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J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

岡山シーガルズ39

2013-06-20 00:43:19 | 岡山シーガルズ

 生観戦ではなく参加レポです。
 16日の日曜日に、岡山県立図書館で開催された、岡山シーガルズの岡野GMの講演会を聴きに行ってきました。実は笠岡でシャルムのホーム試合のOSS委員会のボランティアがありましたが、今回は欠席しました。ボランティア活動の模様は、OSS委員会公式ブログの記事(しまくんとgermanee氏担当)をまたご覧下さい。(うーむ、まだみたいだ)

 14時開始という事で、県立図書館に行きました。1Fフロアには岡山のスポーツチームのPRコーナーがありました。ただ、講演会場がわからない。聞くと1Fに降りて、別棟に行って2Fのデジタル情報シアターという部屋に行きました。いわゆる視聴覚教室のような部屋で、それほど広くはなかったですが、まあまあの埋まり具合でした。演題は「はばたけ岡山シーガルズ ~地域密着型クラブチームの魅力~」で、岡野GMが紹介されました。去年から(社)日本バレーボールリーグ機構の理事も務められているそうです。
   
 まずはチームの歴史から入りました。'99年に旧東芝が休部になり、国体向けのクラブチームとして「シーガルズ」が立ち上がり、富山県黒部で活動開始。'01年に岡山に同じく国体を睨んで移転。GMさんの話では、地域の支援体制が良く、選手の生活環境は富山時代に比べたら天国だったとか。'05年の岡山国体で優勝し、史上初の4連覇を達成したとか。
 '06年に「岡山シーガルズ」に名称変更。'07年に文科省の支援事業を受けたそうですが、GMさんいわく「この支援事業がすべてを変えた」とか。「トップレベル・スポーツクラブ活動支援事業」の実施のために、財界など各界で構成された実行委員会を立ち上げられました。Jリーグクラブでも、役員構成を見ればこちらのように各界で構成された理想的な組織もあれば、情報開示がなくて何かよくわからない組織だぞと陰口を叩かれているところもありますね。この後に次々と国体で優勝し、'10年に9年間で8回優勝という偉業を達成。'12年に栗原選手の入団がクラブとして、とても大きなニュースになりました。
 チーム運営面での今後の課題として2つ挙げられました。
①プロ選手(現在は栗原選手のみ)との関わり ②肖像権の取扱い方
   
 チーム経営について「岡山シーガルズの運営理念」を説明されました。
①バレーボールの普及と発展
②地域社会の活性化と健康・体力づくりへの貢献

③青少年に夢と感動と勇気を
④社会貢献
 このうち④の「社会貢献」については、人と人とのコミュニケーションを大切にし、地域の各種イベントにも積極的に参画し、CSR活動を通して、地域社会に貢献するとあり、よそでは絶対に聞けない言葉だなぁと実感しました。
 去年には岡野主将(岡野GMは父親)が岡山労災病院に一日看護部長として訪問されています。こういう病院訪問もすごいが、一日看護師さんというのもなかなかないですね。

   
 '13年でオフィシャルスポンサーは44社、「応援する会」法人会員が224社、個人会員が2,318名ですが、スポンサーが集まらない理由としてGMさんは、「応援してもらって当然」「スポンサーメリットの期待」というミスマッチがあり、クラブ経営面で次の3つの課題を挙げられました。
①企業での認知度が低かった ②バレーボールを通して何をしたいのか ③やっている存在感が伝わらない、ミッションが不明確
 スポンサー活動で学んだ事として、「スポーツを行う側の論理だけではお金は集まらない」「ビジョン、ミッションを明確にして具体的な施策の立案が必要」があるそうです。

 途中、昨シーズンのベストゲームとして2試合の模様がVTRで流れました。一つはプレーオフで3位を決めた試合と、岡山大会で首位につけた久光製薬戦(ちゃんと行っておりました)です。
 あと、地域密着活動の説明がありました。勝利至上主義ではなく、育成主義であると。野球でいうとドラフトに係らない無名選手を育てて、一流と言わせる、勝てるプロ集団を創出したいと言われます。現在、全日本に4名選手を輩出していますが、4人とも元は無名選手だったとか。あと、岡山大会では毎回、地元TV3局が順番に録画放映をするそうですが、そういう合同の放送体制はVリーグで他にないそうです。
 そして、シーガルズは「岡山市観光アスリートメイツ(観光大使)」として、岡山を全国にPRする活動もしています。あと、「岡山シーガルズ杯」というジュニア大会を3年間実施されたとか。

 面白いというか見方によっては「おいおい・・・」と頭を抱える方もいるのではという話が出ました。こちらは湯郷ベルと仲がいいそうで、去年には宮間・福元選手を招いて始球式を開催したとか。そして岡野GMは、実はベルの黒田GMと仲が良く、近い将来「岡山女子会」を作ろうという話が出ているそうです。何とも言えない話ですね。岡山のトップチームのGM同士が強い連携を持っているようですが、シャルムのM島GMさんも頑張っていただきたいと思います。岡山トップチームのGMさんの横の連携か、いいですね。
 いろいろとネット等で観ていると、この岡野GMや黒田GMのように経営面まで面倒を見て、講演会もこなす精力的なGMもあれば、現場中心など違うタイプのGMもいるようですね。GMとはどうあるべきかは、読者の皆さんの方がお詳しいと思うので省略します。

 岡野GMは2013-15の中期経営計画の事を言われました。3年以内に日本一、5年以内に五輪で世界一(になる全日本に岡山からも選手を出す?)と口にされ、最後に「岡山」を一緒に応援しませんか! 「岡山」を全国に!そして世界へ!とPRされて、講演会は終了しました。「後でご覧下さい」と言われていた配布資料の中には、「支援のかたち」としてスポンサードの内容が具体的(個々の金額)に書いてありました。面白いですね。チーム事務局が管轄するのが「スポンサー」で、応援する会事務局が管轄するのが「応援する会(後援会・ファンクラブ)」となっていて、支援金を管理する存在が2つあるのです。
 後援会を作ろうとしないところは、支援金もすべて一本で管理していますが、こちらのように後援会組織があれば、極めてバランスが良く、イメージアップが図れるのではないかと思います。やはり、後援会組織は必要なのではないでしょうか。一般的な話ですが。以上、お疲れ様でした。

 話は変わり、明日早朝にコンフェデのイタリア戦がありますが、7時キックオフってイジメかと思ってしまいました。ただ、ブラジルはちょうど地球の真裏。朝7時という事は向こうは夜の7時と思えば納得できました。当ブログ的には、生書き込みもできず、帰って留守録観戦で書くというのも、結果がはっきり出ているのでちょっとなぁと。この日は夜なでしこジャパンのニュージーランド戦があるので、それと絡めようかなと思っています。あしからず。

コメント (2)
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