ほんとうの花を見せにきた 作:桜庭 一樹
赤朽葉家以来の読書であります
名前から勝手に男だと判断していたのですが、
女性だったと知って衝撃でありました
いや、考えてみれば、女性的な内容だったではないかと
思ったりもするんだけども
内容にまったく関係ない話はこれくらいに
というわけで、御伽噺めいたといっていいのか、
アジアンファンタジー小説といった具合でありまして、
竹の妖怪バンブーなる生き物というか、そういうものと、
少年の交流を描いた小説だったわけですが、
冒険小説めいたというでもないけど、
なんだろう、不思議な魅力にあふれたお話でありました
ちょっと、趣向が倒錯すぎやしないかねなんて
読んでいて思わされたのでありますが
時間経過の描写というか、
30年くらいが一瞬という考え方からの、
人間の変節、変化のめまぐるしさが
なんというか、新鮮でありました、面白かった
感動作と大手をふるほど、涙涙ではなかったのでありますが
どうしようもない別れといったらいいか、
惜別のような哀しさもあって、なんともいえず、
しんみりと読んだのでありました
庇護者であったバンブーが、わずかな時間で、
その関係が逆転するかのように、
庇護する対象へとなっていくというか、
少年が大人になると、大人だと思っていたバンブーたちが
そんなに大人ではないということに気づく
このなんというかな、
描かれている、ある種の親子愛みたいなのが
まぁ、なかなか、ステキというか
いい感動を与えてくれまして、
陳腐なエピソードなら、ある日、母の背中が小さく見えた系というか
そういう感動を、よりくっきりと描いていて
なんとも、じんとするのでありました
あんなに強く想いをもって一緒にいたはずなのに、
名前が出てこないなんて、という絶望というか、
このどうしようもない事象が、
絶えられないほどの苦痛ではなく、むしろ受け入れてしまうような
これはなかなか、心に響くなと
もはや、読んでないと何書いてるかわからない私の感想であります
そんなわけで、文章に酔ってきた具合もあるので
このあたりでメモを終わるのであります
赤朽葉家以来の読書であります
名前から勝手に男だと判断していたのですが、
女性だったと知って衝撃でありました
いや、考えてみれば、女性的な内容だったではないかと
思ったりもするんだけども
内容にまったく関係ない話はこれくらいに
というわけで、御伽噺めいたといっていいのか、
アジアンファンタジー小説といった具合でありまして、
竹の妖怪バンブーなる生き物というか、そういうものと、
少年の交流を描いた小説だったわけですが、
冒険小説めいたというでもないけど、
なんだろう、不思議な魅力にあふれたお話でありました
ちょっと、趣向が倒錯すぎやしないかねなんて
読んでいて思わされたのでありますが
時間経過の描写というか、
30年くらいが一瞬という考え方からの、
人間の変節、変化のめまぐるしさが
なんというか、新鮮でありました、面白かった
感動作と大手をふるほど、涙涙ではなかったのでありますが
どうしようもない別れといったらいいか、
惜別のような哀しさもあって、なんともいえず、
しんみりと読んだのでありました
庇護者であったバンブーが、わずかな時間で、
その関係が逆転するかのように、
庇護する対象へとなっていくというか、
少年が大人になると、大人だと思っていたバンブーたちが
そんなに大人ではないということに気づく
このなんというかな、
描かれている、ある種の親子愛みたいなのが
まぁ、なかなか、ステキというか
いい感動を与えてくれまして、
陳腐なエピソードなら、ある日、母の背中が小さく見えた系というか
そういう感動を、よりくっきりと描いていて
なんとも、じんとするのでありました
あんなに強く想いをもって一緒にいたはずなのに、
名前が出てこないなんて、という絶望というか、
このどうしようもない事象が、
絶えられないほどの苦痛ではなく、むしろ受け入れてしまうような
これはなかなか、心に響くなと
もはや、読んでないと何書いてるかわからない私の感想であります
そんなわけで、文章に酔ってきた具合もあるので
このあたりでメモを終わるのであります