”ドクダミ”で検索をかけると目に付くのが「駆除の仕方」っていうのが多いようで、
そうなんだ~増えて困っている人が多いのか~とちょっと凹む私。

こんなに趣きがあって可愛らしい花なのに・・・と。
問題は地下茎でいつの間にか勢力を拡大して、手に負えなくなるケースが多い精なんだろうな。。。

匂いが嫌いってのもあったな~。。。
でも、踏みつけたり抜こうとしたり茎を折ったりしなければ、多くの人が臭いと顔をそむけるニオイはしない。
ただ眺めている分には全く匂わないのに、なぜか?嫌われ者なんだよね。

それでも、嫌われてばかりかと言うとそうでもないので、ドクダミの花好きの私としてはホッとする。
何より多くの薬効があることは昔から広く知られていて、様々に利用されてもいるわけで、
身近な所ではドクダミ茶を愛飲する人や化粧水を手作りする人も結構居るようだ。

また、趣きがあるという点では俳句の季語にもなっているし、私の好きなアマチュアカメラマンの方も
先日とても素敵なドクダミの花の写真を撮られていた。(目の付け所が一緒~~!とすごく嬉しかった)
その方の真似をして撮ってみたいと思っても、腕もカメラも違い過ぎて似ても似つかない写真しか撮れやしないのだ。

この方の写真は何を撮られても一流の写真ばかりなんだけど、(長年サイトを見せて頂いているので)
最近撮っておられる写真は1枚の落ち葉だったり小さな野草だったりと、どこにでもあるありふれた被写体を、
見事なまでに主役にしてしまう、その凄さが素晴らしいと密かに憧れている。

さて、白い可愛い花びらと思われる部分、じつは花びらでは無くて葉っぱに近い性質を持った苞(ほう)と呼ばれるもので、
ドクダミには花びらはなくて、真ん中の黄色く見える芯の所に小さな花が集合しているのだそうな。
写真に見える蕾のような部分が開き、白い総苞片がまるで花びらのように見えるというわけだ。

まぁ~まぁ~そんな固いことはこっちに置いて・・・・・雨の鬱陶しいこの時季に、
ドクダミの花がフワァ~~と浮き上がるように咲いている様子はなんとも好いもので、
例え世間から嫌われ者扱いされることが多くても、私が眺めて癒されることに変わりはないのだ。