6月19日(金) 雨 昼前に小休止の雨 夕方には上がる
この時季 定番の花と云えば紫陽花 七変化を描いて見せる
裏山との境 鹿たちも毒を持つものは遠ざける所以 見事に花を開く
初々しく雨粒を弾き 弾力のある若さを誇示するかのような勢い
しかし 本当の花は華やかさが落ち着いた頃 中央で小さなシベを立てる
激しい雨粒に 日照りの太陽に そして木枯らしにも顔を背けない紫陽花
梅雨空に似合うのはアジサイばかりではないと 草むらの花たち
細い茎に沢山の花を付けるホタルブクロ 支えるのは廻りの草たち
一本では自立が難しい野の花たち 花壇には似合わない
派手な装いのゴシキドクダミ 臭いで嫌われるが日本の茶花
幸福を呼ぶという黄色の花 井戸の脇で盛るトリビトシラズ