「ムサシアブミ 」(武蔵鐙 )はサトイモ科テンナンショウ属の多年草で、
本州の関東以西~沖縄にかけて分布します。
花の形が鐙(馬具で、乗る人が足をかけるもの)に似る事から名付けられました。
5月上旬、3枚の小葉を持つ大きな葉を2枚出して、その間に花軸を伸ばし、
特異な形の花を咲かせました。
仏炎苞には 黒紫色で、白い縦筋がたくさん入り、先が袋状に巻き込んで、
脇は耳のように張り出しています。
雌雄異株らしく、我が家では結実したことが無いので雄株と思います。
「黄鳳」(キホウ)は「金花茶」(中国の黄花椿の原種)との交配によって
生まれた、黄色花のツバキです。
接ぎ木苗を入手して、自宅北東隅軒下に植えました。
多くがやや下向きに咲き、目立ちませんが、黄色系の花の先駆け品種です。
庭植えなので180cm位に成長し、たくさん花が咲いたのですが、
撮り忘れてしまい、5月上旬の残り花です。
一重咲き・筒咲きの小輪で、淡い黄色花です。
少し波打つ花弁は陽射しに弱くて傷み易く、花が長持ちしません。
「クンシラン」(君子蘭)はランの仲間ではなく、ヒガンバナ科の多年草です。
2種とも数年前に、ホームセンターで、小さなポット苗を購入したものです。
1種は「姫ダルマ系」で、このオレンジ色の花は一般的な君子ランの花色です。
肉厚幅広の短い葉が重なり、成長がゆっくりでした。 4月中旬の花蕾です。
開花したのは5月上旬でした。
無肥料栽培のせいか?花茎1本で花が3個しか付きませんが、初めての開花です。
5月中旬です。花弁が散った後、小さな実が付きましたが、花茎を切除し休ませました。
もう1種は「黄花クンシラン」です。
越冬場所の納屋で、3月上旬すでに花茎を伸ばしていました。
こちらは高生種で、長い葉を立てるように伸ばして、成長が早く、
開花し始めて3年位になります。 4月中旬の花です。
玄関前に出して、直射に当ててしまい、今年も葉焼けさせてしまいました。
花茎は1本ですが、たくさんの黄花が咲きました。 4月下旬です。
現在は2鉢ともに、自宅北側軒下の山草棚に移しました。
ボケは、日本の在来種と古くから渡来したとされる中国原産のボケとの交配
によって、たくさんの園芸品種が生まれました。
その中で、葉や花が小さく、小盆栽に向くという2種です。
「長寿梅」は、日本原産といわれるクサボケ(草木瓜)の園芸品種で、
朱赤色が基本種です。
枝を横に這わせ、大きくならないので鉢植え向きで、我が家では1番の古株です。
白花種もあるのですが、数輪しか付けなかった花を撮り忘れ、この1枚のみで・・。
次の「安田錦」は、白・ピンク・白地に紅絞りなどの花を、咲き分けます。
特に、白地に紅絞り花が美しいので、蕾からの変化を見ます。
「多摩の源平」はイカリソウの園芸種で、4月下旬から5月上旬に咲きました。
上弁(がく)は赤紫で、下弁(花弁)は白色で、紅白のコントラストが見所です。
元の鉢植での開花です。
同じ4月末、自宅北側のアケビとブルーベリーの果樹の下草として開花しました。
1か所ですが、纏まってたくさんの花が咲いています。
鉢植えよりも草丈が高くなって、のびのびとしています。 緑葉も綺麗ですね。