「ヤマボウシ」(山法師)は、ミズキ科の落葉高木で、
本州から九州にかけて分布し、基本種は白花です。
庭植えした紅花2種の内「サトミ」という品種です。
5月中旬の咲き始めです。
花弁に見える総苞片は4枚で、中央部に花蕾が集まっています。
中央の丸い花穂を坊主頭に、4枚の花弁(苞片)を白頭巾に見立て、
比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえたネーミングです。
5月下旬、苗木が年々成長し、樹高は3mを超えてきましたが、
花数は多くなく、今年は特に少ないようです。
花色はピンクで、大きめで丸弁の花です。
6月初め、早くも枝先の葉が紅葉?
庭木の中で一番早く、美しく紅葉します。
すでに中心部の小花は、咲き終えてしまいました。
苞片の色も薄くなって、6月中旬には散りました。
古典園芸植物としてのセッコク(長生蘭)は、
葉や茎を鑑賞する傾向が強いのに対し、
花の色形を楽しむのが「花物セッコク」です。
今年咲いたのは「吉兆」(キッチョウ)だけでした。
多花性の強健種で、小鉢にミズゴケ植えしています。
5月上旬の咲き始め、
開き切ると、白地に紅覆輪が入る花です。
5月中旬、たくさんの花が咲きました。
撮影中にやってきたのは? ミツバチよりもっと小さな蜂?
冬は無加温の納屋で、他のセッコクや風蘭と一緒に、
かつて熱帯魚飼育で使った水槽(水は入れない)で越冬しています。
庭植のツツジ、最後に咲いたのは「ヤマツツジ」のようです。
長岡に住んだ40数年前から庭に在りました。
南側塀際に移植しましたが、大きさは1m程で、変りません。
オレンジ色の花が陽に輝いて、存在感がありました。
5月中旬から咲き出しました。
5月下旬になっても、まだ蕾が多くあります。
5月末、満開の頃、緑の草は実生で殖えたスイセンノウ。
最後の輝きを見せて、6月上旬まで咲いていました。
「セッコク」(石斛)は、岩や大木に着生するランの仲間で、
江戸時代から「長生蘭」の名で栽培されてきた古典園芸植物です。
今年咲いたのは2種だけになりました。
「銀竜」は、葉に白覆輪が入る品種で、白花です。
初めは、小鉢にミズゴケ植えしてましたが、
コルク板に張り着けたところ、快調で、
30年以上毎年開花しています。
5月中~下旬、半日陰になる石灯ろうの上で開花しました。
冬は無加温の納屋で越冬しています。
庭で一番大きなツツジで、樹高は2m超あります。
以前よりあったものを、自宅改築に伴う庭の作り変えで、
南側の塀際に移植したもので、名称は不明です。
躑躅にしては大きな花を、たくさん咲かせるので、
5月上~下旬にかけて、庭で一番目立つ花木となります。
玄関前から見ました。
東側から見て、
北側から見ました。
南側歩道から見ますと、
我が家のツツジは、枯れ枝を切除するだけで、全て自然樹形です。
ただし、花後は花がらを子房ごと摘み取ります。