オトコヨウゾメはガマズミの仲間で日本固有種ですが、
名の由来は?
( ヨウゾメはガマズミ類の食用になる果実のことだそうです。
苦くて食べられない本種がなぜオトコかは?
また、別種のヨウゾメは染料になったが、
本種は染料に使えないのでオトコ?になった。)
4月に白花をたくさん咲かせた「オトコヨウゾメ」ですが、
何故か果実は1個しか稔りません。
8月中旬の緑の果実、
9月下旬にはオレンジ色に変わり、葉も紅葉し始めました。
10月中旬には、果実も葉も赤く染まり、きれいです。
10月下旬、果実は長さ8mm幅6mmの楕円形で、
中に1個の種子が入っています。
11月上旬、紅葉と赤い果実の共演です。
11月中旬には落葉し、1個の赤い果実だけが残りました。
すでに、各枝先には来年の花芽が出来ているようです。
この樹は、半日陰を好み乾燥を嫌う性質だそうで、
玄関前通路脇に置いたので、酷暑と、水切れが原因でしょうか?
又は自家受粉しにくいタイプ?
取敢えず、来年は、花後の鉢置き場を変えてみます。
「オトコヨウゾメ」は、
レンプクソウ科(←スイカズラ科)の落葉低木で、
関東以南の山地の林内・林縁に分布します。
鉢植えで毎年花が咲きましたが、実が殆どなりません。
苗木を小鉢植えにしていたので、6号深鉢に植え替えて、
今年は株立ち状に育って樹高1m程になりました。
春に咲く白花は、お椀状で、先端が5裂し、径7~9mmです。
4月下旬、丸い蕾から、開花してきました。
短い枝先に、一対の葉とともに、散房花序をつけ、
白花をまとめて咲かせます。
4日後、初めに咲いた花は萎んできました。
5月上旬の名残り花です。
実成りは(2)で、