京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 一反木綿が・・・

2010年06月09日 | 日々の暮らしの中で
はがきに「急いで書いています」とある。
文字の乱れ(失礼~)をさして言っているのだろうか。

七日午後、「着きました~。海を見るのは久しぶりです。…」
自分の顔が画面3分の2を占めて、その脇に小さく日本海。喜びの写メールが友人から入った。温泉つきゲゲゲのバス旅行、大阪のおばちゃん4人で賑やかに繰り出して行ったのだ。

投函後、この葉書には郵便局で鬼太郎の記念スタンプが押されて配達されるはずだったらしい。そこで「急いで」??書いてくれたようだ。が…、何を急いだか…。ことさら字の乱れもない。文字はいつもこうだよね~。
だが、せっかく急いで書いてくれたのに、スタンプなしで本日届いた。問い合わせの結果は、郵便局によるミスと判明…。再びのメールがそう伝えてくれた。
「面白いところなのでまた行くわ」と結んである。そんなにオモロイのか!

今日は家にいて、本の整理をしていた。学生時代のものを中心に、捨てきれず残しておいたが、手放してもよいと思えるだけ充分手元に置いた。この際処分しようと仕分け仕事だった。愛着はあるが、しまっておくだけで場所をとる。いとしきものよ、明日はまたどこかの店に並び誰かの手に?なあんて。

午後の一休みの頃、一反木綿が葉書とともにやってきたのだった。

長野の私設文庫の蔵書が東京の古書市場に一括出品された話があった。ダンボール箱で数百個!!新潟の私設文庫でもトラック5台分だったか、価値観の変化による部分が大きいと言っていたと記憶する。デジタル化が進むけれど、放出された本が消滅せずに、新たな人の手に渡っていくといいのに…。

    (鳥取県境港市、水木しげる記念館からのはがき…。鬼太郎の写真は別物で )
コメント (4)
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