森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒14『第12話 陣川という名の犬』

2016-01-22 14:05:58 | ドラマ(相棒)

「相棒14」は、何気にタイトルに拘っているよなって初回から思っていたのですが、今回のタイトルもツリのような感じで、むしろ良かったような気がしました。

「犬」に対して、人は決まったイメージを持つもの。あのコメディ路線のお気楽陣川と犬って釣り合わないでしょ。だからそこに興味が引かれたと思うのです。私的には毎回陣川回かと思うとがっかりするのです。なんていうか恋をして思い込んでバタバタしてフラれると言う定番コメディの部分が好きじゃないんです。

でも予告編も気になりましたが、このタイトルに引っ張られて見たようなものです。

だけどライターさんが真野勝成さん。

うーん、まてよ。この人がレギュラーをいじるとだな・・・・って、なんか嫌な予感がしました。

 

でも私は今回のオハナシ、意外と好きでした。

特にラストシーンの右京と亘がさゆみが持っていた珈琲セレモニーの道具で珈琲を入れて三人で飲むシーン。

アフリカの婚礼を祝う儀式に使うものだとか。

陣川のプロポーズにイエスだったと感じさせるものが十分にありました。

だからこそ悲しい。

泣き虫なんで、ちょっぴりとまぶたが濡れました。

 

だけど、後になってふと、やっぱり「相棒」は真野さんを使って全体の終息を図っているんじゃないかしらって、私、思ってしまったのです。もちろんファイナルだったら最初から大騒ぎしてシリーズを始めると思うので、今回は違うと思いますが、次回シリーズは分からないぞと・・・・。

 

だってこの先

「ああ、次回は『陣川くんか~・・・(/_;)』」なんて、お気楽コメディは作る事が出来ないと思うんです。

今回の殺人は本当に女性ならば想像したくもない恐ろしい事件だったと思います。顔を死ぬほどの衝撃で撲殺し、そしてナイフで切り裂くんですよ。

彼は愛し凄く可愛いと思っていた女性の、その顔を見てしまったのです。

香りは記憶を呼び覚ますもの。

それ、うんうんと頷くところです。私も今でもシチューを作ると、小学校の給食を思い出し、そこで働いていたおばさんたちの笑い声が蘇るのです。そう、給食を思い出しおばさんたちの声が蘇る・・・。

この先、あの時の銘柄と入れ方の珈琲の香りに触れるたびに、可愛かった彼女の姿と・・・・そして・・・・

 

ああ、どうしてそこまでの殺人にしちゃったのでしょう。

この先、よっぽどのよっぽどじゃなければ、陣川シリーズはないだろって思います。

そしてそれが狙いだったんじゃないかって、私は思ってしまったのです。

「あのさゆみさんとの辛い出来事を埋めてくれる人が現れたんですよ~。」って、この先陣川くんがそう言って特命に現れたら、うんざーりしちゃいますよ、私。

 

その他いろいろと羅列・・・。

いつも特命に来た新しい人には先輩風を吹かすのに、今回は「先輩」と呼ぶ。

さゆみが陣川に好意を持った最初のきっかけ。

要するに雨に打たれている子犬のような人って感じたから、放っておけないなと。恋のきっかけなんか何があるか分からないですものね。

タイトルの「犬」ってこの「犬」ですよね。

HPのあらすじには猟犬と化した陣川みたいなことが書いてあったような。なんか陣川くんだと、そこまでの迫力はなかったような気がします。

ずっと趣味でやっていた指名手配犯の暗記。はじめて役に立ち警視総監賞まで貰うことになったのは恋する人の命を奪った犯人だった・・・。ここさあ、上手く使ったな、真野さんって思いました。

そして足が汚くて臭いとクレーム・・・・・。ずっと付き合うわけじゃないんだから、そんなクレーム入れるなよと思っても、それで命を失うなんて、今の世の中は怖いなって、あまりドラマの中の出来事だけには感じる事が出来ない話だと思いました。

 

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