「ハンゲショウ」(半夏生、半化粧)は、ドクダミ科の多年草で、
日本では本州以南、東アジアの亜熱帯湿地などに分布します。
半夏生とは雑節・72候の1つで、夏至から11日目、
毎年7月2日頃です。
その頃に、葉の一部を白化させる植物がハンゲショウです。
右足の脛骨と足首関節を失って、柴犬とリハビリ散歩をしていた頃、
道路わきの民家の軒下で、1本いただいた苗を鉢植し、
近くの住宅跡地を、果樹と菜園と花壇に作り変える時に、
柿の木の南側に植えたのが始まりでした。
白く長い地下茎で繁茂し、群生しています。
6月中旬、草丈数10cmに伸びて、
茎頂に花穂を着けてきましたが、まだ全草緑色です。
6月下旬、紐状の穂状花序を葉の付け根に垂れ下げ、
花のすぐ下に位置する葉の表面が白く変化し、
虫を呼ぶための、花弁の役割を果たします。
6月末です。
7月中旬、花穂を上に突き伸ばして、開花します。
小さな花をアップで見ます。
花弁は無く、雄しべが6~7本で雌しべが1本です。
受粉が済むと、役割を終えた白化した葉が、緑に変わり始めます。
7月下旬です。
8月上旬、花は結実し、白い葉はありません。
白化した葉は、黄緑色になりましたが、
元の緑色まで戻るのでしょうか?