事例紹介コラムです。
J2松本は当ブログでもよく取り上げる、J2で1、2を争う理想的な地域密着市民クラブであり、長野さんが新スタジアムとともにJ2に来られるのに合わせるように、来年はJ1昇格するような感じになってきました。たまたま、後援会下部組織であるボランティア組織「チームバモス」さんの公式HPを久しぶりに観たところ、面白い記事が載っていました。何と、ヴェルディさんのマスコットであるヴェルディ君が、アルウィンの運営ボランティアに通常参加されたそうです。以下、抜粋して紹介。
7月26日(土)アルウィンで開催された松本対東京V戦で、東京Vのマスコット、ヴェルディ君が試合運営ボランティアに参加。これは開幕戦3本勝負の結果を受けてもの。当日は12時に会場入りし、松本山雅FCの試合運営ボランティアの方の試合前ミーティングから参加。ボランティアのビブスとADも着用し、抽選会や来場者のお出迎え、ゲートでのマッチデイプログラム配布やグッズの呼び込み、ゴミの分別(Yell呼びかけ)、試合後の見送り、終礼までボランティアとしての業務を全て実施。Jリーグ史上初の「マスコットによるアウェイゲームでのボランティア」になるとか。
最後まで大人気で、1日のがんばりを見ていたサポーターさんからはと多くの労いの言葉が掛けられ、一緒にいた東京ヴェルディのスタッフさんも「松本は本当にいいところだなぁ」と感激しておられたとか。東京に帰る都合でお見送りで全て終了の予定だったのですが、「終礼まで参加しないとボランティアやりきったことになりません(本人談)」とのアツいご要望により終礼にも参加。終礼で「来年はガンズくんの番だよ」との事(笑)。「ヴェルディさんとはとても幸せな関係が築けていると思います」とバモスさんのコメント。
チームバモス公式HP該当ページ:http://www.matsuaz.com/team-vamos/2014/08/01/1406884838631.html
いやぁ素晴らしい。本当に山雅さんとヴェルディさんとはいい関係が構築できているんだと感心しました。これは「交流力」ではないでしょうか。よく、交流を試みたが、どちらかが上から目線になっていてそれほど盛り上がらなかったという事例(Jクラブではないと思いますが)を前に聞きましたが、相手をキチンとリスペクトでき、対等の気持ちでお付き合いできているのでしょう。うちが一番とか、こういう部分で日本一と口にしていたら難しいかも。これはJクラブ同士の交流だけでなく、異競技交流も同様でしょう。
当ブログでは、バモスさんがJでトップではないかと思っていますが、そういった中で、チームバモスさんの活動の中でもう一つ、素晴らしい事例を発見しました。何と、親子のボランティア体験です。以下、抜粋して紹介。
7月26日の東京V戦では初めての試みとして「夏休み親子体験ボランティア」を実施。15組30名での募集で、予定を上回る応募で、今回は都合が悪くなった親子を除く19組全員で参加。親子ボラ約40名、U-10選手、東京ヴェルディボラで総勢160名あまりでの全体ミーティングを開催。今回親子体験ボラが体験したのはゲートやYelll(ゴミ回収)の設営、MDPの配布や分別の呼びかけ。ご褒美的に特別にスタジアム見学もあったとか。
「親子体験ボランティア」なのに、実際は親子別々に行動。保護者は別の場所で先行入場の抽選会や分別回収の呼びかけ、イベントスタッフを担当。試合開始前に終礼となったようですが、労をねぎらうために塩沢選手が終礼に駆け付けてくれたとか。
素晴らしい企画ですね。どこのJクラブにもボランティア組織がありますが、最後に選手が労うというのも含めて、ここまでの規模はなかなかできないでしょう。同じスポーツボランティアとして、楽しく読ませていただきました。親子別々の担当作業というのがいいですね。その後の試合観戦で会話が弾んだのではないでしょうか。確か、万博だったか、子供さんばかりの運営ブースを観た覚えがあります。こういう試合ボランティアは大人がやるものという感覚がありそうですが、子どもさんも全然いいと思います。特に呼びかけ活動などは、おじさん達より効果があるのかもしれません。今度はガンズくんのボランティア風景が観たいですね。(山雅の皆さんごめんなさい)
チームバモス公式HP該当ページ:http://www.matsuaz.com/team-vamos/2014/07/30/1406688782324.html
話は変わり、昨日スルガ銀行カップがあり、某黄色いチームが見事優勝しました。その模様は後日。