flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

明月院

2017-01-24 00:00:00 | ほとけのいおり

(臨済宗福源山明月院 神奈川県鎌倉市山ノ内 国指定史跡)
 明月川を遡ると明月院に達する。かつての鎌倉らしいとされるこの辺りは、流れる川の水が聞こえる程の静かなところである。康元元年(1256)北条時頼によって創建された最明寺が後に荒廃し、康暦二年(1380)足利氏満の命により関東管領を務めた上杉憲方によって禅興寺(明治初年に廃寺)として中興され、その塔頭(たっちゅう:境内末寺)として明月院は創建したとされる。境内には鎌倉十井の一つである瓶ノ井(つるべのい)や、北条時頼の宝篋印塔、鎌倉最大とされる「やぐら」(鎌倉地方特有の横穴式納骨窟)がある。
    北条時頼廟と伝時頼宝篋印塔
            開山堂とやぐら
 伝上杉憲方宝篋印塔のある羅漢洞やぐら
                 

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