PV観戦レポです。
まずは、日本全国の皆さん、読者の皆さん、ブラジルW杯出場おめでとうございます。
昨日、ウルトラスで開催された、ブラジルW杯最終予選のオーストラリア戦のPVに参戦してきました。お店に到着したのはキックオフ時間前の頃良い時間でしたが、すでに店内には人があふれていました。店の入り口には顔なじみのスタッフさんが、受付をされていました。1ドリンク制で千円の料金、ドリンク券を1枚もらえます。そして、腕に防水紙製の腕章みたいなものを巻かれる。店内を覗くと、もちろんテーブル・椅子というような物はなく、立ち見のみですが、ビッシリ入っています。
すでに下委員長から、もう来てますよという連絡をいただいていたので、探すがやはり人が密集していてわからない。とりあえず、人をかき分けてカウンター付近に近づいてみる。すると、来ると聞いていた松ちゃん君と山やん君の姿を発見。2人とも仕事帰りですが、前もってアドバイスしていたので、松ちゃん君は少し食べてきた模様。
周りを見渡すと、20~30代の若い人だらけで、我々のようなオッサン連中もいる事はいますが、壁の方とか端っこにいっていますね。カンスタで見かけるような顔はほとんど見られず、他の2人と「これくらいファジの試合でも来たらいいのにね」「こういう人達は普段どこにいるんだろか」と言い合ってしまう。岡山以外出身の大学生も多いのかなと思ってみたり。何かナンパみたいな会話も横で聞こえるし(笑)。面白い空間でした。
すぐに試合は始まりました。前半はエレベーター側の壁にある特設モニターを観ました。これって、普段は壁だよなぁと思いながら。こういう試合の時だけに登場するモニターなのでしょう。
試合の方はうーむ、工藤はベンチ入りせず。東と駒野もベンチ外で、今日のコンフェデ杯のメンバー発表では、この3人がそのまま抜けました。あの招集は何だったのか、ちょっと練習しに行っただけなのかとちょっと消化不良に思いました。やってやれ酒井は、ウッチーからぜひポジションを奪い取って欲しいと思います。クドーも来年のブラジル本番には選出されたらいいな。
J2組の遠藤も今野も目立っていました。遠藤はよくパスを供給し、今野はよくケーヒルを抑えていました。横で、オーストラリアは8年前から若返りに失敗して、その時の選手が多くいるという話が聞こえました。確かにドイツW杯の時のオーストラリアは本当に強かった。日ディング監督とオジェック監督(浦和時代にACLで優勝しているんですね)の違いもあるでしょうが。うーむ、今日のオーストラリアより先日のブルガリアの方が強いように思える。
0-0のまま、前半終了。外にタバコを吸いに行く人がいるのか、密集度合いが緩和されました。そこで、店内を思い切ってウロウロしてみました。下委員長は他の誰かと一緒のようですが、姿はわからず。いつもの広いフロアに入ってみると、お立ち台のようなものがあり、その上に立つ竹店長の姿を発見。モリカツ店長の代わりに太鼓を叩いていたようです。そういえば、確かに声が違っていたよなぁと。
ACLだったり、ファジのアウェー戦だったり、語る会だったり、長くこちらのフロアに通っていますが、この日の景色はどれとも違う世界で新鮮でした。一度、昔のお店(表町)の時に、代表戦の観戦に行き、小さく体操座りして観た覚えがあります。あの時もスゴ過ぎと思いましたが、お店はあの時よりも広くなっているので、更にビックリです。今朝はFMラジオの他に、山陽新聞には約600人という事で、動画(4Fのスポーツカフェ12でもやっていたのですね)付きで載っていました。
東京渋谷のスクランブル交差点が大混乱したというニュースがよく流れますが、この夜のローソン前がそんな状態でした。しかし、こういう人達ってカンスタにも来て欲しいよなぁと。
山陽新聞WEB版該当記事:http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013060500175444/
ネットでは上では、ザック監督の采配ミス論が出ていますね。後半に前田に代えて栗原を投入し、ディフェンシブになり、そこから慣れないフォーメーションになってバランスが崩れていき、あの失点につながったというもの。個人的には、4年前の岡田ジャパンよりは全然いいチームだと思っているので、まあいいかと。今回の試合で20本近くのシュートを本数を放ち、片手で余る決定機を作りながらPKでの1点しか取れなかった攻撃面は問題として残ったのかもしれないし、実際は負け試合だったのかもしれませんが、W杯予選突破という実績を作ってくれたので、結果オーライでしょう。
ザック監督も選手達と一緒にもがきながら、世界で戦ってくれているのです。4年前の岡田監督とは違って、希望が持てる存在だと思います。やはり、本田のチームでした。ロシアから帰国翌日の試合となって、時差ボケで体が重い中、90分戦ってくれたのはスゴかったです。何か感じが変わりましたね。神がかった様子でしたし、あれほどのプレッシャーがあれば、ああなるのかな。
さきほど報ステで流れた記者会見良かったですね。本田選手の「個」の話が良かったです。「チームワークは生まれながらに持っている。個の力が必要」と。今までは「日本の良さはチームワーク」という言い方を口を酸っぱくして言われ続けてきましたが、欧州組はどの選手も「個の力を高めなければならない」と口にしています。4年前と違って欧州組が増え、ビッグクラブで活躍する選手が増えました。そういった環境になって見えてきた部分なのかもしれないし、世界に向けて背が伸びていく時期なのかもしれないと思いました。
そんな本田選手を観ていてふと、昔の中田ヒデ選手を思い出しました。よく似たタイプですが、根本的に違う所があります。本田選手は、他の選手を信頼して一体になっていますが、中田ヒデ選手はとてもネガティブでした。小野伸二選手達とも対立していたとも聞くし。
楽しみですね。当ブログでは、オーストラリア戦はきっと決めてくれるだろうと楽観視していて、その通りになって良かったですが、コンフェデ杯ではこてんぱんにやられるかもしれません。その敗戦の中で、チームワークと「個」を高めて、一つの強い個の集団になって、ブラジルへ行ってもらいたいと思います。個人的には、ベスト8まで行くのではないかと予想しています。