PV観戦レポです。
昨日、№12EVERで開催された、ファジのアウェー熊本戦のPVに参加してきました。今日はサッカーを語る会としても開催し、6名の参加でした。熊氏、山やん君の他に、面白い顔ぶれでした。浦和サポでもあるつかっち氏、そしてボランティアでご一緒している隅氏が初登場です。2人とも初来店という事でファジ色満点のこちらのお店が新鮮に映った様子。
この日はPVという事で、限られた席を我々が座った奥のテーブルも、満席になってきたら2席くらい相席でという事になっていましたが、結局そこまでには至らず、ほどほどの満席状態でした。
今回、1回目の乾杯をさせていただきました。2ステージ制の廃止を祝してで。そういえば、昨年秋も「アラブの春」を祈って万歳三唱しましたね。2回目の本乾杯でFリーダーも、2ステージ制廃止を祈ってくれました(笑)。この日は面白かったですね。浦和サポでもあるつかっち氏がマニアックな解説を入れてくれる。つかっち氏曰く、浦和サポも村井チェアマンに対しては好意的の様子で、もしCSで表彰する場合は、登場シーンで歓迎するだろう解説予想されていました。みんなを笑顔にする「2ステージ制廃止」でした。隅氏も楽しんでいた様子で、次回も来てくれそうです。山やん君は、何でも井原のマラソン帰りとか。相変わらず鉄人です。
試合終了間際に突如トラブル発生。何と、スカパー映像が天候不良のため受信できずに画面が真っ暗に。ACLとか海外映像ではありましたが、国内では珍しいですね。台風の威力凄し。映像が復旧したら1点入っていたらいいなと言っていましたが、0-0のままでした。
試合の方ですが、全体の印象は結果的には「ディフェンシブな相手」が苦手の岡山そのままになってしまったという印象。どんどんボールを回す岡山、堅守の熊本さん、どちらも時間とともに疲弊していき、同じようにプレーに穴が開いていき、勝ち点1を取り分けたのかなと。相手には、植田、テヨンと元岡山、ミノルーニーこと菅沼の元柏の選手がいました。一瞬池谷社長も観えたかな。熊本さんは、やたら10番の清武選手が目立っていました。欧州のお兄さんとはちょっと違う印象。中林選手と1対1は焦りましたが、竹田選手のスライディングが光りましたが、そこに至ったのも課題かなと。前に紹介した岩政選手、ヒゲ沿って若返っていましたね。天皇杯に向けた心境の変化か。ヘッド惜しかった。
いつもの後半70分に豊川選手が出てきて、ご両親の前でプレーを見せたが、得点ならず。うまスタで初出場だったとか。つかっち氏曰く、うまスタは地震の影響で、まだメインは使えず、最近やっとゴール裏が使えるようになったとか。映像を観ても、無観客試合かアンダーカテゴリ代表の海外試合のような絵でした。
ネットの戦評です。【スカパー!ハイライト】
熊本さんは前節に続いて4-1-4-1の布陣。ショートパスをつなぐ岡山に対して守備から速攻をという狙いだったが、岡山の攻守の切り替えの早さに加え、新布陣での距離感をまだ掴めていないため、パスミスが目立つ。膠着の展開で、熊本さんは後半の速攻から決定機があったが、中林選手との1対1も決めきれず。結局、互いにゴールが遠く、0-0の引き分け。熊本さんにとっては連敗を止める結果で、岡山にとっては昇格争いから後退する格好。
今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ消化不良」というタイトルの記事の戦評です。この文言って前にも見ました。
うまスタは、過去7戦未勝利の因縁の地で、またしてもジンクスを突破できず。岡山はチャンスを作れないまま熊本さんとスコアレスドロー。5連敗中の熊本さんは自陣に引いて構えて守備固め。岡山は矢島選手を中心にボールを保持する時間は長くても、前への推進力を欠き、攻撃がずっと停滞。シュートまで行けず、ただ持たされているだけ。サイドからのクロスは分厚い赤い壁に跳ね返され、自慢のセットプレーも枠を捉えきれずに不発。その中でも勝ち急いで足をすくわれなかった事が一歩前進。頼もしい中林選手のスーパーセーブが無ければ、勝ち点1さえ危ぶまれる展開。一方の熊本さんは守備重視の戦いに徹し、前線で1トップの清武選手が奮闘したものの、周囲のサポートが少なく得点に至らず。
これで清水さんに抜かれて5位に降下。清水さんは公式発表をするくらいに、これからギアを上げてきて3連勝と上げ潮です。京都さんは負けて、実質6位までのチームでプレーオフを戦うのかなという印象です。あとはホーム試合で引き分けでも勝てる3位4位か、不利な5位6位かというところ。当ブログ的には今季の福岡さんを観ても、J2優勝で昇格しないとJ1昇格の意味が無いと思っています。次節勝てば、最良で3位、負けても5位のままという状況。
天皇杯鹿島戦の話が出ました。何度考えても遠くてリスクが多い。当方も仕事で常磐線に乗って柏や水戸は何度も行っており、勝手知ったるエリアでしたが、東に乗り換えて鹿島神宮まで行くというイメージは無かったです。台風も来ているし、週の間の祝日という事でリスク大きいかなと。でも一度カシマ行ってみたいですね。ジーコが作った町を視察したいです。皆さまお疲れ様でした。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
ほんに当ブログもせわしい事(一人相撲ですが)です。いよいよBリーグが開幕します。下のリンクで昔の記事を読むと、いかに昔苦労してこのリーグができあがったのかがわかると思います。気力があれば読んでいってみて下さい。そんな難産の末に誕生したBリーグがいよいよ今週末(22日)に開幕します。でも・・・当ブログ的にはちょっと、いや少し心配的な事が残っています。それはまた最後の辺で述べたいとおもいます。
読者の皆さんのほとんどが知らないでしょうが、実は開幕戦が、何と!地上波で生放送されるのです。Jリーグがあれほど憧れ、去年(今年もか、でも今年まで)天下の悪法で一時的に復活させた地上波があるのです。まずはその放送情報を紹介します。
【フジテレビ(OHK)】
・日時: カード(カテゴリ) / 放送開始/ 試合開始
・9/22(祝): A東京対琉球(B1) / 18:30 / 18:55
FUJITV BASKETBALL BOOSTER CLUB:http://www.fujitv.co.jp/sports/basketball/
フジテレビバスケット公式FBページ:https://www.facebook.com/fujitv.basketball/?notif_t=page_fan¬if_id=1462432396850246
【NHK地上波】
・日時: カード(カテゴリ) / 放送開始/ 試合開始
・9/24(土): 栃木対秋田(B1) / 13:50 / 14:00
・9/24(土): 滋賀対三河(B1) / 13:05 / 13:10
・9/24(土): 山形対群馬(B2) / 13:50 / 14:00
・10/8(土): 琉球対三河(B1) / 13:05 / 15:10
・10/30(日): 秋田対栃木(B1) / 13:50 / 14:00
・11/20(日): 仙台対栃木(B1) / 13:05 / 13:10
・11/20(日): 西宮対F名古屋(B2)/ 調整中 / 13:00
うーむ、全国放送ではないそうです。岡山放送局ではどこまで観えるんだろか。確認したら、とりあえず22日のOHKは放映されるようですが、24日は見当たらなかったです。やはりローカル放送なのかな。22日にゴールデンタイムに放映される開幕戦の視聴率が気になりますなぁ。去年のJリーグのCSと比べる事になるでしょう。地上波ではないですが、一応NHK-BS1での放送情報も少し紹介しておきます。
・ 9月: 9/22:A東京対琉球
・10月: 10/1:三河対名古屋D(B1)、10/7:川崎対新潟(B1)、10/21:川崎対富山(B1)、10/31:滋賀対琉球(B1)
・11月: 11/5:三遠対新潟(B1)、11/28:北海道対千葉(B1)
・12月: 12/2:仙台対琉球(B1)、12/9:北海道対名古屋D(B1)、12/10:A東京対京都(B1)、12/16:A東京対北海道(B1)
・ 1月: 1/27:仙台対京都(B1)
・ 2月: 2/ 4:大阪対栃木(B1)、2/17:三河対北海道(B1)
・ 3月: 3/ 3:仙台対川崎(B1)、3/11:A東京対大阪(B1)
NHKオンライン:http://www1.nhk.or.jp/sports2/basket/
Bリーグ公式HP該当記事:https://www.bleague.jp/news/12160.html
〃 開幕戦ページ:https://www.bleague.jp/startinggame/
今日のOHKの番組で、早速Bリーグの話題が少し出ていました。優勝候補のチームとして、川崎、琉球、A東京、栃木の4チームの名前が出ていました。この4チームなんですか? 当ブログで以前に紹介したサンロッカーズ(渋谷)はダメですか? 今後も開幕戦の日までは、フジテレビ系の各番組で取り上げられそうです。ぜひ、開幕戦以降もできるだけ取り上げて欲しいです。
バスケはファッション性が高いと思います。フットサルも同様で、Fリーグが開幕した時に、そのファッション性でブレイクするかと思いましたが、競技自体の人口は多いと思いますが、Fリーグは余り文化になりきれていないと思います。Bリーグはどうでしょうか。そのファッション性を上手く発揮すれば若者層に浸透できると思いますが。
それで最初に言った「少し心配的な事」ですが、露出の少なさです。川淵さんが先頭に立っていた時は連日、メディアによく出ていましたが、川淵さんが一線から引かれてから一気に減った印象があります。川淵さん、ちょっと身を引いたのが早かったんとちゃいますかと。'93年にJリーグが開幕した時の事をいくらか覚えています。もう少しスポーツ紙とかにニュースが出ていた気がします。もっとも、競技が違いますから一緒にはできません。
と書いていたら、今日の「ヒーローズ」に川淵さんと前園氏が出ていました。 川淵Bリーグエグゼクティブアドバイザーと、前園Bリーグ特命広報部長として。驚きました。特に前園氏が特命広報部長に就いたのが今年2月、それを知ったのが開幕4日前の今日って・・・ やはり広報活動ができていないのではないでしょうか。せめて1ケ月前からこれでもかというくらいに、メディアに露出すべきでしたね。この1ケ月はTVを観ても、ネットを観ても「出ていないよなぁ、どうして?」と首をかしげながら「Bリーグ」の露出を探していました。出てきたのは本当に昨日か一昨日くらいかではないでしょうか。
今年は代表チームという視点から見れば少し似ています。'93年のサッカーもアメリカW杯の初出場を逃し、今年のバスケもリオ五輪には出場できなかったです。しかし、サッカーでの日韓W杯は最終予選の10年後に開催されたに対して、バスケの東京五輪は4年後と時期が早いです。つまり、予選免除で本戦に出場できるという絶好のチャンスです。このチャンスを生かさない訳にはいかないでしょう。日本代表の強化という面でも、今回のBリーグ開幕は試金石になりますね。22日の開幕戦はじっくり観させてもらいます。楽しみだ。
Bリーグ(バスケットボールリーグ)関連:41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
リスペクト(事例紹介)コラムです。
今日現在で年間順位(この面倒臭いものも今年限りですね)で16位と、降格圏で苦しんでいる名古屋さんですが、先日おおっと思わせるニュースを知りました。名古屋さんといえば典型的な企業クラブで、地域密着という面では物足りない状態なんだろうと思いがちですが、そうではありません。当ブログでも名古屋さんの事例をいくつか紹介していますが、商店街とかそういうキーワードがやたら出てきます。
奉還町商店街でタペストリー事業をやっている「おかやま百年構想」の長君もかつて視察に行っているくらいに、名古屋さんと地元商店街とのつながりは強いです。「名古屋グランパスJ2降格危機で地元必死 残留へ…市民『全力後押し』」というタイトルのTHE PAGEの記事です。以下、抜粋して紹介。
年間成績が16位と、初めてJ2降格の危機に直面しているJ1名古屋。J1残留に向けて負けられない戦いが続く中、地元愛知県では、チームを応援しようと市民らが立ち上がり、様々な活動を展開。降格危機を伝えるポスター掲示や、街頭での応援呼びかけ活動を通じて、選手らにエール。応援の裏には、チームや選手らに対する感謝や存在の再認識など、さまざまな思い。
〔豊田市発案でチラシ配布 「ホームゲームで声援を」太田市長も応援呼びかけ〕
名鉄豊田市駅で13日、ホーム戦の来場を呼びかけるチラシ2,500枚の配布活動を実施。発案は豊田市で、ボスコ・ジュロヴスキー新監督や川又選手ら4選手、太田市長が参加。
「勝てない日が続くにつれて、ホームタウンとして何かしないといけないという思いが募り、J1チームが地元にある、というありがたみを改めて感じられた。できることは、ホームゲームで声援を届ける事」と、市全体で応援していくことを約束するコメント。
〔「いつも協力してくれるチームだから…」 商店街は号外ポスター〕
県内商店街でも、チームを応援する機運の高まり。約150の商店街が加盟する県商店街振興組合の中で、J1名古屋と共に地域の活性化を目的として、16商店街が活動する組織・名古屋グランパスサポートタウンは、「J2降格危機」を見出しにした号外新聞のポスターやチラシ計15,000枚を制作し、各所で掲示と配布。ポスターでは、チーム史上最大の危機にある現状や、選手やチーム関係者らが地域貢献活動に協力している様子を伝え、「チームを助けるためにスタジアムへ応援に行こう」と呼びかけ。
夏期はそれぞれの商店街でイベントが盛んに開催され、そのイベントを盛り上げるゲストとして、選手が参加するのが恒例。「今年は勝てていなかったので、選手をイベントに呼びづらい雰囲気だった」とか。商店街の中でもチームの低迷による不穏な空気があったため、同組織は「いつも協力してくれるチームだから、困っているなら助けよう」と、地域全体で応援する機運を高める目的で、例年行う事業を急遽取りやめ、その予算をポスター制作に充填。
組織関係者は「おらがまちのサッカーチームであり、グランパスの存在は地域にとって大きい。みんなで選手を後押ししたい」と意気込む。
〔サポーターの声で選手ら奮起 4カ月ぶり勝利で残留へ望み〕
チーム側も地元やファン・サポーターの期待に応える活動を実施。サポーターの声をまとめた動画を制作し、選手に見せるという取り組みをホーム新潟戦の直前に、初めて実施。サポーターの思いに答えるかのように、その試合で4カ月ぶりの勝利をつかみ、J1残留を期待できる結果。
この日会場に詰めかけたサポーターの数は、通常の敵地戦の倍以上となる1,200人と異例。決勝点のゴールを決めた川又選手は感謝と全力の後押しをツイッター等で呼びかけ。
THE PAGE該当ページ:https://thepage.jp/aichi/detail/20160915-00000005-wordleaf
地元岡山も今はJ1昇格に向けて昇り調子ですが、先行きは誰にもわかりません。仮に来季J1に昇格できても、連敗新記録を作って、ズタぼろになってJ2に戻ってきて、大分さんのように1年でJ3まで行ってしまう可能性も無いとは言えません。読者のリクエスト(比較してくれと)もあり、今回は仮のシュミレーション的に岡山と比べながらどうなのか書いてみたいと思います。
まずは地元駅での監督や複数の選手によるチラシ配布活動。すごいですね、企業クラブなのに、市民クラブのような活動。行政が作ったチラシを監督と選手が配る。いい光景です。では、街頭活動として岡山はというと、東日本大震災の時は募金活動を実施(この時は全クラブでやっていましたが)。監督のこういう姿はそれ以外では観た事ないですねぇ。選手が街頭に立ったのは、あとは熊本の時(これも全クラブで実施)。去年は県警の告知活動で街中を歩きましたが、今年はそういうニュースは聞かないですねぇ。まあ、名古屋さんの場合は緊急事態という事もあります。岡山ではフロントとボランティアが駅等でチラシ配布をいつもやっていますが、たまには選手も駆けつけるのもいいかもしれません。
あと、J1名古屋のホームタウンは「名古屋市、豊田市、みよし市を中心とする愛知県全県」となっており、ホームタウンの1つの豊田市長が「ホームタウンとして何かしないと」とコメントされました。岡山は「岡山市、倉敷市、津山市を中心とする岡山県全県」です。もし、そういう緊急事態の時に、倉敷や津山の行政も市民もそこまでやってくれるんでしょうか。いや、やってくれると信じています。なので、倉敷や津山(来年からネクスト無いし)でも更に地域貢献して欲しいと個人的(倉敷市民としても)に思います。
次に地元商店街との関係。名古屋さんは「サポートタウン」制度を設けています。制度内容は以下のとおり。
「愛知県商店街振興組合連合会とタッグを組む、地域・商店街を元気にするサポートタウン事業の取り組み。現在、15団体がサポートタウンに加盟。グランパス・イベントの開催やスタジアム観戦ツアーの企画・開催など、クラブとサポートタウンが協力して地域の活性化に尽力」
サポートタウンは以下のとおり。
今池商店街連合会、東新商店街振興組合、藤が丘中央商店街振興組合、柳原通商店街振興組合、八事商店街振興組合、平針駅前商店街振興組合、瑞穂通商店街振興組合、仲田本通商店街振興組合、大須商店街振興組合、日比野商店街振興組合、柴田商店街振興組合、名古屋駅西銀座通商店街振興組合、あらたまグランパスタウン、愛商連豊田支部、一宮市本町商店街、安城市商店街連盟、半田市商店街振興組合
これを見ると、名古屋市や豊田市以外の市の商店街が含まれている事がわかりますね。比べて岡山の公式HP「ホームタウン」ページ('13年で止まっていますが・・・)を観てみると、商店街では奉還町しか名前が出てきません。Cスタの地元商店街という貴重な存在ではありますが、岡山市内にも表町や西大寺町など、東口にもたくさん頑張っている商店街があります。将来的には、岡山市商店会連合会などを通じて、名古屋さんのような活動を始めてもいいのではないでしょうか。名古屋さんでは「イベントを盛り上げるゲストとして、選手が参加するのが恒例」とありますねぇ。
次は「勝ち店」制度。これはいわゆる「サポショ」(サポートショップ・協賛店)制度です。すごいです。駅ごとにあり、名古屋市以外にも豊田市と安城市、知多半田市のお店も登録されています。比べて岡山は、まだサポショ制度は無いようです。上の商店街との連携と同じように導入されたらいいのにと思います。サポショは、単にクラブの名前で商売するという単純な存在ではなく、三位一体の支援者(行政、企業、市民)に続く第4の支援者が商店・商店街だと当ブログでは大昔から言い続けています。各地の情報発信基地にもなれる存在です。この記事を見ると、もう導入していないのはJ1・J2通して岡山くらいしかありません。外部委託でもいいから早く導入されてはいかがでしょうか。
J1名古屋公式HP「サポートタウン」ページ:http://nagoya-grampus.jp/club/hometown/support-town.html
こんなところでいかがでしょうか。地元・岡山はJ1にふさわしいクラブを目指しているようですが、成績や観客動員数など、外の部分だけでなく、上の事例にあるように中身の部分もJ1レベルを目指してはいかがでしょうか。名古屋さん、前節で久しぶりに勝ちましたが、今日のガンバ戦で負け、降格危機に陥っています。こればかりは勝負の世界なので何とも言えませんが、頑張って欲しいです。
J1名古屋公式HP「ホームタウン」ページ:http://nagoya-grampus.jp/club/hometown/
J1名古屋関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140727
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130213
商店街関連:32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / 20 / 19 / 18 / 17 / 16 / 15 / 14 / 13 / 12 / 11 / 10 / 9 / 8 / 7 / 6 / 5 / 4 / 3 / 2 / 1
リスペクト(事例紹介)コラムです。
ここ最近は心で動かされる、いい情報が増えてきました。昼休みに観ていたら、村井チェアマンと選手の対談記事があり、読んだ後にその日の記事にする事を即決しました。名古屋さんの記事だったのですが、こっちが先かなと。「選手・クラブとリーグの距離感は遠い!? 本音で語らうJリーグ 中村憲剛編」というタイトルですが、今後のJリーグは明るいと思わせる素晴らしい内容です。以下、抜粋して紹介。
【増えた(放映権)収入の使い道について】
村: Jリーグは公益法人のため、内部留保はできず、公益のために使う事がベースにあり、クラブに分配する事になる。その使い道について、これまで以上にクラブの経営力が問われる事になる。
【中村憲剛がチェアマンに伝えたかったこと】
中: 「高田スマイルフェス」等の社会貢献活動の経験を踏まえて伝えたいのは、クラブが個別に取り組むだけじゃなくて、もっとJリーグとも一緒にやれないかという事。例えばJリーグが呼び掛けて、各クラブから選手が集まって、子ども向けの教育番組に出てもいい。子どもが興味を持てば、保護者もスタジアムに足を運んでくれるため。
もともと自分自身「サッカー選手なのだから、サッカーだけをすればいい」と考えていましたが、J1川崎という地域活動に力を入れるクラブに入団したおかげで、サッカーだけでは十分ではないと思うようになった。
ヨーロッパと違って日本には娯楽があふれているため、いかに自分たちで付加価値をつけるかが大事、というのを実感。実際、自分が入団した時は観客が3,000人程度だったが、地域活動を続けたことで今では約2万6,000人が来場。それが自分の成功体験。
村: J1川崎は子どもたちの興味を引くイベントを実施しており、選手がやらされているのではなく、「これをやることが僕たちの使命なんだ」と心の底からやっているのが良いう。現在J1・J2の計40クラブで、年間4,000回くらい地域活動をしているが、大事なのは回数ではなく、その真剣度。
【Jリーグ自体の努力がちょっと甘い】
中: 誤解を恐れずに言うと、Jリーグ自体の努力がちょっと甘いと思う。J1川崎で取り組んできた人間としては、そう思う。Jリーグがあってクラブがあり、選手達はJリーグが何をしようとしているか、見ている。Jリーグは選手との取り組みは形式的な印象。もっとJリーグがアイデアを出して欲しい。
村: その通りかもしれない。今までJリーグとしては、ホームタウン活動はクラブがやるもので、リーグとしては情報を与えて参考にしてください、というスタンス。Jリーグが表に立って、ホームタウン活動を主導するというところまで行けていなかった。
【5つの社会問題を考えJリーグを改善したい】
村; ファン・サポーターと近い距離を保ち、一緒に活動している中村選手だからこそ感じている部分がある様子。
中: もっとリーグと選手がスクラムを組んでやっていく感じがほしい。
村: チェアマンとしてJリーグに何ができるかを考え、日本における5つの社会課題(健康、教育、国際交流、産業振興、街づくり)にクローズアップして、Jリーグがその改善に取り組む事を計画。
この5つの問題に対して、一般人からアイデアを募ることができないかと考えている。Jリーグがプラットフォームになってアイデアを募り、53クラブと力を合わせて全国で取り組めないか。
中: サッカーだからできることがあり、Jの53クラブがまとまったら、計り知れないパワーがあると思う。その先頭に村井チェアマンが立ってほしい。
村: 熊本で経験したが、選手だけではなく、ファン・サポーターが一緒にJリーグを形成。「僕らが支えているんだ」というオーナーシップを持った人たちが、全国にこれほどたくさんいるのは、すごい事。
中: 自分自身でがファン・サポーターと一緒に活動して感じるのは、ファン・サポーター一人一人が何か行動するきっかけを欲しているという事。きっかけ さえあれば、みんなが輪になって、すごいパワーを発揮する事こそがJリーグの財産。
という内容でした。上から順番に観ていってみましょう。
まずは憲剛選手がチェアマンに伝えたかった事。社会貢献活動で、クラブが個別に取り組むだけじゃなくて、もっとJリーグとも一緒にやれないかという事。これは素晴らしい提案です。という昔はそうでした。昔はJリーグ公式HPに普通に出ていました。MLS信奉勢力が出てきてから、徐々に減っていき、J'S GOAL閉鎖騒動の時に過去データがすべて消えてしまいました。また、復活してはいかがでしょうか。でも村井チェアマンはいいとして、他の方々(茹でガエル勢とか)がどうなのか・・・ 以前にJリーグが番組を持つ構想がありました。Jリーグの呼び掛けで、有名選手が集まって、子ども向けの教育番組に出るっていい案じゃないですか。計算ドリルの体験があるから、こうした発言ができるのでしょう。
地域活動を続けたら観客動員が伸びたのが成功体験って、素晴らしいですね。そこには「サッカーだけやってればええんじゃ」という価値観は存在しません。村井チェアマンも地域貢献活動は数ではなく中身が大事と言っております。よくおわかりですね。当ブログでいえば、中身というのは真剣度=「継続事業」でできているかだと思います。格好だけの単発事業は真剣にやっていないとも言えるのか。選手はやらされているのではなく、自分達の使命と心の底からやる事とありますが、以前にどこでだったか忘れましたが、やらされているという顔をした選手を観た事があります。
これからはJリーグが表に立って、ホームタウン活動を主導して欲しいですね。昔から言っていますが、年間を通じて選手による貢献活動数を、ぜひクラブライセンスの項目に加えて欲しいです。
村井チェアマンが口にする、日本における5つの社会課題の改善に取り組む計画っていいですね。その5つに細かく注目してみましょう。
・健 康: 昔Jリーグでやっていた「介護予防事業」ですね。ぜひ、Jリーグ100年構想の中に復活させて欲しいです。
・教 育: 「ユメセン」や給食先生などの選手による学校訪問、川崎さんのドリルなどもそうですね。もっとJリーガーの義務化を進めて欲しいです。
・国際交流: 札幌さんや水戸さんがやっている事業ですね。代表チームは今やアジア6位に成り下がりましたが、交流はもっとやって欲しいです。
・産業振興: ビジネス交流もそうですが、サポショ(サポートショップ)もそうです。サポショができていないところはそもそもお話になりません(涙)。
・街づくり: 街中スタジアムによるコンパクトシティもそうですが、商店街も重要なファクターですね。
そして、Jリーグがプラットフォームになって一般人からアイデアを募る話ですが、これはファン・サポーターとの対話のプロローグではないでしょうか。今回、まずは選手と対話し、次はファン、そしてサポーターという流れに早くなって欲しいです。早速当ブログとして、アイディアを提案させていただきます。次の3案です。
①Jリーグ版サポカン
上の5つの課題について、一番の消費者顧客であるファン・サポーターと意見交換して、アイディアを抽出する。多分、いろいろといいアイディアが出ると思います。ファン・サポーターと共闘体制ができればこれほど強いものはありません。最初は各クラブのサポカンに共催してみるとか。
②選手契約時での社会貢献活動項目の義務化
川崎さんなど盛り込まれているクラブとそうでないところがあると聞いています。川崎さんの内容をお手本に、Jリーグ主導で推進を進め、この部分を軽視する選手、もしくはクラブについてはペナルティを与えてもいいのではないでしょうか。
③サポショ(サポートタウン)のポータル化
Jリーグでサポショもしくはサポートする商店街のポータル化です。モールのようなものを作ってもいいし。まさに産業振興です。これで日本全国の商店街に元気を与えます。もっともサポショ自体をやっていないところはお話になりませんが。
今日はこんなところです。上の対談記事を読んでいたら、最後に<後編へ続く>とありました。やりますね。これは今後も楽しみだと。やはり、村井チェマンはこれからも大改革をやっていただけそうですね。楽しみにしています。憲剛選手の記事も、村井チェアマンの今後の改革も。
スポーツナビ該当記事:http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201609150004-spnavi?p=1
リスペクト(事例紹介)コラムです。
Web Sportivaに某黄色いチームの話題が載っていました。育成組織はJ1のトップクラスで、今季のチームもアカデミー出身が多く所属しています。この記事を読むと、改めてJ1柏は真の育成クラブだなぁ、育成が上手くいっていないところは参考にして欲しいと改めて思います。以下、抜粋して紹介。
【平均年齢24歳。「育成の柏レイソル」に日本サッカーの希望を見た】
メンバーリストを見るだけで、柏レイソルというクラブのアイデンティティがよくわかる。選手名の横に記された前所属の欄には、「柏レイソルU-18」の表記がずらり。スタメン11人のうち、実に5人の前所属がこの下部組織のチーム名で、中村選手と武富選手も、レンタル先が記載されているだけで、柏ユース上がりの選手であり、輪湖選手もプロ入りはJ1甲府だが、元を正せば「柏レイソルU-18」出身。J1鹿島を封じた中谷選手は9歳から柏のアカデミーでプレーし、残り3人のうち2人はブラジル人で、日本人選手の外様は'08年にJ1・FC東京から加入した栗澤選手のみ。日本有数のアカデミー組織を備え、自前で選手を育ててチームを強化。J1柏は金銭的に恵まれない非ビッグクラブがプロリーグで生き残るための、まさにお手本のような存在。
前所属の偏りだけではなく、その年齢層も低い。この日のスタメン平均年齢は24.27歳で、J1鹿島を1歳以上も下回っただけでなく、今節に行なわれたすべての試合のなかでも最年少のチーム。ユース出身の若手がチームの骨格をなす柏が、第10節を終えた時点で首位の川崎とは勝ち点3差の6位で、逆転優勝の可能性が残る状態。結論から言えば、J1柏の完勝。試合前のチームの印象は、若いチームにありがちな”イケイケ”スタイル。この日得点したのは外国人コンビで、個の力を示したファインゴールで、。下平監督の采配がはまった試合。しかし、なにより目に付いたのは、ユース出身の若手たちの落ち着き払った振る舞い。怖いもの知らずに闇雲に立ち向かうのではなく、戦況を見極め、相手をいなしつつ、ボールを大事にして、隙を探るという成熟された「大人のサッカー」。
とりわけ際立ったプレーだったのは、アンカーと2人のCBで配置された「ユース出身トライアングル」。20歳の中谷選手と19歳の中山選手がCBコンビを組み、21歳の秋野選手が中盤の底に君臨。彼ら3人の攻守における働きぶりこそ、柏の躍進を支える最大のファクターの様相。コンビを組む中山選手とのチャレンジ&カバーもスムーズで、ボールを持てば決してクリアに逃げず、最終ラインに降りてくる秋野と3人で、しっかりとビルドアップもこなしていたため、後方を支えるこのトライアングルの安定感なくして、この日の完勝劇はなかった状況。このユース出身トライアングルだけでなく、21歳のGK中村選手も安定したセーブで完封勝利に貢献。インサイドハーフとして久しぶりの出場機会を得た、21歳の小林選手も果敢な守備で中盤を引き締めるだけではなく、クリスティアーノのゴールもお膳立て。20歳前後の選手たちが躍動して3連勝。
勢いに乗れば止まらない一方、些細なことで崩壊するもろさも備える。その二面性は若さの特権だが、結果が求められるプロの世界では、決してポジティブな要素ばかりとは限らないが、この日の戦いぶりを見る限り、彼らが勢いだけのチームではない事を理解。
日本代表に象徴されるように、なかなか新陳代謝の進まない日本サッカーの未来を憂うファン・サポーターも多いだろうが、平均年齢24歳そこそこのこのチームには、大きな希望が感じられ、新時代の幕開けは、もうそこまで来ているのかもしれないと締めくくっていました。
Web Sportiva該当記事:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2016/09/14/24_split/
サポーターの中に「柏の育成 俺たちの宝」というキャッチフレーズがあります。J1柏の育成組織はJ1でトップクラスです。ユースからトップチームに昇格する選手がとにかく多い。トップチームに昇格実績がほとんど無いチーム、セカンドチーム止まりとは全然違います。よそのクラブもうらやましい事でしょう。当ブログなりに、柏のアカデミーの成功の要因を考えてみました。主には以下の4点だと思われます
①練習環境
ホームスタジアム、トップチーム練習場、レイソルU-18、U-15、U-12、スクールクラスの練習場はすべて同じ敷地内にあって、共存できている。時々トップの選手がアカデミーの練習に飛び入り参加したりと、構造的にとても距離が近い育成構造になっている。
②歴史と実績
日本で最初に、'86年に「日立サッカースクール柏」として開校。現在まで多くのJリーガーを輩出。
③アカデミーからトップまで一貫して統一されたプレースタイル
柏といえばポゼッションサッカー。ジュニアチームまでほぼ同じプレースタイルが指導されています。昨季の吉田監督の時はこだわり過ぎて自滅しましたが、今季は下平監督の元、上位をキープ。
④アライアンスグループに象徴される育成環境の完成度
周辺の少年サッカークラブとの関係を深め、相互協力して活動。クラブと地元の各クラブが共に手をとりあい、地域全体のさらなるレベルアップを目指して活動。
このアカデミーのスタイルは、ビッグコミックスピリッツ連載の「アオアシ」のモデルとされています。よく周辺のクラブと全く連携が取れず、他県に有望選手が流出していく事例を間近に見ています。それに比べてそちらは周辺クラブと連携を強め、クラブへの入団を目標と位置付けられています。まさに理想的な育成スタイルです。先のリオ五輪でも中村選手が活躍し、ケガで出場が叶わなかった山中選手をはじめ、予選まで中谷選手など多くのU-23選手の名前が挙がり、この世代を席巻していました。たぶん、次の東京五輪世代もその次も席巻する事でしょう。コラムにもありましたが、現在日本代表では新陳代謝が進んでいません。まるで、少し前のなでしこジャパンのように。J1柏がそのモデルとして、何かの参考になるのではないでしょうか。
こちらのアカデミーは素晴らしい。トップとは別にアカデミーでも公式ブログと公式フェイスブックと公式ツイッターの3点セットが完備されています。こういう面からでも、まさにJ1にふさわしいクラブ。SNSを全くやろうとしないところは足元にも及ばない光景。
J1柏公式HPアカデミーページ:http://www.reysol.co.jp/academy/
話は変わってつい先日、いつものように日本一面白いサッカーブログである「みゃ長さんブログ」を読ましてもらいました。声を出して笑ってしまいました。サッカー関係でネットを観ている中で、このブログだけでしょう。そこまで笑えるブログは。笑いましたね。相手の鹿島・曽ヶ端選手とのやり取りが面白いです。「GK曽ヶ端は、チラッとみて嫌な顔をされていた。まわりにも気づかれない。私と曽ヶ幡選手だけの世界」とありました。数日前の記事で岩政選手が相手FWとやり取りをしていたとありましたが、ここでもみゃ長さんが相手選手と熾烈なやり取りをしていたのです(笑)。
また、「日本一スポンサーを大事にするサポーターを自負する我々」というフレーズもいいですね。日立のたくさんのゲーフラの他に東原社長の顔写真をいっぱい掲げたそうですが、「数枚、東国原氏と加藤一二三氏の写真が紛れてしまった」と。面白過ぎです。こういうシーンがあるからこそ、このチームは「カリスマの存在」であり、ずっと紹介しているのでしょう。おっとそういえば、神戸が何とかというメールが来ていたな・・・
カリスマの存在」カテゴリ以外のJ1柏関連:69 / 68 / 67 / 66 / 65 / 64 / 63 / 62 / 61 / 60 / 59 / 58 / 57 / 56 / 55 / 54 / 53 / 52 / 51 / 50 / 49 / 48 / 47 / 46 / 45 / 44 / 43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
リスペクト(事例紹介)コラムです。
当ブログにとって今年最大の吉報である、2ステージ制の廃止ですが、その後Jリーグ関係でいくつか報道が流れました。着実に来季の1ステージ制に向けて、準備を進めている印象です。今回2つのニュースです。以下、抜粋して紹介。
【J優勝賞金が来季から10億円!巨額放送権料原資に:日刊スポーツ】
来季から1シーズン制に再移行予定のJリーグが、優勝クラブに10億円の傾斜配分金を支給予定。ACL制覇に向けた布石で、20日の理事会で最終決定する見込み。パフォーム・グループと契約する放送権料が原資。J1の18クラブで分配し、傾斜配分金の総額は30億9,000万円で、その1/3が優勝チームに集中する仕組み。Jが優勝クラブに巨額投資。Jリーグの近年の悩みは、ACL出場クラブの早期敗退。今季もすべてのクラブがベスト8前止まり。
「中国クラブにはブラジル代表クラスが3人所属。今後、放送権料などで資金が入れば、Jリーグ全体のレベルを上げてくれる大物外国人選手や世界的な名将を呼びたい」と原副チェアマンのコメント。
今季の年間優勝の賞金は1億円。ステージ優勝と年間勝ち点の賞金を合わせると最大で2億8,000万円。さらにJ1の各クラブに支給される固定配分金は約2億円。しかし来季は現行の設定をやめ、巨額の放送権料を土台に賞金は新基軸を打ち出す方針。観客数増員などの細かい条件はあるが、優勝チームの傾斜配分金が10億円程度で、固定配分金も3億5,000万円に増額されることから、総額13億5,000万円の資金を取得。
Jリーグでは現在、指導者・選手育成、23歳以下世代の強化、スタジアム環境整備、各種規制緩和、クラブ支援など、より魅力あるリーグの実現に向けて議論中。その象徴が「優勝賞金10億円」。現在、金額の支給方法などを検討しており、節税対策として優勝賞金を3年に分けて支給するなど、最後の微調整のみ。かつての世界トッププレーヤーがJ発展に一役買ったが、ACL優勝は'08年のG大阪が最後。頂点回帰のために、まずはトップクラブへの果敢な投資から着手。
配分金は今季、スカパー!の放送権料(年間31億円)等が原資となり、J1クラブへの固定配分金が約2億円。傾斜配分金はなく、優勝1億円に加え、ステージ優勝5,000万円、年間勝ち点1位8,000万円などが支払われるが、来季は、J1クラブに一律支払われる固定配分金が3億5,000万円に増額し、新設の傾斜配分金(総額30億9,000万円)が年間順位や観客増員率などによってJ1全クラブに支払われ、トップは優勝クラブの10億円。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1707608.html
【巨額放映権収入で問われるJリーグのビジョン。2ステージ制猛反発の過ちを繰り返してはならない:フットボールチャンネル】
〔現実路線を辿るも公表しない目標値〕
「ロマンだけではダメで確固とした経営基盤(ソロバン)も必要。(中略)これから目標値をつくっていかないといけない。例えば、平均入場者数や協賛金、放映権料など。今はお金の部分が先行して進んでいますけど、入場者数などの数値設定もやっていかないといけない」(13年12月18日、フットボールチャンネル掲載。「大東チェアマンが語る、Jリーグが2ステージ制にしなければならない理由」)
大東前チェアマンは、大会方式の変更など改革の成否を検証するための目標値について明言していたが、目標の数値は今になっても周知されず。Jリーグは15年シーズンを総括した『J.LEAGUE PUB REPORT 2015』の中で、「大会方式変更とスタジアム改修等により入場者数増加」と結論。年間総入場者数が1,000万人を超えたことを「特筆すべきこと」とあるが、目標との比較がない中でのこの数字に一体どんな意味があるのか甚だ疑問。
極端なことを言えば、クラブを増やして、タダ券をばら撒けば入場者数は増加。到達目標があり、それにかける予算があり、そして出てきた成果を検証するのは事業の基本中の基本のはず。
大東前チェアマンは'13年時点で目標値の1つとして放映権についてコメント。'16年シーズンでスカパー!との契約が切れることを視野に入れての発言の様子。果たしてどのような目標値があったのかは定かでないが、3年の時を経て放映権は実に大きな意味を保有。
〔状況を一変させる巨額マネーの流入〕
「Jリーグ放映権2000億円」という7月20日の日経新聞の見出しに、サッカー界は動揺。その前日の19日にJリーグは記者会見を開き、「放映権に関して今お話できることはない」と村井満チェアマンが明言。日経新聞の完璧な形ですっぱ抜きであり、憶測報道の過熱を防ぐために媒体を選んで情報がリークされたとも推測。
〔DAZNの参入と巨額の放映権料の使い道〕
巨額放映権料の使い道については、Jリーグはまだ未決定。今後の議論で、最も優先すべきことは2ステージ制など大会方式についての議論。なぜ改革はあそこまでの猛反発を招いたのか。Jリーグは本質を理解すべき。
“放送”が持つ力は巨大であり、時代とともにTVの影響力は急速に膨張し、スポーツは金を生むコンテンツに変化。巨額の放映権料は選手たちに還元され、メジャー競技であれば億単位の年俸を手にする選手達も多数。
一方で、放送メディアは金も出すが口も出す。例えば、バレーボールはTV視聴に適したフォーマットになるようにルールが変更され、サッカーではプレミアリーグは年末年始も休みなく試合を強制。それらの変更が良いか悪いかは別にして、放送側の事情が優先されるのは事実。
「2ステージ制の変更やリーグシステムへの提言を行う可能性はあるか?」という質問にDAZN側は「Jリーグが決めること。運営方法には関わらない」と強調していたが、徐々に本音を語るようになったと締めくくっていました。
フットボールチャンネル該当記事:http://www.footballchannel.jp/2016/09/12/post174313/2/
こういう内容でした。2つ目のフットボールチャンネルはちょっと個性的ですね。そうでした、こちらは「フットボール批評」を出しているところ。一度記事にしようかと思いましたが、確か別の出版社と「エアー取材」なる争点で争っていると聞いています。なかなか熱いメディアさんです。「続きは『フットボール批評issue13』でお読みください」と締めくくっていましたが、読みたくなりました。また読んでみるとしよう。
こういう雑誌、以前の2ステージ制騒動の最中に読んだ覚えあるなと思って調べてみると、「サッカー批評(65号)」の方でした。競合相手でしたね。この辺りの記事に出てきます。この頃の記事を読み直してみると、本当に暗~い時代でした。
前回の記事で、まだ「検討」と書かれていましたが、上の記事を読むとすでに既成事実になっている事がよくわかります。Jリーグは検討どころか、来季1ステージ制での大会運営を具体的に思い描いていっています。前回の記事で東スポさんの記事に噛みついたような書き方になっていましたが、もう気にする状況ではなかったようです(笑)。1週間前ですが、もう滑稽な話に思えてきます。
当ブログでは、旧2ステージ制(まだ終わっていないのに、「旧」と付けてしまいました)での問題点を改めて3つ挙げてみます。
①過密日程
皆さん、ご存じのとおり、前後期の間のインターバルは1週間のみ(同じじゃねえか)。プレーオフという余計な試合で試合数が過剰。
②アンフェアな大会構造
H&A34試合が原則でフェアだったのに、半分の17試合で偏ったマッチメイクのまま優勝を決めてしまう、アンフェアな大会方式。
③一番強いチームがわからない大会構造
年間勝ち点最多チームはおろか、前後期完全優勝チームも即優勝決定にならない、いびつな大会構造。
という事で、早く旧2ステージ制を忘れたいところですが、そうそう今年最後のCSが開催されるんだった。この前も浦和サポの篤氏と話しましたが、ぜひ最後のCS優勝は浦和さん(当ブログ的には某黄色いチームがまず先になりますが)に飾ってもらって、村井チェアマンがシャーレを渡し、「2年間、サポーターの皆さんに大不評だった2ステージ制を、私が終わらせました!」と言って、浦和サポに喝采を浴びるというシナリオを思い描いています。去年の前期優勝時にはブーイングを受けましたが、2ステージ制廃止宣言で今度は喝采を受けるというドラマチックな展開を想像します。まあ、これは想像のし過ぎですが。来年はもう、段ボール製に見えるあのステージ優勝トロフィーを見なくていいと思うと、清々します。
Jリーグ組織問題関連(2ステージ制関係):43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
Jリーグ組織問題関連 (その他):37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / 20 / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
リスペクト(事例紹介)コラムです。
違う記事の予定でしたが、ある方から「(ある選手の)連載をぜひ読んでください」とメッセージが届いたのです。ある選手コラムがおススメという事でしたが、そのある選手とは岩政選手でした。確かにその方がおススメするように、確かに内容は良かったです。その「連載」とは、BEST TIMES(KKベストセラーズオフィシャルウェブマガジン)の「現役目線-サッカーの常識への挑戦-」です。
実は、過去に何度か読んでいたのですが、忙しくてまめに読んでいたとは言えなかったです。岩政選手のブログも時々覗いていました。天皇杯の鹿島戦の心境を欠いた記事も、本音が出ていて趣深かったですね。連載コラムは第9回を数えるそうです。岩政先生のためになるコラムをこうして改めて読んだのも何かの縁だし、いい機会なので、5回分ずつまとめて抜粋紹介していこうと思います。まずは第1回から第5回まで。以下、抜粋して紹介。
第1回:「サッカーを知っている選手は何を知っているのか」:http://best-times.jp/articles/-/1758
J1鹿島を出たのは「鹿島にあるもの」を解明するため。鹿島時代の10年の経験の整理、新たな経験のもとのサッカーの捉え直し。サッカーを知っているとは相手を知っていること。サッカーには「相手」が存在し、相手の事を知り、想像する力が必要。状況に相手も含めて判断できる選手であり、想像、与える事ができる選手。
第2回:「ゴールに目を奪われていては、サッカーは見えてこない」:http://best-times.jp/articles/-/1913
ゴールシーンを振り返るだけではその試合を正確に捉える事ができない。いかに心理の部分に大きく左右されるか、90分の戦いがいかにゴールシーンだけでない事を知って欲しい。ゲームプランなど内側の視点まで想像すると違う景色になる。90分の戦いは技術的にも心理的にも駆け引きがあり、ゴールシーンだけでは語れない。
第3回:「岡崎選手と内田選手の共通点『サッカー選手の成長』とは」:http://best-times.jp/articles/-/2036
岡崎選手の最も優れているのはバランス感覚。できるできない、やるべきやらないべきを自分で常に調整。プロ入り後の成長は、今できる事を整理し、増やせる事。選択と整理、自分の判断でプレーしてきた。内田選手のすごさは、できないと判断した事はやらない事。自分にできる事の表現の仕方を知り、できない事の隠し方を知っているかどうか。
第4回:「日本サッカーに抜け落ちた『ゴール前』の視点」:http://best-times.jp/articles/-/2207
勝負を決めるのはゴール前。ゴール前には選手のビジョンやこだわりが存在。現在まで現役を続けてこれたのは「ゴール前」のこだわりが大きい。エースストライカーは、狙いがわかっていても止められない。ゴール前ではシュートを打つだけの時間と空間を作ればいい。ゴール前にこだわる選手が減ってきた。ゴール前にも日本人らしさで勝負できる部分がある。
第5回:「前期制覇・J1鹿島に学ぶ『最後に勝つ』チームだけにある“決定的な力”」:http://best-times.jp/articles/-/2425
鹿島入団の理由は勝負強さ。その自分なりの考え方。勝負強さは、そこに至るまでの日々に答えがある。勝負所は後付けで語られるものなので、勝負強さは、勝負所を見極めることではなく、勝負所を決めない事。いつもより大事な試合がある事は、大事でない試合がある事になる。J1鹿島にはどんな試合でも勝てるプレーできるのが勝負強さがある。
以上、自分なりに抜粋してみました。まとめ方がズレていたらごめんなさい。やはり、面白かったですね。当ブログはなぜ、こういう風にリスペクトと称して抜粋紹介するのか。それは一文一語が自分のものとなっていくからです。手は抜けないし、おかしな表現になったらご本人の迷惑になる。授業の板書をノートに書くのと一緒です。読者の皆さんもぜひ抜粋紹介をおススメします。よくリスペクトできますよ。
さすが岩政先生。わかりやすい表現で、説得力がありました。また第10回が出たら、次の5回分を紹介したいと思います。当ブログの読者はたぶん、プレーヤーよりもファン・サポーターが多いと想像できますが、ぜひプレーヤー、サッカー少年に、岩政選手のコラムを読んでもらいたいです。
岩政選手と言えば、日本代表のタイ戦の時にコラムを日刊ゲンダイに寄稿していますね。タイ代表には岩政選手の教え子的な選手が5、6人もいたそうです。すごいです。サーサナ時代に若手DF陣の指導係を務めたとありますが、岡山の今は指導係なのでしょうか。
あと、NHKの月曜日の夕方に月イチで「おしえて!岩政先生」というコーナーがあります。実は、4回とも観れています。なぜかタイミングが合って、観ていますね。ファン・サポーターの様々な質問に、リラックスした状態で答えています。
そして、岩政選手のブログ。入団時に当ブログでも記事でしっかりとリスペクトしています。このブログで、開設されてからタイに行かれるまでの頃に、読み応えのある記事を書かれています。サッカー少年、こっちも読みなさい! 先日もホーム山口戦がありましたが、岩政選手の故郷です。それが同じ中国地方の同じJ2で戦っています。当然地元も帰ってこいと誘っているでしょう。なので、プロ生活の最後は故郷でと思うのも当然。なので、少しでも長く岡山でプレーしてもらって、岡山の若い選手達を指導していただきたいです。
BEST TIMES:岩政選手コラム「現役目線-サッカーの常識への挑戦-」:アドレス
NHK「もぎたて」「おしえて!岩政先生」ページ:https://www.nhk.or.jp/okayama/program/mogitate/osiete/form.html
岩政選手公式ブログ:http://ameblo.jp/daiki-iwamasa/
岩政選手関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160428
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141221
ボランティアレポです。この日も写真はシマカズ氏とろんぱ氏にお世話になりました。
昨日、Cスタで開催されたファジのホーム山口戦に、ボランティア参加してきました。久しぶりの岡山戦です。ホーム戦のナイトゲームもこの日が最後です。Dゲート付近にやたら子ども達がいましたが、どうやらこの日はスクール生大会の様子。最近多い気がする。こういうのはどんどんやって欲しいですね。グッズショップには長い列があり、どうやらコラボマフラー目当ての様子。控室に篤氏発見。2ステージ制廃止を祝う浦和サポとしてとても喜ばれ、思わず握手。
この日のポジションはバックスタンド。この日は学生さんが少なく、男性ベテランメンバーばかりの布陣。それでもIPUサッカー部員の学生さんと一緒になり、作業の合間にサッカー談義にくれました。神戸出身なのですが、なぜか地元のJ1神戸に熱くなれないとか。ネル監督もレアンドロもいるのに。なぜなのか話を聞くと、何となく同情してしまいました。いくらいいスタジアムで、資金力で外国人を補強して勝っても、それじゃぁないんだよと。この日のボラはよく携わるバックスタンドという事で、いつものように始まり、いつものように終わりました。
イベント関係です。この日は「タウン情報おかやまデー」という事で、いつものMDPに、ファジアーノ岡山応援ページ「ファジ☆カジ」特別編集号が挟まれていました。、「岡山がもっと楽しくなる雑誌セット」を抽選で20名様に当たる当選チラシが入っているという事で、最後の撤収作業で「もし入っていたら」という事で残ったMDPをチェックしました。まあ、11,000分の20ですからまぁ無いわね。
この日のお誘いプロジェクトの記念品は、矢島選手のピンバッチでした。白いのは前にありましたね。PRIDE OF 中四国 イベントという事で、山口県ブースで先着250名で、空くじなしの抽選会があったとか。景品はどれも渋い商品でしたね。
あと、この日は20歳代限定!!ワンコインスタジアムツアー「LOVE FAGIANO NIGHT」が実施されたそうです。20歳代のペアを対象とした企画で、ファジオリジナルプロップスの作成や、ファジフーズの試食、ピッチ内の見学などができる内容だったそうです。ツアー参加者には限定オリジナルTシャツももらえたとか。20歳といえば、個人的にはよそのほとんどのクラブが実施している「Jマジ!20」をやって欲しいと思っています。価値観の違いはしょうがないですが。昨日は余り話題に出てこなかったようなので、参加者が少なかったのかな。
ハーフタイムでは、ファジ丸とレノ丸のマスコットPK対決が行われていました。音声だけ横からよく聞こえていました。徳島さんとの対決がお馴染みですが、レノ丸くん初登場ですね。「中国地方の丸兄弟」としてこれからも仲良くして欲しいです。この日もやはりファジ丸くんが勝ちました。やっぱ足の長さの問題なのかな。他にもいつものようにJRコーナーもありました。浅口の踏切にもくまなく君のイラストをこの前見かけました。フーズバトルは「麺」、まあいいか・・・ そんなところか、今回は選手がサッカー検定会場に登場しなかった様子。TEAM AS ONE募金箱君もいました。札幌さんの試合会場では、この前の台風被害の募金活動も始まったとか。そんなところか。
試合は全く見ていませんが、今回は余り歓声で湧くのは少なく、何度か悲鳴のようなのが聞こえていた気がします。しょうがないので、休憩時間にネットのテキスト速報を見ると、出てくるのは山口さんの名前の方が多い状況。終了後、エコステーションに来た松ちゃん君に聞くと、「良かったですよ」と言うし、他に聞くと、「ボール回しているのは山口ばかりじゃねえか」という辛いお言葉も。今日はひたすら想像するしかありませんが。
途中、フロント社員の繁氏から「観客動員が1万人を越えそうです」と言ってこられました。これで6試合連続、良かったですね。繁氏は前職はIT大手企業という事で、この度リニューアルした公式サイトについて少し話しました。おっと、そういえば読者の方から記事リクエストが来てたっけ。ちょっと面倒ですが、公式サイトを今度分析してみますか。
ネットの戦評です。【スカパー! ハイライト】(来年は「DAZNハイライト」になるのかな)
立ち上がりから流動的にポジションチェンジを繰り返しながらゴールに迫る山口さんに、岡山は手を焼いたものの、次第に相手のパス回しのリズムに慣れ始めたところで前半終了。後半では両者がアグレッシブな姿勢を前面に押し出す展開。攻守が目まぐるしく入れ替わる中で、終了間際に、伊藤選手のシュートが相手に当たってゴールし、これが決勝点に。
山陽新聞朝刊の「ファジ土壇場執念」というタイトルの戦評です。
立ち上がりは勢いに乗る山口さんの細かいパスワークに後手を踏む展開。互いに死力を振り絞った壮絶な打ち合い。流動的にポゼッションを変える相手を必死に捕まえ、ピンチには素早く帰陣し、体を張った守備。後半はスペースが空き始め、山口さんの守備をカウンターで突き、形成は逆転。岡山は終了間際に伊藤選手の左足シュートを相手GKが弾くと、再び左足を振り抜いて執念の決勝点。前半はわずかシュート1本と我慢の展開だったが、相手の動きが鈍くなった後半、矢島選手を起点に何度もゴールに迫る。中林選手ら守備陣も踏ん張り、4戦ぶりの無失点。勝因はチームの強い結束力。山口さんはパスをつないで再三好機を作ったが、決定力不足。
残り11試合で、昨季の勝ち点を上回った。上位6チームの先頭グループが固定されてきましたね。6位の京都さんまででプレーオフになるのか。岡山以外は元J1勢ですね。岡山は次節勝てば最良で3位。負ければ最悪でも5位。ああ、これはスコアレスドローかと思っていた矢先、ダイナさんの「ゴ~ル」というアナウンスを確認。セレッソさん同点だし、これで3位かと思っていましたが、さすがセレッソさん。勝ってこられました。ここからは取りこぼしの差ですね。よく周りで出る話ですが、例年この時期から「謎の失速」が始まると。このまま失速しなければ念願のプレーオフですね。というか、マスコミに「豪華FW陣」と称された今季の選手層だったら、プレーオフには出ないとね。
この日も撤収作業時が面白かったです。作業の合間にいろいろなメンバーさんと雑談しますが、この日も県北在住のダブル松氏。その後のベルの様子について個人的なコメントを聞かせていただきました。湯郷は正念場ですね。一度2部に落ちるのもいいという辛口論もあるようですが、それはちょっとねぇ・・・ あと、隅氏が最近よくブログを読ませてもらっている。今度語る会に参加したいと言われました。久しぶりの新メンバーですね。
ミーティングが終わって、廊下でフロント社員が一列に並んで握手をしながら、お見送りをしてもらうのですが、昨日はハイタッチに替わっていました。いろいろと考えられますね。そういえば、最近ミーティングで挨拶される木村社長の姿が少なくなってきましたね。昨日はKリーグ視察団の相手で忙しかった様子。皆様お疲れ様でした。
【J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)】
1位: 中林選手、 2位: 伊藤選手
雉楽・シンジ氏: 矢島選手。いろんな場面で顔を出して、チャンスを演出していました。
oketsu氏: 伊藤選手。決勝ゴールを決めたから。インタビューのハニカミが良かった。
雉人・F原氏: 中林選手。さすがのセーブ! 反応が早い!
issan: 伊藤選手。よく決めきってくれました。
松ちゃん君: 伊藤選手。決勝ゴール。後半は積極的にゴールを狙い、シュート意識が高かった!
山やん君: 中林選手。何度もシュートを防ぎ、チームの勝利に貢献しました。
シマカズ氏: 中林選手。山口の協力な攻撃陣を無失点に抑えたこと。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
W杯最終予選で、第1戦UAE戦で惨敗した時に、物議を醸した「幻のゴール」ですが、この後にビデオ判定やゴールラインテクノロジー(GLT)の話題がマスコミ報道でたくさん流れました。当ブログでは、元々ラグビーやテニスで普通にやっているビデオ判定を導入すべきという論調です。順番に抜粋して紹介してみましょう。
【サッカーのゴール自動判定システムってどうなってるの?:THE PAGE】
今回の疑惑の判定で、誰もが募らせるのが「なぜサッカーにはビデオ判定制度がないのか」という思い。古くは大相撲で'69年から導入されたビデオ判定は、現在ではテニス、日米のプロ野球、五輪を含めたバレーボールの世界三大大会などで幅広く実施。昨秋のラグビーのW杯でも、テレビマッチオフィシャルと呼ばれるビデオ判定を要求。しかし、サッカー界においては、ビデオ判定の必要性を訴える声が根強くあったが、現時点では導入に至らず。
サッカーのルールはFIFAではなく、国際サッカー評議会(IFAB)によって管理され、審判団の判定を補助する制度としてIFABが承認しているのは、ゴールラインテクノロジー(GLT)と追加副審(AAR)の2つのみ。
GLTはハイスピードカメラか磁気センサーで、ボールがゴールラインを完全に超えていたかどうかを判定。ゴールインの場合は1秒以内に主審の腕時計が振動で震え、同時に「GOAL」の文字が映し出される仕組み。ブラジルW杯で採用されたのを契機に、すでにUEFAチャンピオンズリーグやプレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガ、2016でも導入されているGLTだが、ネックはコストがかかりすぎる点。
スタジアムに機材を設置する場合、初期費用だけで4,000~5,000万円を要し、さらには試合ごとにランニングコストも。スタジアム内の高い位置、基本的には屋根にカメラを設置しなければならないため、すべてのスタジアムで屋根付きの条件が整っていなければ不平等が発生。
こうした事情を踏まえて、JリーグではGLT制度の導入を見送り。GLTが作動していれば今回の幻のゴールも有効だったが、他にも試合があったアジア最終予選のなかで、埼スタだけで採用する例外を設められず。
「なぜ第4審判(AAR)がいないのかが疑問」と本田選手のコメント。通常は4人の審判団に2人を追加。両方のゴールライン付近に配置して、ゴールかどうかの見極めや、ペナルティーエリア内におけるさまざまな事象に対する判定の精度を向上。AARはすでにUEFAチャンピオンズリーグやセリエAで導入されていて、本田にとっても見慣れた光景であるために自然と出たコメント。
日本でも今季の一部公式戦、ルヴァンカップの準決勝以降、(今季限りらしい)CS、天皇杯の準決勝以降で採用することを決定。5月下旬からはJ3で試験的に導入。
日本協会の上川審判委員長によると、本来ならばJ1全試合で導入したいが人員の確保が課題。ヨーロッパではAARに主審を当てているが、今季のJ1担当主審は23人のみ。日本でもAARに主審を当てるとなると、必然的にすべてのスタジアムに6人の審判団を送り込むことが困難。他にも、J1の副審でもAARを務められるのか、J2の主審や副審でも大丈夫なのか、といった点を検証していく事が必要。日本だけでなくAFCにおいても、優秀な審判団を大量に確保するのは至難の業で、UAE戦の審判団がカタール人が務めた理由。
本来ならば東アジアと中東以外の地域で、グループB以外の国の審判団が務めるはずだが、タイを除く東南アジアにはアジア最終予選レベルの試合をジャッジできるレフェリーが少ない状況。そこでグループAの国という理由で、カタールの審判団が担当。こうした事情を鑑みれば、GLTだけでなくAARに関しても、AFCが主催するアジア最終予選で採用することは非現実的。
GLTおよびAARは'12年のIFABB特別会議で承認。他の競技と比べてルール改正へのスピード感が乏しい理由は、IFABが「サッカーの判定は人間が行うもの」「審判団のミスも含めてサッカーという試合が成り立つ」という考え方にこだわってきたから。しかし、現代サッカーにおいては、審判団にかかる負担は増大している中で、IFABの姿勢も軟化の兆し。
今年3月の年次総会で、IFABは'18年3月までの2年間をビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)導入へ向けてのテスト期間とすることを決議。対象となる判定は「オフサイドか否かを含めたゴール」「PK」「レッドカード」「選手誤認」の4項目で、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、オランダ、ポルトガル、アメリカの6ヶ国がテスト国に指名。
9月1日に開催されたフランス対イタリアでも国際試合では初めてビデオ判定が採用。、今年12月に日本で開催されるFCWCでも試験採用される予定。今年就任したFIFA会長も新たなテクノロジーを導入すること積極的。テスト期間を2年と位置づけたのも、ロシアW杯を意識しているため。中継するTV局などと連携すれば、ビデオ判定はGLTのようにコストもかからず、AARのように人員を大量に確保する必要も無し。試合を裁くのはあくまでも審判、というIFABの考えに沿い、VARがスムーズな試合進行の妨げにならないと実証されれば、早くて2年後にサッカーの歴史を変えるルールが導入。
THE PAGE該当ページ:https://thepage.jp/detail/20160903-00000001-wordleafs
【サッカー誤審、どう防ぐ ビデオ副審、テスト導入で成果:朝日新聞デジタル】
世界では正確な判定に向けてどんな対策をしているのか。誤審を防ぐための議論は、'10年南アフリカW杯を契機に加速。'12年にIFABはGLTの導入を認め、ゴール付近に追加副審を置くことも承認。GLTはブラジルW杯で採用されたが、1会場で数千万円の費用を負担。追加副審は日本のJ3も今季から試験導入したが、人材の確保が課題。
そんな中で登場したのが、IFABが今季からテスト導入したビデオ副審。オランダ、米国、ブラジルなどのリーグで導入され、別室に控えたビデオ副審がモニター画面を見て、主審に無線で助言する仕組み。PKやレッドカードの判定等も対象。欧州では、判定をビデオ映像に委ねることに抵抗感も強いが、オランダ協会によると、テストでは平均12秒で主審に助言できたとか。
朝日新聞デジタル該当ページ:http://www.asahi.com/articles/ASJ9254RNJ92UTQP01W.html
【国際親善試合で初のビデオ判定導入 覆る判定にFIFA会長は「歴史を目の当たりにした」と手応え:フットボールゾーンウェブ】
〔フランス対イタリアの親善試合で、早速、判定が覆る場面も〕
1日に開催されたフランス対イタリアの親善試合で、国際試合では初めてビデオ判定を実施。サッカーでのビデオ判定に関しては、アメリカ3部のユナイテッド・サッカーリーグでの試験導入が始まっており、今後はイタリアやドイツなど計6ヶ国でも試験導入。欧州の舞台では国際親善試合で最新のテクノロジーが駆使されていたのに対し、日本ではロシアW杯に向けたアジア最終予選という公式戦の場で、疑惑の判定が見過ごされる事態が発生。
〔日本戦が最新技術導入の呼び水となるか〕
UAE戦の判定について、本田選手は運営の不備に苦言を呈し、ハリルホジッチ監督も「審判の笛の吹き方は受け入れられない」と不満のコメント。カタールの審判団の力量不足や、決定機を決めきれなかった日本に問題があったといえばそれまでだが、それ以前にこうした事態を防ぐ術はあったはず。あくまでフランス対イタリア戦でクローズアップされたビデオ判定は、ゴールがオフサイドであったか、ファウルがペナルティーエリアの中か外か、警告の対象者を変更、審判団の見えない位置での暴力などで効果を発揮するもので、日本が直面したものとは若干、種類が異なるケース。
しかし、ブラジルW杯や英プレミアリーグなどでは、GLTがすでに実用化。今回のケースもGLTがあれば、不可解な判定は起こらなかったはずとの思いを抱いたサッカーファンも多かったはず。アジア最終予選という真剣勝負の場で使用されなかった点にも大きな疑問が残り、今回の判定について、海外メディアが「不可解だった」と大きく取り上げており、最新テクノロジー普及の呼び水となるのだろうかと締めくくっています。
フットボールゾーンウェブ該当記事:http://www.football-zone.net/archives/39750
3つのコラムを読みましたが、一番好ましいのはやはりVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でしょう。根拠は世界中で多くの種類のメジャースポーツで導入されているから。ラグビーW杯を観ましたが、ビデオ判定は全く違和感無し。オリンピックでバレーやテニスでチャレンジ制度がありましたが、これまた違和感無し。サッカーでも判定時間が生じても、アディショナルタイムに組み込むだけでいいのです。ようはIFABの人的プライドの部分だけでしょう。その小さなプライドのために、今まで多くの疑惑の判定で、神聖な試合が台無しになっているのです。試合後にTVのVTR映像が流れ、自主ジャッジが行われて、審判団が後で恥をかくというシーンをいままでいくら観てきたことか。今回のUAE戦のカタール人審判団もそう。特にペナルティが無いまま、次の試合を託されます。
'18年3月以降はぜひ全世界で導入して欲しいし、テスト国で試すならぜひ日本も加えて欲しいです。VARはGLTよりもAARよりも全然コストがかかりません。今年12月の日本でのFCWCで導入されるそうで、今から楽しみです。そしてロシアW杯でも導入されそうですね。思い切って、GLTとAARを廃止してVAR一本で一気に世界中で導入してはいかがでしょうか。
話は変わり今日、ファジのホーム山口戦に行ってきました。その模様は明日。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
広島カープがセリーグ優勝しました。25年ぶりだそうです。カープに関わる方々、ファンの皆様おめでとうございます。今年は歴代大統領で初めてオバマ大統領が広島を訪問したりと、広島の年でした。またJ1広島の結果が残ってはいますが。
今日まで連日ニュース番組などで優勝前のチームの姿が紹介されていました。他のチームと比べて、市民との密着度が全然違う気がしました。広島市民がうらやましいと何度も思いました。J1広島の優勝の時も覚えていますが、やはりカープに比べては見劣りがしていましたね。それくらいカープさんは特別なチームでした。9月8日の山陽新聞朝刊に「ほとばしるカープ愛 広島の小中学校 授業でも応援」というタイトルで、カープの授業の話題が出ていました。以下、抜粋して紹介。
被爆地の球団として'50年にセリーグに参入し、復興の象徴として市民とともに歩んできた。広島市内の小中学校は授業でカープを取り上げ、子ども達は悲願の達成を心待ちにしている。
市は多くの情報を基に考え、表現する力を育もうと、小学5年から中学3年を対象に「言語・数理運用科」を'10年度に導入。中学1年が使う教材では「カープと市民の物語」と題して6ページにわたり、広島の復興と球団誕生について記載。球団が経営危機に陥り、市民が日本酒の樽の中に集めた「樽募金」のエピソード等を紹介。
カープが地元で愛されている理由を考え、広島県を訪れた観光客など多くの人に伝えるのが目標で授業は年4時限。小学6年の教材でも昨年度からセリーグで最も優勝から遠ざかっている事や、'13年にリーグ3位でCSに初進出した際の新聞記事を紹介。「3位なのにどうして広島市民はこんなに喜んだのか」と考えさせる。
授業中に、録画した試合を観戦し、生徒と教師が一緒になってメガホンを手に盛り上がる事も。「子ども達はカープが広島に根差した歴史を持っている事を知り、より強く優勝を祈願」」と原爆ドームに近い小学校の教諭のコメント。
広島県原爆被害者団体協議会理事長は、「広島は原爆の被害を受けたが、市民が何とかしなきゃという思いが、弱小でも頑張るカープの姿と重複」とコメント。
広島カープが優勝した場合の経済効果は県内で331億円と、関西大名誉教授が試算。内容としては、観客数が例年より56万人増加し、331億円の内訳は、増収効果を50億円と推計。優勝セールでの消費増が120億円、もみじ銀行「V預金」こ効果が76億円、選手のTV出演やサイン会が15億円、優勝パレードが2億円、周辺への波及効果が66億円と試算。ちなみに楽天がパリーグ初制覇した際の、宮城県内での経済効果は230億円(推計)より多額。
やはり「社会貢献性」でしょうか。それに加えて、カープさんはかつての被爆地という特徴があります。どこにでもあるものでなく、広島だけのものです。被災というテーマでは、Jリーグでも仙台さん、熊本さんがそれに該当しますね。ただ、被災したというだけでなく、そこからの復興のシンボルというマンパワーがそれに加わり、強力な力に変わっています。見ているだけで、「思い」が伝わり、心で動かされます。人はカネやモノではなく、心で動くもの。よく紹介番組で樽募金が映っていましたが、フロントスタッフでなく、市民が声掛けをするから価値があると思います。
そして、被災地ではないのに、心を動かされるクラブがあります。それは「支援はブームじゃない」と、我が事のように継続事業として、復興支援事業を行うJクラブです。川崎さんしかり、湘南さんしかり、他にもいくつもあります。J2では愛媛さんも最近よく見かけますね。いくら数字が良くても、お客さんが入ってもそれは文化ではなく、単なるブーム。カネやモノだけでは100年続きません。心で動かさないと。
あと、以前のドキュメンタリー番組にも出ていましたが、後援会組織の存在。後援会を作りたがらない、作れていないクラブは申し訳ないですが、100年続かないでしょう。なぜか、地域に張るべき「根」だからです。作りたがらない理由は「モノ」を言われたくないからだと思いますが、それこそ「自分達ファースト」の真骨頂。そういうところは大体情報開示もできていないパターンです。
カープさんを調べてみると、日本全国に応援組織がありました。全国統括組織もありました。この辺りは、私設応援団との線引きがよくわからないところもありますが、名称が違うだけで外部支援組織という事では役割は一緒でしょう。岡山にも「広島東洋カープ岡山県中央後援会」がありました。
とにかく優勝おめでとうございます。優勝というのはいいものですね。当ブログでも全く縁が無い訳でもなく、2011年12月に某黄色いチームのリーグ優勝を目の前で観て体験しております。今夜はおおいに美酒に酔ってください。
広島カープ関連⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160831
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150406
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150212
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140816
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140723
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131014
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091002