flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

碧海 浅井

2015-08-01 00:00:00 | 城郭・城下町

(愛知県西尾市西浅井町・東浅井町 1990年7月13日)
 西尾市の北東部、浅井の地を訪れた。先ず、土豪黒柳氏の屋敷跡を訪れ、現在もそこには末裔が住み、また市指定史跡となっている土塁が残されていた。その黒柳氏が建立した隣接する八幡社は松平氏城主の浅井(西)城跡であり、黒柳氏の屋敷と浅井城の関係が自ずと推察できた。八幡社から縄文遺跡である五砂山遺跡を踏査し、続いて浅井(東)城を訪れた。現在は独立した丘の上に稲荷社が建っているだけであるが、以前は裏山と繋がっていたようである。浅井(東)城から滅失した西山古墳に向かう。昭和58年に開発で山が崩され、地上10mの空中と化した西山古墳では、土地の人が「以前から盗掘されていたが、出土品は市の方へ渡った。また、発掘に携わった先生が、私(話をしている土地の人)の家の裏が古窯跡ではないかと言っていたが、今はその先生も亡くなってしまったので、そのままになっている」等をお話しいただいた。またそのことを突き止めるために、この地を訪れようと考えている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする