肥後ツバキは、熊本藩主細川家を中心に品種改良や保存が行われてきました。
椿以外でサザンカ、菊、花菖蒲なども育種され、肥後六花いわれています。
鉢植えですが、一重大輪で、梅芯咲きという花形に特色があり、美しいです。
白花の「満月」という品種です。
多数の雄しべが、中心から放射状に広がる花型を、梅芯咲きと呼びます。
たくさんの雄しべを包んだ丸い蕾が、開き始め
花弁の中いっぱいに雄しべが広がり、
一重の花弁を、平らに開いていくのですが、白い花弁が傷み易いようです。
白地に紅の覆輪や絞りが入る「王冠」という特に美しい品種があるのですが、
今年は蕾が着かず、花が見れません。
毎年必ず咲いているのが、下の赤花種です。(特に銘はありません)
開花途中でも、梅芯(ばいしん)が目立ちます。
花色と、雄しべの黄色とのコントラストが美しく、
花芯の大きさに圧倒されます。
今年も庭の「シバザクラ 」(芝桜)が、果樹と花木の下を明るく照らしました。
北米原産でハナシノブ科の多年草、芝のように広がる、桜のような花です。
4月から5月初めにかけて撮りました。 果樹の下では、樹の成長で日陰になると、
南の菜園(左側)に向かって匍匐しています。
以下品種別の我が家のシバザクラ(芝桜)です。
青い目の「ブルーアイ」という品種、
赤い「スカーレットフレーム」、
濃いピンクの「ダニエルクッション」、
ピンクに白い縁取りの「多摩の流れ」、
花形がきれいな「オータムローズ」、
HCで買った品種名不明の2種です。
他に白花の「モンブラン」と「コーラルアイ」という品種があるのですが、
撮り忘れたようです。