5月20日(土) 青空が広がり 爽やかな風が吹く
この季節 朝から唸りを上げる 草刈機
集落の道普請を控え 己の屋敷周りの先刈り
世間の猛暑を耳に 慣れない暑さの躰が休憩を求む
熱いからと冷えた飲み物に禁欲が身につく 最早加齢
湯を沸かし 道具箱のティーバッグも賞味期限は当て外れ
ならばと 庭先のミント草をちぎり ハーブティーと洒落る一人
裏庭の吹き抜ける風に躰を投げ出し涼みのお茶休憩
目先に入る黒竹のタケノコ 見上げる輩に何を想う
凍霜を乗り越えた翁草 次世代に己をみせて
世代を繋ぐ翁草 三千丈の白髪と羨む心
齢八十の頭悲しからずや 及ばぬ翁