お花見が終わると、次は山のツツジが見ごろを迎える。
この辺りの山に咲くのは多分?コバノミツバツツジだと思う。
毎年のことながら、桜にも負けない綺麗なピンク色で辺りが急にパ~~っと明るくなる。
蕾が膨らみかけるまでは、ほぼ枯れ木かと思えるような佇まいなのに、
時期が来ると、まるで花咲か爺さんのように「枯れ木に花を咲かせましょ!」ってなるのが凄い。
桜と一緒で葉っぱが出るその前に、花だけが一気に開く華やかさって本当にお見事。
クリン、クリンの長いしシベも可愛いので注目~!
さて、私はもの心ついた頃から春は桜とツツジに囲まれて育ったくせに、この年になるまで、
ツツジのどれが雄しべでどれが雌しべかも知らないまま・・・特に興味も持たず来たけど、
先日、どれが雄しべで何本あるのか?と気になったので、ちょっと花を分解してみた。
肉眼では見る気で見ても、雄しべ雌しべの区別が付かなかったけど、
写真で見ると明らかに雄しべと雌しべは違っていた~。
花びらを1枚取って見ると、雄しべは花びらの付け根の内側に、花びらと同じ様にグルっ一回り付いていた。
花びらを全部取ってしまうと、雄しべが付いていた部分が良く見えるかな?
雄しべ10本と雌しべ1本に分解。(雄しべは長いのが5本、短いのが5本)
ちなみに、変種、仲間の多いミツバツツジの殆どは雄しべが5本らしい。
ミツバツツジに比べて、花が終わった後に枝先に3枚の葉っぱを出す、
その葉っぱが小さいと言うことで、コバノミツバツツジと言う名前が付いたそうな。
雌しべだけがケモケモの部分から出ていることも分かった~。
こんなことって、はてな??と気にならない限り知る必要もなければ、
知りたいとも思わないことなんだろうけど・・・
私としては、分かってみてこれがおそらくコバノミツバツツジで、
間違いないだろう~と確信が持ててスッキリした~。