京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 暮らしも心もあらためて…

2010年06月30日 | 日々の暮らしの中で
               

平安神宮の薪能を皮切りに始まる水無月は、残る半年の無病息災と五穀豊穣を祈る夏越(なごし)の祓えの月と言われている。
ふと考える、この半年に身にも心にも積もった罪や穢れ…。
祓い清めて、これから先の「反省材料とするのか、はたまた発奮材料とするか」、忘れ去るだけなのか…。

夏への衣替え、御簾を吊るしたり襖の代わりによしずを張った戸に建て替えたりして家のしつらえにも少しだが手を加え、気持ちも新たにする。この時期の蒸し暑さからは逃れようもないのだけれど、気持ち、心意気が支える夏風景といったところだろうか。

昨日は東本願寺に参拝。
静かな時間を過ごせてありがたかったけれど、こんな日もあるのかと思うほどのひと気のなさだった。
合掌。ただお念仏申せばよしと…。写真は、瓦が埋め込んである東本願寺境内の隅。

校舎前に咲いていた花ざくろ。実はつかないとかだが、強い日差しの中、鮮やかな朱色の花が愛らしかった。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする