年明け早々から入院してしまった夫。
薬が全く効かずに夜になると熱が上がってきます。
いわゆるそれは「肺炎あるある」なのだそうです。
肺炎と聞いた時には、風邪をこじらせてしまったようなものかと、心のどこかで思っていたかもしれません。
でも調べてみると、著名なあの人もこの人も肺炎で亡くなっているのです。まったく油断のならない病気です。
今日、病院の説明で長期戦だと言われました。
そして治っても、ずっとこの先も付き合っていかなければならない病気だとも言われました。
ふと、
― この人の社会復帰はあるんだろうか?
私はそう思ってしまいました。
もしかしたら終わりかも。
― それならそれでもいいや。先の事なんか考えられないし。
でも・・・・・・・。
私は自分でもかなり弱い人間だと自覚があります。その割には図太くてなんでも乗り越えられるような芝居をすることに関しては、かなりの名優だと思うのです。
だけど本当は4日から下痢が止まらなくて耳鳴りがして坐骨神経痛がぶり返してきました。要するに持っている持病のオンパレード。
体って正直だなあって、本当に思います。
でもほんのちょっとだけ外でしているお仕事の場所では、今の私の現状など全く語らない私です。
きっと何にも心配事なんかないお気楽なおばさんに見えるんだろうな私って思ったりもするのです。
だけど油断していると、頬が下がって来て、すぐに不幸顔になって行ってしまいそうです。
だから私、病院に行く時にはしっかりお化粧をしていきます。明るい色の口紅も塗って。
だって私は、こんなことはなんでもない事よって顔をするのが得意な女優ですから。
でも・・・・・。
会いに行く時間は、いつも熱が下がっています。
短い時間だけれどその語らいにはいつも希望が見えるのです。
だけど夜になるとメールが来ます。
昨日は電車の中でそれを受け取りました。
「また熱が上がってしまいました。」
「パパ、辛いと思うけれど、気持ちで負けないで。」
そう返信しながら、ちょっとだけべそをかきそうになりました。
今朝、ルート君にとんでもない事が起きました。歯の治療の予後が悪くて、いきなりの高熱が出て病院で点滴を受けて帰ってきました。
あっちもこっちも心配しなくてはならなくて、なんだか心が疲れます。
ふと昔女優さんが司会をして言った有名な言葉を思い出してしまいました。
「不幸のズンドコ」
クスッっと笑ったら、やるっきゃないなと言う気分になってきました。
離れて暮らすラッタさんに電話をして、今までの現状報告を長々といたしました。
「うーん、うーん。」返す言葉が見つからなくて、彼は言いよどみながら
「何とかなれ!」と短く言いました。
「うん。なんとかする!」
だから私も短く答えたのでした。
以下はおまけの画像です。
おかゆってあまり好きではないので、薄味の七草雑炊です。すこぶる美味しい♪
10日ほど前には、こんなものなどを飾ってお気楽に喜んでいたと言うのに。
トイレのカレンダーも変えて。
これから
これに。
やっぱり猫。
昨年の猫たちが可愛くて、写真を撮ってからお別れしました。
バイバイ2015年。
だけどね、だれが2016年のスタートがこんな風だって予想が出来た?