■防衛情報-ウクライナ戦争
ロシア軍の空挺軍は自衛隊の、いや世界中の空挺部隊と同じく精鋭部隊であるはずなのですけれどもよくわからない戦場に歩兵部隊として分散投入され磨り潰されている様子は外国の話であっても心が痛む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/db/89c1ac00abd40c54fad7a46552f609d3.jpg)
ヴォフチャンスクの戦闘についてISWアメリカ戦争研究所は6月30日の戦況報告において、アグレゲートプラントへのウクライナ軍攻撃の概況を報告していて、また市街地中心部に所在する鉄工所にロシア空挺軍第83空挺旅団の一部が防御陣地を構築しており、ウクライナ軍は此処を包囲しているとのこと。損耗を警戒し直接攻撃は避けている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/0e/7848d2c9b0c4dceee690e1e5c241bd2d.jpg)
ハリコフ市の北にあるリプスティ、クピャンスクの南東にあるステルマキフカ付近、アウディイフカ北西にあるノヴォレクサンドリフカ、こうした地域でロシア軍は極めて小規模ながら漸進を継続しているとのこと。ISWの分析としてロシアのプーチン大統領は漸進を継続することで最終的にウクライナを妥当できると解釈している可能性が、と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/22/bccb7dfb818598004079e39c47489538.jpg)
ロシア軍は各戦線に空挺部隊を分散投入しており、第137空挺連隊をヘルソン州とシヴェルスク、第217空挺連隊をクルスク国境に、チャシブヤール近郊には第217親衛空挺連隊を投入、そしてヴォフチャンスクに第83空挺旅団、この背景には精鋭部隊である空挺を漸進のために分散して投入しほかの部隊の前進を促しているとISWは分析しました。
■防衛情報-ウクライナ戦争
自衛隊は一時期市街地戦闘を重視し後に野戦への回帰を掲げていますが市街地戦闘訓練の重要性は特殊な戦場である市街地の特性を活かせるかで決まる様相がウクライナで展開されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/79/fd183d3999a8c4f047c66dfbff8737fe.jpg)
ヴォフチャンスクでは激戦が展開している、6月30日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告によればハリコフ州ヴォフチャンスクではロシア軍が市街地南東にあるアグレゲートプラントを占領し堅固な陣地を構築、ウクライナ軍が奪還のために攻撃を加えており激戦となっているもよう。一方でチャシブヤールではこの72時間、状況変化はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/34/75b3c05dea91c161d90f248a712576d3.jpg)
チャシブヤール近郊ではその南方にあるイワニフスケとクリシチウカで戦闘が展開されており、ウクライナ軍はクリシチウカにおいて一定の反撃に成功したもよう。もう一つの激戦地クラスノホリフカではロシア軍はさらに前進し、ウクライナ軍は市街地の大半を放棄し、市街地北端部に立て籠もり防衛線を試みているという厳しい状況とのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d7/81831721fa4a6f901a73045541fd047b.jpg)
ロシア軍の攻撃の主軸はこうした状況に在ってアウディイフカ周辺に在り、近郊のポクロウシク周辺に向けてロシア軍が前線全体で探りを入れる構図で、ポクロウシク周辺のニウヨーク、ピウニチュネ、ピウデンの村落に向けて、高い頻度で小規模な攻撃を加えている段階、イギリス国防省は今後一週間の戦況が重要であると指摘しています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
ロシア軍の空挺軍は自衛隊の、いや世界中の空挺部隊と同じく精鋭部隊であるはずなのですけれどもよくわからない戦場に歩兵部隊として分散投入され磨り潰されている様子は外国の話であっても心が痛む。
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ヴォフチャンスクの戦闘についてISWアメリカ戦争研究所は6月30日の戦況報告において、アグレゲートプラントへのウクライナ軍攻撃の概況を報告していて、また市街地中心部に所在する鉄工所にロシア空挺軍第83空挺旅団の一部が防御陣地を構築しており、ウクライナ軍は此処を包囲しているとのこと。損耗を警戒し直接攻撃は避けている。
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ハリコフ市の北にあるリプスティ、クピャンスクの南東にあるステルマキフカ付近、アウディイフカ北西にあるノヴォレクサンドリフカ、こうした地域でロシア軍は極めて小規模ながら漸進を継続しているとのこと。ISWの分析としてロシアのプーチン大統領は漸進を継続することで最終的にウクライナを妥当できると解釈している可能性が、と。
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ロシア軍は各戦線に空挺部隊を分散投入しており、第137空挺連隊をヘルソン州とシヴェルスク、第217空挺連隊をクルスク国境に、チャシブヤール近郊には第217親衛空挺連隊を投入、そしてヴォフチャンスクに第83空挺旅団、この背景には精鋭部隊である空挺を漸進のために分散して投入しほかの部隊の前進を促しているとISWは分析しました。
■防衛情報-ウクライナ戦争
自衛隊は一時期市街地戦闘を重視し後に野戦への回帰を掲げていますが市街地戦闘訓練の重要性は特殊な戦場である市街地の特性を活かせるかで決まる様相がウクライナで展開されています。
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ヴォフチャンスクでは激戦が展開している、6月30日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告によればハリコフ州ヴォフチャンスクではロシア軍が市街地南東にあるアグレゲートプラントを占領し堅固な陣地を構築、ウクライナ軍が奪還のために攻撃を加えており激戦となっているもよう。一方でチャシブヤールではこの72時間、状況変化はない。
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チャシブヤール近郊ではその南方にあるイワニフスケとクリシチウカで戦闘が展開されており、ウクライナ軍はクリシチウカにおいて一定の反撃に成功したもよう。もう一つの激戦地クラスノホリフカではロシア軍はさらに前進し、ウクライナ軍は市街地の大半を放棄し、市街地北端部に立て籠もり防衛線を試みているという厳しい状況とのこと。
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ロシア軍の攻撃の主軸はこうした状況に在ってアウディイフカ周辺に在り、近郊のポクロウシク周辺に向けてロシア軍が前線全体で探りを入れる構図で、ポクロウシク周辺のニウヨーク、ピウニチュネ、ピウデンの村落に向けて、高い頻度で小規模な攻撃を加えている段階、イギリス国防省は今後一週間の戦況が重要であると指摘しています。
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