京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

タヌキダニのお不動さん

2020年10月12日 | こんなところ訪ねて
朝、とてもきれいな青い空が広がったから、今日はどこか外に出かけようと思案した。曼殊院から詩仙堂のほうへ歩こうか…。


白川通から東に入って曼殊院へと進みかけたが、すぐに気が変わり詩仙堂へ向かうことにした。
この道を初めて歩いたのは24歳のときだった。当然住宅も増えているのだろうが、この辺りからの、この眺めは、いつ来ても当時のままのような懐かしさを覚える。


詩仙堂に入ろうかどうしようか迷いながら前の道を少し上っていくと、狸谷山不動尊内陣公開の看板が目に入った。
行こう! 15分とあったが相当な坂道だ、15分では行くまい。足は動くが息が切れる。人とすれ違うことはまれなのでマスクは外しているが、気温が上がって暑いこと。立ち止まって呼吸を整えるなんて、最近にないことだった。




↑この階段を登りきって本堂までの250段分の208段。




懸崖造りの上に本堂で、タヌキダニのお不動さんは岩窟の中の内陣に安置されているのだという。不動尊の前まで近づくと背面は確かに岩肌が見て取れる。


何も考えず、気ままに楽しんできた。気持ちは解放され、ちょっと心には刺激になった気がする。疲れたけれど力もわいたかな。
      
   秋晴れの日記も簡を極めけり  (相生垣瓜人)    ということで今日は写真ばかり…。

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2 コメント

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心晴れる気持ちの良い写真です (Rei)
2020-10-13 11:03:12
本堂までの石段を登られたKeiさんも
大変だったでしょう。
懸崖の本堂を造った時のご苦労も
これまた大変だったと偲ばれます。
狸谷は地名なのですね。
ここまでは観光客も来そうにない
奥まった地ですね。
色とりどりの「幔幕」はチベット族のすむ奥地で見かけた幕の五色と同じ、
今調べましたら
仏教五色幕とは並び順が違うだけだそうです。
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一つ念願もかなえて、Reiさん (kei)
2020-10-13 16:24:53
この階段に至るまで、詩仙堂(ここまででも白川通から入ってかなりの上りですが)から先の道の急勾配だったこと。
途中に大きな自動車のお祓い所があって知られているのですよ。ただ、ここへは初めてです。
私よりはるかに年配と思しき方がお参りに上がってこられました。何人かとは出会います。
案内所の方が電話での「京都駅からだとどう行くのか」といった問い合わせに応えていました。
5番のバスで…、と。
太陽が昇る東から西へ、建物の内から見て左から、青(緑)・黄・赤...と始まるように幕は張るるようですね。

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