ある日のこと。お嬢ちゃん達はお水を売る【水カフェ】をすることになったそうな。
お水は山から流れて来る谷水ですから、幾ら汲んでもタダですから、
一杯お金儲けが出来そうです。今日だけの期間限定ですけどね。
バカみたいに写真を撮っちゃって、これでも選んだ結果なのに17枚もありますので、
ザッと流してみてやってください。
商売熱心な2人の売り子さんは、忙しそうに行ったり来たり。
溝に茶色っぽく色が付いているのは、僅かに金気がある水がいつも流れているからで、
流れて来るお水は透明で綺麗なものなのですよ。あぁ~ちょっと大変そうな水汲み姿勢、大丈夫?
お水がバケツに7分目は入ってそうですが・・・1人で大丈夫なんでしょうか?
やっぱり1人で下げていくのはチト無理っぽい量のようで・・・困っていると、
すかさず、パートのおばさんの助っ人が現れお客さんの所まで一緒に運んでくれました。
美味しいお水ですから、飲んでくれるお客さんたちの評判は上々で、すぐに売り切れてしまいます、
だから、又、すぐにお水を汲む作業に取りかからなくてはならないのでした。
「プハァ~~」「プハァ~~」たくさん売れたからちょっと休憩しますか。
休憩はなんと言ってもこれだね! このドリンクに限るよね。
いや~スタミナ補給も済んだし・・・もう一仕事しましょうか~。
次のお客さんが待っているからね~、忙しいぃ~~忙しい!
ちょっと立ち話、
「今日の売り上げはどう?」「いつも以上にたくさん売れちゃってね~」
休む間も無いほど忙しいけど、たくさん売れると疲れも吹っ飛ぶよね~。
・・・とは言うものの、これだけ働いたらドリンクだけじゃ体が持たないもんね~。
糖分も補給しときますかね!?これこれこのお菓子が甘くて元気が出るんですわ~。
ねぇ~お客さんに大好評のお水、私たちも飲んで美味しさを再確認しときましょうよ。
なるほどね~、お客さんが喜んで買って下さるはずよ、このお水メッチャ美味しい。
(実際は口を付けていませんけどね、ワハハ)
ちょっと一度にお持ち帰るお水の量を欲張り過ぎたかしら? 重たいわ~。
後少し、頑張ってたくさん売ってしまわないと~~。夕方になってしまうわ~。
さてさて、【水カフェ】の女社長さんは2人の仕事ぶりを、後ろからじっと監督しつつ見守っておりました~。
・・・と、まぁ~こんな陽気なお水売り子さんがいる【水カフェ】が出現したのは倉敷のとあるお山の上でした。
現代の私たちは蛇口をひねれば使いたいだけのお水が、いつでも蛇口から出てくる暮らしですが、
昔むかしは川や井戸からの水汲みが、女性や子供たちの重要な仕事だった時代もあったんですよね。
(今でもそんな暮らしぶりの国あるよね)
子供の楽しそう遊びを眺めながら、暮らしに欠かせない大切な水のことをちょっと考えました。