8月の猛暑に比べれば、随分朝夕が涼しくなった。
ただ、全国各地で大雨や竜巻の被害が続出している。
被災された方々、お見舞い申し上げます。
さて、朝夕が涼しくなり・・・と言うコトは、「秋近し」ということになる。
「食欲の秋」到来!と言うコトだ。
そんな「食欲」をそそるような、それでいて「エ?!」というメニューが、毎日新聞のWEBサイトに掲載されていた。
毎日新聞:「絶妙な味 イングリッシュ・ブレックファーストうどん」
写真を見て頂ければわかるのだが、讃岐うどんに目玉焼き、そして焼いたベーコンがのっている。
何ともチグハグな感じがするのだが、ロンドンの人気朝食メニューだという。
実際、記事を書いていらっしゃる記者さんも食べられたようで、その感想は「意外な組み合わせだが、美味しい」とある。
「塩分の取り過ぎ」と言う気がしないわけでは無いが、冬場になると時々作る、ベーコンと野菜の鍋のシメにうどんを食べるのと同じ感覚、だと思えば十分あり得る組み合わせだという気がする。
それにしても、日本食というのは「懐が広い」というか、食材の組み合わせの幅が広い。
モズバーガーでおなじみの「ライスバーガー」のアイディアの素は、「焼きおにぎり」だろう。
そして「照り焼き」なども、今やBBQーの定番の味となっている。
数年前から、本場のフランス料理のシェフ達は「出汁昆布」の旨味に注目し、来日をすると築地辺りで、出汁昆布を大量に購入して帰っている、と言う話も聞いたことがある。
「日本食」を作るために、フランス人シェフが出汁昆布を買っているのでは無く、フランス料理に使う為に買っている、と言う点が「日本食」の懐の広さを感じるのだ。
この「懐の広さ」は、日本の文化全体にも言えることかも知れない。
そこから「Cool Japan」が生まれてくるとすれば、和食は「Cool Japan」の代表かも知れない。
そこに、地方の伝統的食が加われば、もっと良いと思う。
個人的には、この「イングリッシュ・ブレックファーストうどん」に、野菜がタップリ加えられても美味しいと思う。
出汁でサッと火を通したタップリの野菜に、目玉焼きとベーコン・・・栄養的にも、食事の満足度と言う点でも、良いと思うのだ。
案外日本の讃岐うどんチェーン店が、展開するかも知れない。