得手に帆あげて―本田宗一郎の人生哲学 著:本田 宗一郎
たまには真面目な一等本を読もうと手にしました
前々からうわさ話のようにして、あれやこれやと
逸話を聞いていたものの、実際の話といいますか、
本で読むのは初めてで、なかなかどきどきしながら読んだのですが
非常に面白いというか、刺激を受ける一冊でありました
かつて、これを標榜された下に居た気がする
そんな印象を受けたのであります
私が、すでに40手前というところ、
そういう人物が小学生とか、中学生くらいのときに、
ここに書かれている生き方が激賞されていたような
そんな思いというか、感想を抱いたのであります
古いといいたいのではない、
ただ、ここで強烈にいけないと、これを刊行当時に本田さんがいきまいて、
本当にそうしようとした教育というか、旗振りを
私は受けていたんでなかろうかしら、
そして、それが今、開けてこうなのはどうかしら
なんて、あれこれ、思い至ったのでありましたところ
なんだろう、面白い本だし、これだと思わせるパワーは
間違いなく受け取れるのでありますけども、
私がこれと似たような話を薫陶され、
あれこれとしてきたり、そもそも、その薫陶のなかにあったのは、
なんか、違うような気がすると、
本物とそうでないもの、そして、手本があっても、
その通りにならぬのかしらと、なんか
哲学めいたことまで思い至ったりしたのでありました
ほぼ、思い出話でありますな、しかも、私の
というわけで、内容についてですけども
氏の生き様というか、子供のころ、戦後期、
それぞれの思い、そしてずっと同じように一生懸命というか、
ただただ、そればかりであったという、
この強い想いがあってこその成功だったのだと
感動したのであります、これは本当に、
やっぱり偉大な人なのだと思うのであります
根性論と、切って捨てられるそれのようにも思うんだけども、
それとは何かが違う、やっぱり、根っこの根性が
そもそも違っているんじゃないかしら、
これを今風には天才と呼ぶか、才能と呼ぶかと
そういうことのようにも思いつつ、
誰にでも、よいところがあり、それを伸ばすという教えは
確かに尊いし、この通りなんだけども、
それが今、なぜ自由主義という名前のわがままばかりになったのか
そのあたりに何かがあるんじゃないかしらと
そうも思わされたのであります
これは、この本当を捕まえられない後世のわれわれが
まず、よろしくなかろうね
と、そんな反省をしたりしつつ
それとは別に、純粋に凄いということを楽しめる
歴史的な人物の自伝でありました
たまには真面目な一等本を読もうと手にしました
前々からうわさ話のようにして、あれやこれやと
逸話を聞いていたものの、実際の話といいますか、
本で読むのは初めてで、なかなかどきどきしながら読んだのですが
非常に面白いというか、刺激を受ける一冊でありました
かつて、これを標榜された下に居た気がする
そんな印象を受けたのであります
私が、すでに40手前というところ、
そういう人物が小学生とか、中学生くらいのときに、
ここに書かれている生き方が激賞されていたような
そんな思いというか、感想を抱いたのであります
古いといいたいのではない、
ただ、ここで強烈にいけないと、これを刊行当時に本田さんがいきまいて、
本当にそうしようとした教育というか、旗振りを
私は受けていたんでなかろうかしら、
そして、それが今、開けてこうなのはどうかしら
なんて、あれこれ、思い至ったのでありましたところ
なんだろう、面白い本だし、これだと思わせるパワーは
間違いなく受け取れるのでありますけども、
私がこれと似たような話を薫陶され、
あれこれとしてきたり、そもそも、その薫陶のなかにあったのは、
なんか、違うような気がすると、
本物とそうでないもの、そして、手本があっても、
その通りにならぬのかしらと、なんか
哲学めいたことまで思い至ったりしたのでありました
ほぼ、思い出話でありますな、しかも、私の
というわけで、内容についてですけども
氏の生き様というか、子供のころ、戦後期、
それぞれの思い、そしてずっと同じように一生懸命というか、
ただただ、そればかりであったという、
この強い想いがあってこその成功だったのだと
感動したのであります、これは本当に、
やっぱり偉大な人なのだと思うのであります
根性論と、切って捨てられるそれのようにも思うんだけども、
それとは何かが違う、やっぱり、根っこの根性が
そもそも違っているんじゃないかしら、
これを今風には天才と呼ぶか、才能と呼ぶかと
そういうことのようにも思いつつ、
誰にでも、よいところがあり、それを伸ばすという教えは
確かに尊いし、この通りなんだけども、
それが今、なぜ自由主義という名前のわがままばかりになったのか
そのあたりに何かがあるんじゃないかしらと
そうも思わされたのであります
これは、この本当を捕まえられない後世のわれわれが
まず、よろしくなかろうね
と、そんな反省をしたりしつつ
それとは別に、純粋に凄いということを楽しめる
歴史的な人物の自伝でありました