であるが故に、おしゃれなカフェなどはない。
事実、閉店はしたが「ガスト」そのものは、なかなかの客入りだったと言う印象がある。
そう考えると「スターバックス」の進出というのは、わかる。
わかるのだが、それが「ドライブスルー」となると、どうなのだろう?

「スターバックス」の魅力というのは、自宅にいるような感覚でゆったりとシアトル系のコーヒーが楽しめる、というものだと思う。
実際、近くの「スターバックス」に限らず繁華街の「スターバックス」でも、コーヒーを楽しみながら本を読んだり、PC(最近はタブレットPCか?)を開き、仕事をしたりしている人の姿をよく見かける。
もちろん、友人達と語らうお客さんの姿も多い。

「スターバックス」の魅力というのは、その様な「場所」というか「空間」を提供する、と言うコトだと思うのだが、それが「ドライブスルー」となると、魅力が半減してしまうような気がするのだ。
確かにテイクアウトされるお客様も多い。
だが、その様なお客様はいわゆるオフィス街のお客様で、郊外の住宅地のお客様ではないような気がするのだ。
しかも「ドライブスルー」で購入するお客様、と言うコトになると「できたてのコーヒーの美味しさ」を楽しむ距離のお客様ではない、と言う思うのだ。
名古屋は、クルマ社会の地域なのでそれこそ歩いて10分程度の距離でも、クルマを利用する方は多いとは思うのだが、何となく「スターバックスの魅力」という部分では、違うような気がする。

この店舗は、オープン前なので今後、どのようになっていくのかは未知数。
ただ、せっかくのロケーションの良さを考えると、何も「ドライブスルー」にしなくても・・・と、思うのだ。