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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

田原城

2014-01-08 00:00:00 | 孝霊天皇流族関係記事

(愛知県渥美郡田原町田原字巴江 1990年3月7日再訪)
 文明十二年(1480)戸田宗光(全久)によって築城された。戸田氏は松平氏に属したが、後に今川氏に属した。天文十六年(1547)戸田康光のとき、今川氏の人質として駿河に送られる竹千代(後の徳川家康)を護送する際、寝返って敵方の織田信秀に送ったため、田原城は今川方の攻撃を受けて落城、康光も戦死した。桶狭間の戦い後は、松平氏臣本多広孝が入り、天正十八年(1590)家康が関東へ移封すると、吉田城池田輝政の持城となり、田原城は池田氏臣伊木忠次が城代となった。その後、再び戸田氏が入り、寛文四年(1664)からは挙母藩(七州城)三宅康勝が一万二千石で入封、以後、 康雄、康徳、康高、康之、康武、康邦、康友、康和、康明、康直、康保と続いて廃藩を迎えた。藩士には家老で画家の渡辺崋山がおり、城内には三宅氏の祖である児島高徳を祀る巴江神社がある。

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