flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

モナコ

2015-03-24 00:00:00 | 漂い紀行

(Monaco モナコ公国)
 イタリア国境ヴェンティミリアからフランス国鉄SNCF Intercite・TER(地域圏急行輸送列車)でモナコ入りをする。トンネルの中にあるモンテカルロ駅は、まるでメトロの駅のようであるが、トンネル曲面のライトがモナコのセンスを表しているようであった。駅を出ると斜面に建物が建つモナコは、平らな場所が少なく坂ばかりである。訪れたときは天候が芳しくなく、コート・ダジュールに面する爽快な景色は望めなかったが、特別な街としての景色力は伝わってきた。世界で二番目に小さな国、モナコの面積は2.02km2(TDRとほぼ同じ)に人口3万6千人の国民が暮らす。その小さな国内をイタリア・ジェノヴァからガリア・ナルボネンシス(南仏ラングドック・プロヴァンス)に至るかつてのユリア・アウグスタ街道が通っており、東側のフランス・マントンから西側のフランス・ニース方面に抜ける車で通勤時には渋滞する。モナコの歴史は1228年、ジェノヴァ共和国によって開発されたことに始まる。その後、グリマルディ家(モナコ公室祖)によって統治され、1612年、フランス王ルイ13世臣下になることでスペインからの支配を逃れた。然し、フランス革命によってモナコは軍に占領されフランスに併合された。1813年、モナコ領内であったマントンとロクブリュヌが独立しフランス領となり、モナコは主権を回復したが、95%の領土を失い現在に至っている。
   モナコ・モンテカルロ駅
    
 
 グレース王妃劇場
   
    モナコGPが行われる道路
  
 カジノ
   リトルアフリカ庭園
  ムーラン通り
 
  
 ヴァロン・デ・ガウマテスの壁に建つサント・デボーテ教会
 
 モナコに訪れる半年前、私は東京のパレスホテルで行われたホテルメンバーシップガライベントのディナーで、今回宿泊したモナコのホテルの女性スタッフと知り合い、ヴェネツィアから始まった今回の旅の訪問地を決めた経緯がある。
             アメニティはエルメス
 戸棚の中は冷蔵庫
    

コメント
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